第70回岸田國士戯曲賞決定、受賞作は大石恵美「よだれ観覧車」と蓮見翔「ロマンス」
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第70回岸田國士戯曲賞の選考会が本日2月16日に東京・日本出版クラブで行われ、大石恵美「よだれ観覧車」と蓮見翔「ロマンス」が受賞作に選ばれた。
岸田國士戯曲賞は白水社が主催し、一ツ橋綜合財団が後援する戯曲賞。最終候補作品には、「よだれ観覧車」「ロマンス」のほか、石黒麻衣「季節」、川村智基「DOGHOUSE」、島川柊「ウテルス」、筒井潤「唯一者とその喪失」、額田大志「彼方の島たちの話」、メグ忍者「Eternal Labor」の計8作品が選出されていた。選考委員を務めたのは、市原佐都子、上田誠、岡田利規、タニノクロウ、野田秀樹、本谷有希子、矢内原美邦。
「よだれ観覧車」について、本谷は「大石さんの戯曲は痛覚の記録だ。『どこが、どれだけ、どう痛いか』が圧倒的な生としてぶちまけられ、ひとりの人間の内面の奥行きがそのまま差し出される。大石さんの唾。呼吸。なんかありとあらゆるきったないもの。そういう生きてしまっている身体の存在を、強烈に感じた」とコメント。また「ロマンス」について、タニノは「私たちは無数のロマンスに満ちた世界を歩いている。笑い笑われ、遊び遊ばれ、許し許される。その往復の中にロマンスは潜んでいる。本作は、それを見つけるための優しさを思い出させ、人生の中のロマンスから目を逸らせなくさせる。こんな魔法を待っていた」と語った。
授賞式は5月11日に日本出版クラブで行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として各30万円が贈られる。
第70回岸田國士戯曲賞最終候補作品
- 石黒麻衣「季節」
- 大石恵美「よだれ観覧車」
- 川村智基「DOGHOUSE」
- 島川柊「ウテルス」
- 筒井潤「唯一者とその喪失」
- 額田大志「彼方の島たちの話」
- 蓮見翔「ロマンス」
- メグ忍者「Eternal Labor」

