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スパークルホースの実存と音楽に迫るドキュメンタリー公開、デヴィッド・リンチらも証言

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「悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE」メインビジュアル

ロックバンド・スパークルホースのドキュメンタリー映画「悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE」が、ブライトホース・フィルム配給のもと4月24日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、K's cinema、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開されるとわかった。

1995年にファーストアルバム「Vivadixiesubmarinetransmissionplot」をリリースし、その独創的なサウンドが欧米を中心に高く評価されたスパークルホース。レディオヘッドやR.E.M.の公演のオープニング・アクトにも抜擢されるが、中心人物であるマーク・リンカスは欧州ツアーの最中にアルコールと薬物の過剰摂取により倒れる。そしてなんとか一命をとりとめたものの、後遺症はその後の人生に大きく禍根を残すものに。6枚目のアルバムの制作中である2010年、リンカスは自ら命を絶った。

このたびの映画には、死の直前に録られたリンカス本人のインタビューに加え、親交のあるミュージシャンらの証言を収録。映画監督のデヴィッド・リンチ、マーキュリー・レヴのジョナサン・ドナヒューとグラスホッパー、デヴィッド・ロウリー(クラッカー)、ジェイソン・ライトル(グランダディ)、ジェマ・ヘイズ、アダム・ブライアンバウム・ウィルツィー(スターズ・オブ・ザ・リッド)、エド・ハーコート、マシュー・ライト、ジョン・パリッシュ、エイドリアン・アトリー(ポーティスヘッド)、エミリー・ヘインズ(メトリック)も参加した。監督は「The Sad & Beautiful World of Sparklehorse(原題)」のアレックス・クロートン、ボビー・ダスが務めている。

リンチは「話をする必要がないほど、私たちは分かりあっていた」とコメント。さらに「コールドマウンテン」で知られる小説家チャールズ・フレイジャー、ミュージシャン・詩人のパティ・スミス、音楽評論家・岡村詩野のメッセージを後掲している。

デヴィッド・リンチ(映画監督)コメント

話をする必要がないほど、私たちは分かりあっていた

チャールズ・フレイジャー(小説家)コメント

マーク・リンカスの音楽 ─長いコード、歪み、そして訥々としたリズム─は、
私が再生ボタンを押した瞬間に、誰かが考え、感じ、創造している音のようだ。
この映画で称賛に値する多くの要素の中でも、その抑制された表現に注目したい。
悲劇的な、断ち切られた人生を描きながらも、
真の物語は達成の美しさにあることを、一瞬たりとも忘れていない。

パティ・スミス(ミュージシャン / 詩人)コメント

それはまるで、圧縮されてダイヤモンドになる石炭のように暗く、
深い夜に散りばめられた明けの明星のようにきらめいていました。
この才能豊かな人物がどれほどの苦悩を味わったかは、誰にも計り知れません。
彼が自ら命を絶つに至った経緯も、私たちには知る由もありません。
※マーク・リンカスの死に際しての追悼の言葉

岡村詩野(音楽評論家)コメント

いつまでもその作品を、その功績を語り継いでいくべき、そんなアーティストがいることを忘れてはいけない。スパークルホース=マーク・リンカスはまさにそうした“寡黙なる饒舌な”ミュージシャンである。その歌声とメロディ、歌詞は、あまりにも寂しく、やるせない。こういう表現者に自ら命を絶たせてしまった現代社会を思うに、やはり私たちは語り継いでいかねばならないと思うのだ。