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“総力戦”の「黒百合」開幕、演出の杉原邦生「演劇のエネルギーを十二分に体感して」

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ナタリー

「黒百合」より。(撮影:細野晋司)

「黒百合」が、去る2月4日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。

「黒百合」は泉鏡花が明治32年(1899年)に発表した長編小説。富山・神通川流域で繰り返される洪水被害と、立山に伝わる黒百合伝説を背景にした同作が、藤本有紀の脚本、杉原邦生の演出、宮川彬良の音楽で立ち上げられた。このたび、舞台写真と杉原、一部出演者のコメントが公開された。

杉原は「泉鏡花の言葉と出逢い、演出家として新しい感性が目醒めていくような、同時に、ずっと根っこにあったものが掘り起こされていくような、不思議な感覚で稽古をしてきました」と創作を振り返り、「まさにキャスト・スタッフの総力戦。演劇のエネルギーを十二分に体感していただけるはずです。ぜひ劇場にお越しください。ご来場をお待ちしております!」と来場を呼びかける。また、木村達成は「すばらしい物語の中に、自分達の欲望がつまったこの『黒百合』を是非劇場でごらんになってください。自分にとって大切なモノがみつかるかもしれませんよ」とアピールした。

本作には、木村のほか、土居志央梨、岡本夏美、白石隼也、白石加代子、また村岡希美、田中佑弥、新名基浩、猪俣三四郎、内田靖子、鈴木菜々、佐藤俊彦、大西多摩恵、外山誠二らが出演する。公演は2月22日まで。

杉原邦生コメント

泉鏡花の言葉と出逢い、演出家として新しい感性が目醒めていくような、同時に、ずっと根っこにあったものが掘り起こされていくような、不思議な感覚で稽古をしてきました。そして公演初日、その両者が渾然一体となって現れた舞台を観て、興奮しました。まさにキャスト・スタッフの総力戦。演劇のエネルギーを十二分に体感していただけるはずです。ぜひ劇場にお越しください。ご来場をお待ちしております!

木村達成コメント

ようやく初日を迎えることができました。

本当に皆様のお力があって、出来上がった作品のような気がします。

すばらしい物語の中に、自分達の欲望がつまったこの「黒百合」を是非劇場でごらんになってください。

自分にとって大切なモノがみつかるかもしれませんよ。

土居志央梨コメント

この物語は若者たちの青春であり成長物語であり、私たち生きものの命を見つめた作品です。

世田谷パブリックシアターの最高の空間でお客様と繋がって、心と身体を躍動させて、千秋楽まで黒百合の世界を冒険したいと思います!

岡本夏美コメント

私が雪という役に出逢えたのは、雪が黒百合をとりにいく運命のように、導かれたもののような気がします。

雪が1人の女性として成長していく姿を、皆様に観劇していただくことで、やっと完成する雪、そして「黒百合」。

たくさんの方にご観劇頂けることを楽しみにしております!

雪と共に“黒百合”を探しに、人生を冒険しましょう!

白石隼也コメント

今と比べれば、人々に選択の自由を与えられていない少し前のお話。だからこそ、きっと溢れていた彼等の様々な渇欲が、舞台上に大きなエネルギーを持って立ち上がりました。

世田谷パブリックシアターでお待ちしております!

白石加代子コメント

初日の幕が開き、鏡花の物語が舞台の上で静かに息を始めました。一夜を終えて感じるのは、言葉が人の身体をかりて生きる、その不思議な力です。客席から届くまなざしや呼吸に支えられ、物語は思いがけない表情を見せてくれました。ここから日々、舞台は変わっていきます。どうぞ劇場で、「黒百合」の夢が咲き続ける瞬間を、最後までお見届けになってください。

黒百合

開催日程・会場

2026年2月4日(水)〜22日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター

スタッフ

原作:泉鏡花
脚本:藤本有紀
演出:杉原邦生
音楽:宮川彬良

出演

木村達成 / 土居志央梨 / 岡本夏美 / 白石隼也 / 村岡希美 / 田中佑弥 / 新名基浩 / 猪俣三四郎 / 内田靖子 / 鈴木菜々 / 佐藤俊彦 / 大西多摩恵 / 外山誠二 / 白石加代子

スウィング

小林宏樹 / 松本祐華