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李相日、小島秀夫が「ナースコール」を絶賛「心が震えた」「崇高な映画」

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「ナースコール」場面写真

スイス・ドイツ映画「ナースコール」を鑑賞した、「国宝」の監督・李相日、小説家・医師の南杏子、ゲームクリエイター・小島秀夫のコメントが到着した。

本作は、人手不足の満床病棟を舞台に、絶え間なく看護師に降りかかる激務と不測のトラブルを描き出す社会派ドラマ。州立病院で働く看護師フロリアは、献身的でプロ意識が高い。この日は同僚の病欠で普段以上に忙しい遅番シフト。満床病棟では看護学生の教育もある。それでもフロリアは患者たちに誠実に接するが、やがて重大な試練に直面することになる。

「ナースコール」は、看護師の仕事の動きを繊細で緻密なリアリティで描き、それを観客がまるで体感できるような映画。主演のレオニー・ベネシュは実際に州立病院でのインターンシップを修了し、医療機器の操作や薬品の扱い方を完璧に習得したうえで役に臨んだ。

李は「国宝」と「ナースコール」が第98回アカデミー賞国際長編映画賞部門のショートリストに選出されたことをきっかけに鑑賞。「俳優が全うするリアリズム。幾度も手を消毒する描写が鼓動のようにリズムを刻む。いつしか主人公の精神に没入しながら、張り詰めた糸はどこまで持続するかと固唾を飲む。ラストに彼女がたどり着く場所に心が震えた」と、本作を絶賛する。

スイスの医療福祉互助会で勤務した経験を持つ南は「医療を支える人たちが、すり減りながら耐えるのではなく、誇りをもって働き続けられる社会へ──その問いを、この映画はまっすぐに突きつけてくる」とコメント。小島は「本作は、看護師の人員不足を訴える“ありふれた労働”映画ではない。医療従事者たる“ありうる聖職”を擬似体験させる崇高な映画なのだ。あの奇跡のラスト、映画の”劇的寛解(げきてきかんかい)“を体感して欲しい」と太鼓判を押した。

ペトラ・フォルペ監督作「ナースコール」は、3月6日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。「ありふれた教室」「セプテンバー5」のベネシュがフロリアを演じたほか、ソニア・リーゼン、アリレザ・バイラム、セルマ・ジャマールアルディーンらが出演した。YouTubeではショート予告が公開中。

李相日 コメント

俳優が全うするリアリズム。幾度も手を消毒する描写が鼓動のようにリズムを刻む。いつしか主人公の精神に没入しながら、張り詰めた糸はどこまで持続するかと固唾を飲む。ラストに彼女がたどり着く場所に心が震えた。

南杏子 コメント

スクリーンに映った過酷な一日は、遠い国の話ではない。日本のどんな病院にも確かに存在する現実だ。医療を支える人たちが、すり減りながら耐えるのではなく、誇りをもって働き続けられる社会へ──その問いを、この映画はまっすぐに突きつけてくる。

小島秀夫 コメント

大好きなドイツの女優レオーニ・ベネッシュ。「ありふれた教室」では“学校”、そして今度は“病院”で、またしても大変なことに! 休む暇も、気を抜く暇もない看護師(ナース)の日常を、リアルな医療手順とノンストップの臨場感で観る者を呼吸困難に陥らせる。健常者でも、胃に穴が空きそうになるストレスフルな90分。この僅かな間に、彼女が何回、手を消毒することか! 本作は、看護師の人員不足を訴える“ありふれた労働”映画ではない。医療従事者たる”ありうる聖職”を擬似体験させる崇高な映画なのだ。
あの奇跡のラスト、映画の”劇的寛解(げきてきかんかい)“を体感して欲しい。

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