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実写版チョッパーのリアルな表情はどのように作られた?「ONE PIECE」舞台裏に迫る

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Netflixシリーズ「ONE PIECE」より。シーズン2で新たに登場する実写版のトニートニー・チョッパー

Netflixシリーズ「ONE PIECE」のシーズン2で新たに登場する実写版のトニートニー・チョッパー。制作陣はフルCGを使ってチョッパーを表現し、俳優のフェイシャルキャプチャーも取り入れて繊細な表情を作り上げた。また、戦闘形態である“ヘビーポイント”では、俳優がマッスルスーツを着用して演技をしている。このたび、チョッパーの舞台裏に迫るメイキング映像がYouTubeで解禁された。

尾田栄一郎の同名マンガを実写化した本作は、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”をめぐって、海賊・麦わらの一味が大海原へ繰り出す海洋冒険ロマン。チョッパーはヒトヒトの実を食べたことで人間の姿と知恵を獲得した“トナカイ人間”であり、帽子と青っ鼻がトレードマークのキャラクターだ。麦わらの一味の新たな仲間となる医者で、人間のように動いて話し、雪男のような体躯に変型して戦うこともある。

チョッパーの臆病な性格や照れ屋な一面など、感情表現が豊かな部分はキャラクターの魅力の1つ。声優を担ったミカエラ・フーヴァーはオーディションのときもチョッパーのことをよく知らず、“森の生き物”と聞いていたそう。その後、収録の際に監督やプロデューサーと話し合いを重ね、チョッパーの声を見つけていった。フーヴァーは「『ありのままを受け入れてほしい』という多くの人が持つ気持ちを象徴するキャラクター」とその魅力を語る。

繊細な表情をフルCGで表現するにあたっては、フーヴァーの収録のフェイシャルキャプチャーを使用。VFXスーパーバイザーの担当者は「彼女の感情と顔の動きを3Dモデルに反映させる」と説明する。共同ショーランナーを務めるジョー・トレイスは「彼女はチョッパーのもろさを見事に表現してる」と太鼓判を押した。

人獣型のチョッパーが登場するときの撮影現場では、キャストたちが演技をしやすいよう、俳優のンコネ・マメチャがチョッパーの動きを実演。マメチャが被る骨組みには小型カメラが装着され、そこに映る映像が劇中でチョッパーの目に反射する映像として使われた。ウソップ役のジェイコブ・ロメロは「実際にそこに『人』がいてくれることで、シーンの感情や空気感を捉えることができました」と振り返る。まるで原作から飛び出してきたかのようなチョッパーの姿には、ゾロ役の新田真剣佑も「動いてしゃべるチョッパーを画面で見たときは感動しました」と語った。

作中にはチョッパーの戦闘形態である“ヘビーポイント”に変身した姿もあるが、彼の動きはCGではなく、俳優のギャヴィン・ゴメスによって実際に現場で演じられている。ギャヴィンは「ボディスーツは指先以外覆われていて、いろんな意味で大変でした。コンタクトや入れ歯を入れて特殊メイクまでしています」と回想。特殊メイクデザイナーのジャコ・スナイマンは「チョッパーのマッスルスーツは、ギャヴィンのスキャンから始めて3Dプリントで筋肉ごと型を作りました。それをマネキンに装着して最後に毛を被せています」と制作過程を明かしている。

©尾田栄一郎/集英社