2か月ぶりの勝利で静岡BRが本来の姿を取り戻すか? 3か月ぶりの敗戦で神戸Sが目を覚ますか?
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クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ) (C)JRLO
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すべて見る今季初のアイスタである。静岡ブルーレヴズが前節の勝利を生かすか、コベルコ神戸スティーラーズがまさかの敗戦を糧にするのか。3月28日(土)・IAIスタジアム日本平で大事な『NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26』第13節を迎える。
静岡BRは第6節・トヨタヴェルブリッツ戦を43-19で快勝して五分の星に戻したが、第7節・コベルコ神戸スティーラーズとの壮絶な打ち合いの末45-60で散ると、第8節・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦19-42、第9節・三重ホンダヒート戦21-26、第10節・東京サンゴリアス戦24-57、第11節・ブラックラムズ東京戦33-37と、悪夢の5連敗を喫した。悪い流れを断ち切りたい静岡BRは前節・トヨタV戦にて数的有利の12分にWTBマロ・ツイタマ、16分にFLクワッガ・スミスがフィニッシュして12-0。26分にトヨタVに1本返されたが、40分SO奥村翔がトライを奪うとともにCGも成功させて19-5で前半を終えると、後半も47分奥村のPGで静岡BRが先にスコアした。
しかし、49分WTBヴィリアメ・ツイドラキにタッチライン際ギリギリに飛び込まれると、55分モールから押し込まれて連続トライを許すも、2分後に静岡BRもモールでやり返して27-17。ならば66分FL青木恵斗がピック&ゴーでトライゾーンへボールをねじ込むと、73分LOジャスティン・サングスターもピック&ゴーでボールを叩き付けて34-24。そして迎えたラストプレー、トヨタVの14フェーズに及ぶ連続攻撃からNO8姫野和樹がトライゾーンへ侵入、それでもツイタマがグラウンディングを阻止。最後までディフェンスの集中力を切らさずに2か月ぶりの勝利に浸ったのだった。
これで静岡BRは4勝8敗・勝点21の7位、6位・ブレイブルーパス東京との勝点差を5に縮めた。この勝利を浮上のキッカケにしなければならないことは指揮官もキャプテンも重々承知している。試合後、藤井雄一郎監督が「これまで惜しい敗戦や悔しい負けが続いたが、今回は『最後は必ず勝ち切る』という強い意志のもと、最後までハードワークを続けて全員で掴み取った勝利だと思う。この勢いのまま、次に向けてしっかり準備していきたい」と神戸S戦を睨めば、スミス主将も「ラスト5分で負けてしまうような試合が多かったので、自分たちのマインドを変えなければいけないと思っていた。ノンメンバーを含めた全員のエナジーが素晴らしかった。それはトレーニングの時からはじまり、1週間かけていい準備ができた」と胸を張った。
一方、神戸Sは前節の悔しい敗戦を二度と繰り返さぬように、しっかりと胸に刻み込んだことだろう。開幕戦こそ黒星発進となったが、破竹の10連勝でついに首位に立った神戸S。第12節・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で迎えたのは最下位に沈む横浜キヤノンイーグルスだった。
3分敵陣深くでのモールは仕留められなかったが、9分FLアーディ・サべアが先制トライ。3試合連続のトライラッシュのはじまりと思われたが、前節戦線復帰したSHファフ・デクラークがSO田村優のPGを挟んで連続トライ。36分トライランキングトップを独走するLOブロディ・レタリックが13個目のトライを決めるも、6分後にデクラークがハットトリックをマークして10-24で前半を終えた。
しかし、神戸Sは慌てず騒がず。後半早々のWTBイノケ・ブルア、52分CTBアントン・レイナートブラウン、そして67分途中出場のPR前田翔の3連続トライでついに逆転。29-24としたが、残り10分のゲームの締め方もまずかった。70分デクラークのカットパスから右サイドをFLビリー・ハーモンに走られて同点、田村のCGで29-31。71分ブルアがイエローカードを受けると、75分に横浜Eが勝負を決めるトライにCGも決めて29-38。ユニバに集った1万1416人はまさかの結末を見届けたのだった。
3か月ぶりとなる敗北を味わわされたデイブ・レニーHCは「非常に残念な結果。あれだけの自分たちからミスをおかしていたら……。試合を振り返ってもイーグルスの方が必死にプレーしていた。今季を通して自分たちがやってきたディフェンスのインテンシティも今日は出せなかった。精度もあまりにも悪すぎた。もしかしたらチームの中に必死にやらなくても勝利できると思っていた人間がいたのかもしれない。ただイーグルスは全員が必死に戦っていたし、そこが勝敗を分けたと思う」と悔しさを滲ませつつ、「今日の敗戦を来週に向けての自分たちの燃料として生かしていきたい」と誓った。
両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【静岡BR】
1山下憲太、2作田駿介、3伊藤平一郎、4ジャスティン・サングスター、5マリー・ダグラス、6ヴェティ・トゥポウ、7クワッガ・スミス、8リッチモンド・トンガタマ、9細矢聖樹、10奥村翔、11セミ・ラドラドラ、12シルビアン・マフーザ、13チャールズ・ピウタウ、14マロ・ツイタマ、15サム・グリーン、16シアレ・マヒナ、17茂原隆由、18稲場巧、19大戸裕矢、20ダニエル・マイアヴァ、21北村瞬太郎、22杉本海斗、23山口楓斗
【神戸S】
1髙尾時流、2北出卓也、3具智元、4ブロディ・レタリック、5ジェラード・カウリートゥイオティ、6ティエナン・コストリー、7アーディ・サべア、8ソロモネ・フナキ、9上村樹輝、10李承信、11植田和磨、12タリ・イオアサ、13アントン・レイナートブラウン、14イノケ・ブルア、15上ノ坊駿介、16シオネ・シメ・マウ、17森脇光、18前田翔、19ワイサケ・ララトゥブア、20シオネ・ポルテレ、21中嶋大希、22ブリン・ガットランド、23マイケル・リトル
果たして、長いトンネルを抜けた静岡BRが本来の強さを取り戻すのか、それとも、手痛い敗戦で首位の座を明け渡した神戸Sが目を覚ますのか。『NTTリーグワン2025-26』第13節・静岡BR×神戸Sは3月28日(土)・アイスタにてキックオフ。当日は「日本軽金属グループ presents マッチデー」として開催。『2024年パリパラリンピック』金メダリスト・池崎大輔による車いすラグビーのタックル体験会を実施する。チケット発売中。
静岡ブルーレヴズ対コベルコ神戸スティーラーズ NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 DIVISION 1のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2607204
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 DIVISION 1の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/
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