『クリムト展 ウィーンと日本 1900』いよいよ来週開幕! 6月1日(土)には貸切鑑賞会も開催!!
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グスタフ・クリムト《女の三世代》1905年 油彩、カンヴァス 171×171cm ローマ国立近代美術館 Galleria Nazionale d’Arte Moderna e Contemporanea, Roma
過去最多となる25点以上のクリムトの油彩画が一堂に会する『クリムト展 ウィーンと日本 1900』がいよいよ来週、4月23日(火)より東京都美術館にて開幕する。
『クリムト展』スペシャル鑑賞ナイト presented by ぴあ&uP!!!ライブパス
19世紀末のウィーンで、ウィーンモダニズムの旗手として活躍したグスタフ・クリムト(1862~1918年)。写実的でアカデミックな画風から出発したクリムトは、1897年に保守的な当時のウィーン画壇から離脱し、「ウィーン分離派」を結成。「分離派会館」を中心に多くの展覧会を開催しながら新しい表現を追求していった。金箔を多用する「黄金様式」で描かれた魅惑的な女性像を一度は目にしたことがあるだろう。その華麗できらびやかな絵画は、国内外で圧倒的な人気を誇っている。
同展では、クリムト作品の殿堂ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の全面協力のもと、2018年のクリムト没後100年と2019年の日本・オーストリア友好150周年を記念して行われるもの。東京では実に30年ぶりとなる本格的な「クリムト展」となる。

今回展示されるのは、「黄金様式」の時代の代表作である《ユディトⅠ》(1901年)、クリムトらが掲げた新しい芸術運動の理想を示した《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》(1899年)、ローマ国立近代美術館所蔵で今回が日本初公開となる《女の三世代》(1905)など。現存する作品が少ないクリムトの油彩画が25点以上も展示される極めて稀な機会となる。

さらに見どころとなるのが1902年の第14回ウィーン分離派展のために制作された全長34メートルにおよぶ壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の複製展示だ。ベートーヴェンの交響曲第9番に着想を得たこの作品では、黄金の甲冑で武装した騎士が幸福を求めて敵に向かい、楽園にたどり着くまでの旅路が絵巻物のように展開。会場では、1984年に制作された精巧な原寸大の複製により展示が再現され、その壮麗さと迫力を体感することができる。

ほかにも同時代のウィーンで活動した画家たちの作品や、クリムトが影響を受けた日本の美術品なども併せて展示し、ウィーン世紀末芸術の全容を紹介する『クリムト展 ウィーンと日本 1900』。ぴあとuP!!!ライブパスでは、6月1日(土)の夜間に、同展の貸し切り鑑賞会を開催する。
「『クリムト展』スペシャル鑑賞ナイト」と題した本イベントは、夜間にぴあ&uP!!!ライブパスユーザー限定でゆっくりと展覧会を鑑賞して頂くというもの。さらに同展の公式図録、キュヴェ・クリムト(スパークリングワイン)ミニボトルのお土産をご用意するほか、稲垣吾郎さんがゲストナレーターとして出演する音声ガイドの無料貸し出しも。また、同美術館の講堂では、ぴあ水先案内人で美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏によるトークも開催されるなど、その名の通りスペシャルな内容となっている。
応募はぴあ(アプリ)、uP!!!ライブパスにて4月21日(日)まで受付中。
『クリムト展』スペシャル鑑賞ナイト presented by ぴあ&uP!!!ライブパス
日時:6月1日(土) 18:30~20:30(入室は20:00まで)
会場:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)
ご招待人数:400名様(ぴあ「よくばりぴあニスト」200名、uP!!!ライブパス「Plusプラン」にご加入の方200名)
内容:展覧会鑑賞、図録プレゼント、キュヴェ・クリムト(スパークリングワイン)ミニボトルプレゼント、音声ガイド無料貸し出し、《ベートーヴェン・フリーズ》の写真撮影可能、鈴木芳雄氏(美術ジャーナリスト・編集者/ぴあ水先案内人)によるトークあり
【応募資格】
ぴあ(アプリ)で「よくばりぴあニスト」登録されている方(月額500円税込※初回1ヵ月無料)
または、
uP!!!ライブパスで「Plusプラン」にご加入されている方(月額450円税抜※初回30日間無料)
【応募期間】
ぴあ(アプリ):4月21日(日)12:00まで
uP!!!ライブパス:4月21日(日)12:00まで
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【uP!!!ライブパスから申し込む】
【本イベントに関するお問い合わせ】
「ぴあ」(アプリ)サポート窓口:p.pia_support@pia.co.jp
『クリムト展 ウィーンと日本 1900』
4月23日(火)~7月10日(水)、東京都美術館にて開催
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