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大晦日にふさわしすぎる前向きな曲の応酬!恒例の『ウルフルズ ライブ2025 せやなせやせや大晦日!!』完全レポート到着!

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『ウルフルズ ライブ2025 せやなせやせや大晦日!!』 Photo:渡邉一生

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2025年12月31日。地元・大阪では恒例となっている『ウルフルズ ライブ2025 せやなせやせや大晦日!!』がフェスティバルホールで開催された。年内最後のライブということもあり、すべてを記録に残したく、リハーサル開始前から入り、そこからライブレポートをすることに。14時からのリハーサルが始まるまで、トータス松本・ジョンB・サンコンJr.、そしてサポートメンバーである真心ブラザーズの桜井秀俊(g)・浦 清英(key)・武嶋 聡(sax,flute)は楽屋で穏やかに過ごしている。リハーサルは、気になる曲からランダムに歌と演奏を合わせていき、衣装替えや本編で重要な場面になる謎の試射など順調に進んでいく。ある転換の場面ではトータスから提案が出され、その役割を桜井が急遽担うことが決定されるなど、本番直前まで綿密に練られている事もわかる。派手な演出に備えて楽器へのケアなど細かく丁寧に進められていく。15時30分過ぎにオープニングのトータス登場場面の最終確認が終わり、後は16時開場17時開演を待つのみ。

17時開演直前、舞台へ向かう通路において、まずはメンバー3人の撮影、そしてサポートメンバー3人も加わっての撮影を経て、6人の女性ダンサーも加わって撮影。スタッフとのハイタッチ気合い入れ儀式から舞台袖へと移動して、メンバーとサポートメンバーのみで円陣を組む。そこからトータスは客席入り口後方の扉へと密かに移動して、まずは登場SEのJames Brown「Cross Firing」が会場に響き渡る。トータス以外の演奏メンバー5人が舞台へと登場して、音を鳴らした瞬間、トータスが突然、客席後方扉を開けて現れる。その時の観客の物凄い歓声は、こういうことをサプライズと言うのだなという喜びっぷりであった。

舞台後方には深紅のカーテン、そしてウルフルズとデザインされた電飾美術が色鮮やかに輝いている。1曲目のファンキーでソウルフルなダンスナンバー「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」がピッタリとなるスタートダッシュ! 長髪を編み込み、エメラルドブルーのスーツを着たトータスが兎にも角にも映える映える!! それにしても、2025年リリースの新曲から始まるのは爽快である。〈年末にライブやったっていいじゃないか!〉と歌われて盛り上がったまま「すっとばす」へ。31年前の楽曲なので、現在は大人のムードも加わりつつ、進化更新されたすっとばすぶり。何よりも始まったばかりなのに熱狂興奮度が増しに増している。熱狂興奮の意味合いを持つフィーバーという言葉が2曲連続歌詞で出てきたのも、まさしくフィーバーとしか言えない状況。3曲目でもフィーバーの残り香が「センチメンタルフィーバー~あなたが好きだから~」として炸裂していく。トータス命名“せやなダンサーズ”6人と共にトータスも踊るし、トータスとジョンBの歌声の合わさり具合も相変わらず最高である。

この日初めてのMCでは、大晦日公演が4年連続で開催されている上に、今年もソールドアウトとなったことへの御礼をトータスが観客に伝える。「今年は紅白もすごいよ!」という何気ないひと言では、観客が去年の催し物をつい思い出して笑うも、トータスも「すごいのは本物の紅白よ! やるなんて言ってないよ!」と返しながら笑う。9月に足を骨折して、その状態でツアーに参加していたジョンBも遂に完治して、椅子に座らず立って演奏が出来ていることも報告する。

  GSナンバーを彷彿とさせる「よんでコールミー」が歌われ、2025年リリースの新曲「青春」へ。体を横に揺らしたくなる緩やかなナンバーが続くが、ギターソロでのブルージーな感じも渋いし、トータスが歩く度にギターと観客の手拍子が足音のように鳴らされる一幕も純粋に楽しい。一転して、〈金の切れ目は縁の切れ目!〉という叫びから「借金大王」へ。ここでMCパートの予定では無かったが、少し話してから何事も無かったかの様に「ええねん」でグイッとギアが入ってアクセルがドーンと踏まれる感じは流石であった。何よりも観客との一体感もすごい。これぞ歌の凄み。「サクちゃん!」というトータスの掛け声からの桜井ギターソロも格好良いとしか言い様が無い。曲終わり、トータスからフェスでは「ええねん」をライブ終盤で演奏することが多いので、もう「ええねん」演るんかと思って、先程の予定になかったMCに繋がった説明がされる。でも、それこそがライブの生感でもあるので、こちらは楽しいのみ。トータスも昔と現在のフェスへの心構えの変化を話していたが、昔は怖かったり心配もしたものの、現在は何も思わず厚かましくなって、ただただ楽しいというシンプルな心構えになったとのこと。だから、先程みたいに予定の無かった話を挟んでも、何事も無かったかの様に歌で楽しさを爆発させられるのだろう。

2026年に60歳を迎えるトータスがメンバー紹介をしていく。気が付くと衣装のキラキラから、英語ではトゥインクル・トゥインクルと言い、そこから大場久美子のコメットさんという脱線話があったり、大阪の観客ならではのステージへタメ口での話しかけを大晦日だから無礼講などと和気あいあい。ウルフルズのツアー前半が終わり、真心ブラザーズのツアーが始まり、サンコンJr.(ds)もスライド参加していることから、ウルフルズと真心ブラザーズは兄弟バンドという表現も、90年代に青春時代を過ごした人間としては、まだまだ青春が続いている感覚でうれしかった。トータスは「話すことはない」と言いながら、今年は後ろから出てきてやろうと密やかに隠れていたなどと笑顔で話していく。その時の心境を「あ~良かった! 今年もここに立ってるわとめっちゃ想いました!」と明かす。そんな喜びも表現されている「ヤッサ!コレカラ音頭」へ。武嶋のフルートの音色も彩りとなる。続けて、ちょうど30年前のウルフルズ流ディスコナンバー「ガッツだぜ!!」へ。言わずもがなの大ヒットナンバーだが、何も色褪せていないし、年々色鮮やかにもなっている。桜井のギターソロから、最後は「お正月」→「第九」と荘厳な重厚感あるギターの音色が鳴らされた。年の瀬であり、まもなく年始という神妙な面持ちにもなれる。

そんなところで舞台は暗転となり、ジングルが流れて、『第2回ウルフル紅白歌合戦!』というドナリから、去年同様のメンバーによるモノマネ歌合戦へ! まず、トップバッターは玉置浩二に扮した白髪のトータスが愛のシャウトもぶちかまして「田園」を披露。二番手は薬師丸ひろ子に扮したセーラー服姿のジョンBが「セーラー服と機関銃」へ。歌の終わりにスタッフから機関銃を渡されて連射して、あの名フレーズ「カ・イ・カ・ン」も……。リハで慎重に行なわれた連射は、このためである。吉幾三に扮したサンコンも明るく現れて、「Dream」へ。紫のジャケットを着て、ご陽気にリズムを取るサンコン! オーラスは金八先生に扮したトータスが「贈る言葉」を「ばかちんが!」とつぶやきながら歌う。桜吹雪も降ってきたところで、セーラー服のジョンBと学生服のサンコン、手を繋いだ制服姿のダンサー6人も大集合。全員が舞台から去り、スタッフが大慌てで桜吹雪を掃除し始めると、紅白歌合戦の司会ばりに桜井が登場して感想を話しながら繋ぐ。「みなさん今年一番の苦笑い!」という珍言も出たが、心底笑えるので、メンバーにとって酷なのは承知の上で来年もお願いします!

「大阪の大阪による大阪のための大阪ストラット!」

てなわけで「大阪ストラット」へ! 何度聴いても魂が解放された心地良さがあるトータスの大阪弁語りパートも最高であるし、「続けるズのテーマ feat.おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」というマッシュアップナンバーへの繋ぎも最高である。〈曲が戻ったっていいじゃないか!〉〈今年の推し曲でいいじゃないか!〉と歌われるが、こちらも「いいじゃないか!」という気分であるし、MVを想起させるジョンBのマラカスを持ってのダンスやトータスのダンスなど観ているだけで高揚する! 

「俺たちはウルフルズ! 君たちはお客! ここは大阪! 合言葉はAAP!」

そんな言葉を投げかけられたら、トータスが金八だって・トータスがばかちんだって・大晦日にライブやったって・今年の推し曲がこれだって・曲が戻ったって……、「いいじゃないか!」で永遠と踊り続けられる。

その後は、浦の鍵盤に導かれての「それが答えだ!」、満を持して「ウルフルズA・A・Pのテーマ」とラストスパートの如く歌われる。〈どこまでも壊れよーぜ どこまでもバカ見よーぜ いつまでも夢見よーぜ それだけを守りたいぜ〉という歌詞がウルフルズを体現し過ぎた歌詞過ぎてグッときてしまう……。打って変わって、本編ラストナンバー「笑えれば」の静かなメロディがトータスのギターで爪弾かれる。このままトータスは、ライブが中止になったり、客席が間引かれたりというコロナ禍の大変な出来事を振り返りながら、続けられるものならば、ずっと大晦日のライブをやりたいと訴えかける。想像以上の楽しさだからこそ、ずっとやりたいし、2026年は60歳になっているとも話す。50代最後の年を目一杯楽しみながら、2026年はツアーも再開して、全国色々な場所を回ると宣言する。その上で〈とにかく笑えれば〉と歌い出す。言葉も音も歌も沁みる素晴らしいラストシーン。

「2026年! 近づいてきた!」

そう言って、アンコール1曲目「リズムをとめるな」へ。〈リズムをとめるな 歌をやめるな 飛びっきりのヤバい閃きをほらもう掴むよ〉と60歳目前のトータスがウルフルズで歌う。まさしく一回きりのヤバい人生を生きて生き抜く姿は堪らなさすぎる……。

「大晦日にふさわしすぎる前向きな曲の応酬! 前向きやな~!!」

「前向きです! 自分で歌いながら、前向きのシャワー浴びました! 来年も楽しくしよ!」

そうトータスが言ってからの真のラストナンバーが〈イェーイ 君を好きでよかった〉という歌い出しなのは、どんぴしゃで前向き過ぎる。自然と笑顔になってしまうし、観客全員が手を上げて前にかざしている光景もハッピーすぎた。最後は、メンバー+サポートメンバー+ダンサー全員で手を繋ぎ、その手を高く上げて、大きく礼をする。トータスは両手を振りながら、「また観てね~!」と観客に声を掛けて、「また来年!」と〆た。2026年も全国各地でウルフルズを観れますように!

Text:鈴木淳史 Photo:渡邉一生

【Set list】

01 おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!
02 すっとばす
03 センチメンタルフィーバー
04 よんでコールミー
05 青春
06 借金大王
07 ええねん
08 ヤッサ!コレカラ音頭
09 ガッツだぜ!!

★ウルフル紅白歌合戦
10 田園 / 玉置浩二(トータス松本)
11 セーラー服と機関銃 / 薬師丸ひろ子(ジョンB)
12 Dream / 吉幾三(サンコンJr.)
13 贈る言葉 / 海援隊:武田鉄矢(トータス松本)

14 大阪ストラット
15 続けるズのテーマ~おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!
16 それが答えだ!
17 ウルフルズ A・A・Pのテーマ
18 笑えれば
ENC.01 リズムをとめるな
ENC.02 バンザイ~好きでよかった~

<ツアー情報>
『ウルフルズ ライブツアー2025-2026 ツーツーウラウラツー シーズン2』

2月11日(水・祝) 滋賀・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
2月14日(土) 愛媛・西条市総合文化会館
2月15日(日) 山口・山口市民会館
2月21日(土) 鳥取・米子市公会堂
2月23日(月・祝) 奈良・なら100年会館
2月26日(木) 徳島・あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)
2月28日(土) 熊本・荒尾総合文化センター
3月1日(日) 宮崎・都城市総合文化ホール
3月7日(土) 栃木・かぬまケーブルテレビホール(鹿沼市民文化センター)

◼︎チケットはこちら
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11010241

<公演概要>
『OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る! ヤッサ!2026 おっさんがヤッサやったっていいじゃないか!』

5月30日(土) 大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場  
開場14:30 / 開演16:30
※雨天決行・荒天中止

▼先行抽選:2026年1月24日(土) 10:00~2026年2月2日(月) 23:59 
https://w.pia.jp/t/ulfuls-yassa2026/

ウルフルズ オフィシャルサイト

https://www.ulfuls.com/

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