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堺雅人、17年ぶりの舞台出演も気負いなし PARCO PRODUCE 2026『スリーゴースト』製作発表会見

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PARCO PRODUCE 2026『スリーゴースト』で17年ぶりに舞台出演を果たす堺雅人

イギリス気鋭の劇作家サイモン・スティーヴンスがPARCO劇場に書き下ろす新作戯曲『スリーゴースト』を、盟友ショーン・ホームズの演出でワールドプレミアすることが決定。俳優の堺雅人が主演を務め、2009年の舞台『蛮幽鬼』以来、17年ぶりとなる舞台出演を果たすことが明らかになった。堺をはじめ、来日中のスティーヴンスとホームズが2月27日、都内で行われた製作発表会見に出席した。

会見の席で、堺は17年ぶりの舞台出演について「メディアによって、演技を使い分けできる俳優じゃないので、この17年間で何かが変わったとは言えない。出なかった理由ですか? たまたまで理由はないんですよ」と回答。「まったく意気込みがない自分に驚いているんですが、17年ぶりだと言われて、だんだん緊張してきました」と笑顔を見せた。

舞台出演に対する期待感、映像との違いを問われると「みんな一緒に準備できることですね。何物にも代えがたい豊かな時間」「映像は一人で準備して、その答え合わせを現場でする感覚で、それはそれでスリリングな楽しさがある」と説明していた。

あらすじや役柄については、現在もシナリオが推敲段階だといい「幽霊の話なのかなとか、クエスチョンマークがたくさん浮かんでいる状態。サイモンさんは、僕が演じる役柄の職業を変えようとしていて(笑)、そこも変えるんだって。一緒に変化を生み出す過程が面白そう。油断はしておりません!」と声を弾ませる。

稽古に先行して行われたワークショップにも参加し、「演劇研究会の仲間たちと試行錯誤していた学生時代を思い出した。壮大な実験と言いますか、サイモンさんやショーンさんの新しい楽しい遊びにまぜてもらえるので、子どものようにワクワクしています。今は稽古がとっても楽しみ」と期待を寄せていた。

サイモン・スティーヴンス

スティーヴンスは「どんな人間にも、3人のゴーストがそばにいるんです。1人目は、その人物に警告を与え、2人目は慰める。そして、3番目は『そろそろ、あなたの番です』と伝える役割なのです」とタイトルに込めた意味合いを説明。「日本のことを(直接的に)描いたわけではありませんが、どこか不思議で、美しい亡霊が漂っているような、愛する日本に呼応している」と話していた。

また、演出のホームズは「さまざまな経験を積んだ自分でも、経験したことがないユニークなプロジェクト」だと語り、「先ほど、雅人さんが学生時代を思い出したと言っていたが、まさにその通りで、アーティストとして探求することが大切だと思っている」と信条を明かした。

ショーン・ホームズ

俳優・堺雅人の魅力については「優れた俳優というのは、誰よりも早く稽古場にやって来て、最後まで居残るような、強靭な思いで全身全霊を捧げてくれるもの。堺さんにもそんな優れた俳優の特徴を感じる。戯曲に対しても、想像力と遊び心で向き合ってくれている」(スティーヴンス)、「雅人さんの動きは精密かつエキサイティング。素晴らしい俳優脳と身体性、スキルをもって臨んでくだり、楽しさを共有してくれる」(ホームズ)と、両者とも絶賛の声を寄せた。これに対し、堺は「(稽古に)絶対遅刻できない!」と決意を固めていた。

取材・文・撮影:内田涼


<公演情報>
PARCO PRODUCE 2026『スリーゴースト』

作:サイモン・スティーヴンス
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
美術・衣装:ジョン・ボウサー
演出補:桐山知也
出演:堺雅人 倉科カナ 伊勢佳世 迫田孝也 sara 小日向星一/高畑淳子 段田安則

<登場人物/CHARACTER>
◎ジョウ Joe/主人公・・・堺雅人
◎ハンナ Hannah/ジョウの現・パートナー、ミカの妹・・・倉科カナ
◎ミカ Mika/ジョウの元恋人、ハンナの姉・・・伊勢佳世
◎ユウゴ Hugo/ジョウの友達・・・迫田孝也
◎サラ Sara/ダンの元クラスメート・・・sara
◎ダン Dan/ミカの元教え子・・・小日向星一
◎マリ Marie/ジョウの母・・・ 高畑淳子
◎ケン Ken/ミカとハナの父・・・段田安則

【東京公演】2026年10月 PARCO劇場
【全国ツアー】2026年11月~12月(大阪、福岡、愛知、岡山、宮崎)

<『スリーゴースト』のこれまで>
2020年:サイモン・スティーヴンス脚本の舞台『FORTUNE』が、日本でワールドプレミア。初日にサイモンに新作の執筆を依頼。
2022年:サイモンが来日。1週間かけて創作のためのリサーチを行う。
2023年春:台本第一稿が上がる
2023年:オンラインミーティングを重ね、台本の検討を継続。キャスティング開始。
2024年:ロンドンで、ショーン、サイモンとプロデューサー(パルコ)が参加して、イギリス人俳優と共に英語台本でのワークショップを行い、更に改訂・バージョンアップ。
2025年2月:ショーン・ホームズが来日。翻訳の広田敦郎と共に、日本人俳優と翻訳台本でワークショップを行う。堺雅人も参加。
2026年2月:ショーン・ホームズ、サイモン・スティーヴンス、美術・衣裳デザイナーのジョン・ボウサーが来日。日本の若手俳優、日本側のクリエイターと共に作品演出のためのワークショップを行う。堺雅人も参加。

制作協力:ゴーチ・ブラザーズ
企画・製作:株式会社パルコ

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/threeghosts

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