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年間テーマはブラームス、そして現在も生まれ続ける音楽。日本センチュリー交響楽団の2026-2027シーズンラインナップ

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文:逢坂聖也(音楽ライター)

久石譲音楽監督との2年目となる日本センチュリー交響楽団の2026-2027シーズン。年間テーマは2027年に没後130年を迎えるブラームスを取り上げる。全8回の定期を通して4つの交響曲、2つのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、そして大規模な合唱を伴った『ドイツ・レクイエム』といった、ブラームスの代表的なオーケストラ作品のほぼすべてが楽しめるというラインナップだ。まず注目したいのが第298回、指揮に音楽監督・久石譲、ソリストに郷古廉を迎えるヴァイオリン協奏曲。第1楽章のカデンツァを今回は久石譲が作曲する。「クラシックは現在も生まれ続けている音楽である」という久石監督のメッセージのもと、ブラームス、久石譲、郷古廉という3人の音楽家が時空を超えて対話する、そんな瞬間に立ち会える貴重な機会となることだろう。

こうした久石監督のメッセージは、ラインナップ全体に活かされた。ブラームスと組み合わされたのは、1950年以降に作曲された新しい作品の数々。現代の最先端を行くニコ・ミューリーのピアノ協奏曲や、20世紀後半の異色のオペラというべきジョン・アダムズの『中国のニクソン』から『議長は踊る』など多彩な作品が並んだ。こうした中、話題を呼びそうなのが2027年には90歳となるミニマル・ミュージックの巨匠、フィリップ・グラスの2曲の交響曲だ。第298回では久石が、ロック・シーンのデヴィッド・ボウイとブライアン・イーノの作品からインスパイアされた交響曲第1番『ロウ・シンフォニー』を、さらに第304回ではグラスの盟友でもあり、多くの初演を手掛けたデニス・ラッセル・デイヴィスが第8番を演奏する。ミニマル・ミュージックの歴史と広がりを再認識させるような、久石=センチュリーならではのプログラミングと言えそうだ。

久石監督は3回の登場。アンドレアス・オッテンザマー、アルヴォ・ヴォルマーなど国際的な指揮者陣に加え、2025年、第59回ブザンソン指揮者コンクールで優勝を果たした米田覚士の定期初登場、2021年ハチャトゥリアン国際コンクール指揮部門での優勝ほか、数々の実績に輝く出口大地といった若い才能も見逃せない。華麗な響きを聴かせる坂本彩・坂本リサ(ピアノ)をはじめ、小林沙羅(ソプラノ)、与那城敬(バリトン)、三浦謙司(ピアノ)、佐藤晴真(チェロ)、亀井聖矢(ピアノ)そしてデジュー・ラーンキ(ピアノ)など、ソリストにも第一線の顔ぶれが揃った。過去から現在を経て、未来へと向かう音楽。その流れを示すようなセンチュリーの2026-2027シーズンを、余すところなく体感してほしい。

<公演情報>

日本センチュリー交響楽団 第297回定期演奏会
日時:4月25日(土) 14:00
会場ザ・シンフォニーホール
指揮:米田覚士
出演:坂本彩(p)/坂本リサ(p)
演奏:日本センチュリー交響楽団
曲:ブライス・デスナー(2台のピアノのための協奏曲)/ブラームス(交響曲 第1番 ハ短調)/他

日本センチュリー交響楽団 姫路公演
日時:6月10日(水) 19:00
会場:アクリエひめじ 大ホール
指揮:久石譲
出演:郷古廉(vn)
演奏:日本センチュリー交響楽団
曲:ブラームス(ヴァイオリン協奏曲 ニ長調)/他

日本センチュリー交響楽団 第298回定期演奏会
日時:6月12日(金) 19:00
会場:ザ・シンフォニーホール
指揮:久石譲
出演:郷古廉(vn)
演奏:日本センチュリー交響楽団
曲:ブラームス(ヴァイオリン協奏曲 ニ長調)/他

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=38280244

日本センチュリー交響楽団 公式サイト:
その他の公演は公式サイトをチェック!
https://jcso.or.jp/

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