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『PRETTY WOMAN The Musical』日本キャスト版が東急シアターオーブで上演中!

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 『PRETTY WOMAN The Musical』囲み取材より (前列左から)ジェリー・ミッチェル、星風まどか、田村芽実、城田優、(後列左から)spi、エリアンナ、石田ニコル、福井晶一、寺西拓人

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1990年公開の映画を原作に、2018年にミュージカル化され、ブロードウェイやウエストエンドで上演された『PRETTY WOMAN The Musical』。2024年には来日公演も行われた本作が、待望の日本キャストによって上演。1月22日(木)に東京・東急シアターオーブで初日の幕を開けた。

そこで開幕を前に、2日間にわたって行われた公開ゲネプロの模様を、取材に応じた演出・振付のジェリー・ミッチェルをはじめ、出演するヴィヴィアン・ウォード(Wキャスト):星風まどか/田村芽実(Wキャスト)、城田優、エリアンナ/石田ニコル(Wキャスト)、spi/福井晶一(Wキャスト)、寺西拓人のコメントと合わせてお伝えしたい。

ジュリア・ロバーツが主演を務め、世界中で旋風を巻き起こした映画「プリティ・ウーマン」を、これまでも『キューティー・ブロンド』『ヘアスプレー』『キンキーブーツ』など、数々の映画をミュージカル化してきたジェリー・ミッチェルが演出を手がけた。音楽は、1月末に来日公演を控えるブライアン・アダムスが担当している。

待望の日本キャスト上演では、演出・振付はそのままに、ブロードウェイの超実力派クリエイティブチームが来日。主人公を含む全キャストが、厳しいオーディションによって選出された。

「このカンパニーをご覧ください。皆さん美しく、素晴らしい才能の持ち主ばかりです」と誇らしげにアピールするのは、来日中のジェリー・ミッチェル。「素晴らしい俳優とスタッフと作り上げた、素晴らしい作品を日本の皆様にお届けできることに喜びを感じています」と、誰よりも心躍らせていた。

記念すべき日本オリジナルキャストとして、主人公ヴィヴィアンを演じるのは、星風まどかと田村芽実。元宝塚トップ娘役を経て、主演ミュージカル『マリー・キュリー』での好演も記憶に新しい星風は、「大きな責任と喜びを感じています」と語り、「シンデレラストーリーではありますが、誰かに選ばれるのではなく、自分自身で人生をチョイスしていく強い女性です。ヴィヴィアンが成長していくように、私自身もこの作品を通して成長できました」と役柄への熱い思いを語っていた。

星風は1月20日に行われたゲネプロ1日目に登場。持ち前の歌唱力と華やかな存在感で、主人公としてストーリー全体を牽引するパワーで、来場者を圧倒する。コメントでも語っている通り、負けず嫌いで自分の生き様を自ら切り開こうとする、パワフルなヴィヴィアン像を作り上げていた。周りを明るく照らすエネルギーも、星風版ヴィヴィアンの魅力だ。

そして、もうひとりのヴィヴィアン役を勤めるのは、ミュージカル『SIX』ロンドン公演を成功に収めた田村。昨年春の『キンキー・ブーツ』に続くジェリー・ミッチェルとのタッグとなり「諸先輩方が築き上げてきた素晴らしいステージに立たせていただき、世代交代という大きな節目を経験した」「今回の『PRETTY WOMAN The Musical』では、『キンキー・ブーツ』の先輩方と同じ立ち位置になります」と、初演キャストとしての抱負とプレッシャーを語る。そして「この作品が10年、20年と、さらに先の世代まで受け継がれていくような作品にしたいと思っています」と決意を示した。

1月21日に行われたゲネプロ2日目に登場した田村は、誰もが心を開きたくなる、屈託のない自然体なヴィヴィアンを好演。オリジナル版の映画に通じる“ときめき”を体現してみせた。ステージ上の星風と田村に共通しているのは、何事にも恐れない勇気とチャレンジ精神。これまで、数々の挑戦を経て、現在のキャリアを築き上げたふたりの自信が、ヴィヴィアンをより輝かせていた。

若き実業家エドワードは、2022年の『キンキーブーツ』でブロードウェイの演出チームが惚れ込んだ城田優が演じている。城田自身も「毎日がハッピーで明るい日々でした。20年以上ミュージカルに出演していますが、ジェリーの演出した『キンキー・ブーツ』に出演して、ミュージカルってこんなに楽しいんだと衝撃を受けました」と振り返る。

今回、城田が日本版上演台本・訳詞に初挑戦したのも大きなトピックのひとつ。「訳詞は原曲の語感やライミング(リズムを作って響きの心地良さや美しさを作り出すこと)を損なわないように意識しつつ、それでいて日本語の意味も通じるように、時には意訳しながら、こだわった」と語ると、この発言にジェリー・ミッチェルは「彼は天才です!」と太鼓判を押した。

というわけで、『PRETTY WOMAN The Musical』では、ミュージカル俳優としての城田の魅力はもちろんのこと、ぜひ、訳詞にも注目したい。オリジナル台本にあるアメリカンジョークを、日本の観客向けに変換している箇所も多々あり、創造的なトライの足跡を味わってほしい。2024年の来日公演を観劇しているファンであれば、その変化と進化に驚くはずだ。「出演のみならず、自分の紡いだ言葉たちが、色を添えることができたのがとても嬉しいです」(城田)

ヴィヴィアンの友人、キットを演じるのは、数々のミュージカルに出演し、圧倒的なグルーヴ感のある歌唱がオーディションでも絶賛されたエリアンナと、モデルやタレントとして活躍し、ミュージカル界でも異彩を放つ石田ニコル。2日間のゲネプロを通し、感じたのは、キャストによって、受け取る印象がかなり変わるということ。キットは、一見お気楽な女性に見えるが、実際には、複雑で奥深い内面を持っているため、その両キャストの個性がふり幅となって、キットの魅力も増幅していた。忘れかけた夢を歌い上げる「NEVER GIVE UP ON A DREAM」は感動的だ。

「ミュージカル界の『アベンジャーズ』が勢ぞろいだと思いました。私自身も思いきりギアを入れ、楽しく稽古ができましたし、本番も楽しみです」(エリアンナ)、「全力で楽しみながらお客様に伝えたいですし、お客様には、たくさんのキラキラと夢を浴びていただきたいです」(石田)と、キットと負けないパワフルさで作品をアピールしていた。

また、本編のオープニングを飾り、その後も文字通りの“七変化”で物語をリードする謎の存在“ハッピーマン”役には、卓越した演技力と歌唱力で幅広い役柄を演じ分けるspi、劇団四季退団後も精力的に舞台に立ち続けている福井晶一が起用された。

「僕は今まで苦しんで死ぬ役が多くて(笑)、こんなハッピーなミュージカルに出るのは初めて。たくさんの役を演じていますので、期待してください」(福井)という言葉通り、ハッピーマンはさまざまな姿になって、劇中に登場するので、その確認をするだけでも、何度も楽しめること間違いなし。spiは「幕があがって開始5秒で『観に来て良かった』と思わせます!」と宣言していたが、その言葉に偽りなしのゲネプロだったとお伝えしたい。

そして、昨年からtimeleszのメンバーとして活動している寺西が、エドワードのビジネスパートナーのスタッキー役で出演することも話題だ。「この作品を通して、日本が明るくなったらいいなと思います。作品の重要なピースになれるように頑張ります」と抱負を語った。演じるのは、悪徳弁護士という役どころで「しっかり嫌われるぐらいの気持ちでお芝居できたらと思います」と意欲満々。その“悪徳”ぶりに注目してほしい。

「まさかと思うことが可能になる。不可能なことが可能になる。観ている人に希望を与える作品になっています」

そう語る演出・振付のジェリー・ミッチェルの言葉通り、『PRETTY WOMAN The Musical』は、楽しくハッピーに、そしてメッセージにも溢れた、最高の愛と情熱と夢を日本のミュージカルファンに届ける2026年最初の必見作だ。個性的で華のある実力派キャストの集結は見逃せない。もちろん、あの名曲「Oh, Pretty Woman」も使用されているので、お聞き逃しなく。

【『PRETTY WOMAN The Musical』あらすじ】
物語の舞台はロサンゼルス。仕事で滞在していた実業家のエドワードは、偶然、ハリウッド大通りに立つ自由奔放な女性ヴィヴィアンと出会う。日々の生活に追われながらも、自分の力で道を切り開いてきた彼女と一夜を共に過ごすうち、その無邪気さや時折見せる芯のある姿に心を奪われていくエドワード。翌朝、社交行事や取引先との会食を控えていた彼は、ヴィヴィアンに「期間限定のパートナー」として共に過ごすことを提案するのだが……。

取材・文/内田 涼
撮影/岡 千里 キセキミチコ

<公演情報>
『PRETTY WOMAN The Musical』

〈東京公演〉
2026年1月22日(木)~2月8日(日)
会場:東急シアターオーブ

〈大阪公演〉
2026年3月1日(日)~8日(日)
会場:オリックス劇場

[脚本]ゲイリー・マーシャル & J.F.ロートン
[作詞・作曲]ブライアン・アダムス & ジム・ヴァランス
[演出・振付]ジェリー・ミッチェル
[日本版上演台本・訳詞]城田 優
[出演]
ヴィヴィアン・ウォード(Wキャスト):星風まどか / 田村芽実
エドワード・ルイス:城田 優
キット・デ・ルカ(Wキャスト):エリアンナ / 石田ニコル
ハッピーマン(Wキャスト):spi / 福井晶一
フィリップ・スタッキー:寺西拓人
デイビット・モース:吉田広大
ジュリオ:シュート・チェン
スカーレット:可知寛子
ヴィオレッタ:石井千賀
アルフレード:佐々木淳平

仙名立宗、富田亜希、吉元美里衣、杉山真梨佳、伊藤広祥、井上花菜、安井 聡、青山瑠里、政田洋平、中嶋尚哉
Swing:大山怜依、白倉基陽

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/prettywoman2026/

公演オフィシャルサイト:
https://prettywomanjp.com/

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