年金だけで暮らせるの ? 40代・50代が今すぐやるべき「老後の不足分」を補う3つの視点
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40代・50代になると、親の介護や子どもの独立、そして自身の体力や働き方の変化など、「将来のお金」が急に現実味を帯びてきます。
その中で特に多いのが、「将来、年金だけで暮らせるの?」という悩み。これについて対応策のポイントを整理していきます。
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年金だけで暮らすのは可能?それとも難しい?
将来、年金だけで暮らせるかどうかは、「支出と生活スタイルで大きく変わる」といえるでしょう。
一般的な夫婦2人世帯の場合は?
令和6年度厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和6年度の国民年金から支給される老齢基礎年金は最大で1人1カ月6万8000円、厚生年金からは夫婦2人分で23万483円となっています。
状況により、この受給額では毎月の支出が不足してしまうケースもあります。
例えば
・住居費が家賃か持ち家か
・車を保有しているか
・食費や交際費の使い方
・医療・介護費
・いつまで働くのか含め社会との関わり方
これらによって「足りる・足りない」の差が出ます。
つまり、年金が足りないのではなく「生活設計とのバランスが大切」ということです。
40代・50代こそ知っておきたい「老後の現実」
40代・50代は、「老後の実例が見られる年代」です。
・親の年金は足りているのか
・親の介護費や医療費はどれくらいかかっているのか
・退職後の生活費はどの程度か
・趣味や旅行はどこまで楽しめるか
現実を知りつつ、「希望の持てる計画を立てる」ことが重要でしょう。
年金に頼り切らないために必要な3つの視点
1. 固定費を抑える
住宅費・車・保険・通信費など、毎月出ていく「固定された支出」が老後の支出を圧迫する可能性があります。
特に
・住宅ローン完済の時期
・車を手放す選択
・不要な保険の整理
は、40代・50代から検討する価値があります。
2. 年金+αをつくる
「働き方を変えて収入を作る」という選択肢もあります。
「老後は年金だけで暮らしたい」と思っていても、実際には年金に月数万円プラスできるだけで、生活の安心感は大きく変わります。無理なく続く働き方を意識しましょう。
例えば
・自分で稼げるという将来の自信につながる副業
・時間と収入のバランスが取りやすいパート・アルバイト
・働き続けられる選択肢を増やせる資格取得
・人とのつながりが収入につながる地元でできる仕事
・体力に左右されにくい在宅ワーク
「稼ぐ」より「続く」ことを優先することが、セカンドライフの収入作りで大切な考え方です。
3. 資産形成を始める
40代・50代からの資産形成で大切なことは、「増やす」よりも「不足を補う仕組みをつくる」ことです。
新NISAやiDeCoなど、制度が整備されている時代ですが、20代・30代と同じやり方はお勧めできません。
・一気に増やそうとしない
・高リスク商品に手を出さない
・短期の動きに振り回されない
40代・50代で大切な事は、生活を守りながら淡々と積み上げることです。
老後の暮らしは「どんな生活を送りたいか」が軸
重要なのは、「年金で足りるかどうか」ではなく「どんな生活を送りたいか」です。
例えば
・旅行は年に何回、どこに行きたいか
・車は必要か
・趣味にかけたい費用はどれくらいか
・子どもや孫への支援はどうするか
・外食の頻度
生活スタイルの差は、月5〜10万円の差につながります。
つまり、
「年金だけで暮らせるか」より「希望の暮らしを実現するために年金+不足分をどう補うか」
と考えることが前向きで現実的です。
40代・50代だからこそできる準備がある
老後はある日突然やってくるものではありません。
だからこそ、40代・50代という年代に大きな意味があります。
・現役世代で収入があるからこそ、貯める・増やす・使うのバランスが調整できる
・子どもの独立や働き方の変化などを通じて、生活のサイズを見直す経験ができる
・NISAやiDeCoなどの制度を活用できる時間が残っている
・体力・経験・人脈が揃っているため、働き方の選択肢が残っている
この4つが40代・50代は、揃っています。
今からの行動で、「暮らせるか不安」な老後から「どう暮らすかを選べる未来」へと変えていくことができます。
年金不安は「見える化」すると怖くない
年金だけで暮らすのは難しいケースが多いかもしれません。
しかし、それは「絶望」ではなく
・支出を整える
・働き方で補う
・資産形成で備える
この3つを組み合わせれば、年金不安は現実的に対処できます。
40代・50代は、まだ準備でき、選択肢があり、セカンドライフを描ける年代です。
不安を放置するのではなく、数字で把握し、行動すること。
それが、安心と楽しみのある老後への第一歩です。
「年金だけで暮らせるか?」
その答えは、制度ではなく今のあなたの選択にあります。
今日から小さな一歩を踏み出すことが、未来を変える最大の力になります。
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【執筆者プロフィール】鎌倉 一江
キッズ・マネー・ステーション認定講師、CFP®、FP技能士1級、終活アドバイザー、日本金融教育機構認定講師
長野県松本市出身。音楽大学卒業後、ピアノ調律師、個別指導塾教室長を経て金融業界へ。金融業界転職のきっかけはカンボジア学校支援と相続(争続)。現在は、会社員として乗合保険代理店で社員教育、企画営業。個人で、執筆・金融教育を行っている。
(ハピママ*)
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