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小沢道成が木村多江へあて書きした最新作『わたしの書、頁を図る』紀伊國屋書店創業100周年記念公演として上演

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紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』木村多江のソロビジュアル

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紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』が、2026年7月に東京・紀伊國屋ホールで上演される。

『わたしの書、頁を図る』は、演劇プロジェクト「EPOCH MAN」の主宰であり、第31回読売演劇大賞において3部門受賞の快挙を遂げた小沢道成による最新作。図書館職員の柳沢町子は、何の変哲もない退屈な時間を過ごす中で、ふと見かける利用客らの人物像や日常を妄想しては、また現実へと引き戻される日々を繰り返していた。しかし、突如現れた年下の青年によって大きく心を揺さぶられ、常連客たちの真の姿や想いを知っていくにつれて、彼女は心の中で葛藤し、変化していく……。これまで数多くの小沢作品に携わってきたオレノグラフィティが創り出すオリジナル楽曲によって、図書館に集まる個性豊かな利用客たちの人生が動き始める。

主人公・柳沢町子を演じるのは、舞台で磨き上げた演技力を礎に、映画・ドラマなど多岐にわたる分野で活躍する木村多江。本作で舞台初主演を飾る木村は、自身にあて書きされたキャラクターを通じ、新たな一面と出会うべく、本来内側に秘めていた“ロックな魂”を開花させる。

自主映画監督として町子に出演を依頼し、その運命を大きく動かしていく岸口慶太役は、舞台・映像の両分野で確かな存在感を放つ味方良介が務める。さらに、舞台を中心に活動し、繊細な感情描写を特徴とする若手俳優の光嶌なづな、優れた歌唱と多彩な表現でミュージカルを主戦場に活躍する中井智彦、しなやかな身体性とユニークなキャラクターで強い印象を残す実力派・坂口涼太郎、そして比類なき豊かな感性で作品に奥行きとリアリティをもたらし観る者を惹きつける猫背椿が、一癖も二癖もある図書館の常連利用客を演じる。

紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』出演者

本作の構想について小沢は、「図書館を舞台にした“華やかな”物語が観てみたい。そう思いながら構想を書いているあいだ、僕の頭にはずっと木村多江さんの姿が浮かんでいました」と木村へのあて書きから始まったことを明かした。一方、木村は「小沢さんが、あて書きのように書いてくださった、今はまだ私のような私でない人の物語。それが才能ほとばしる小沢道成という人に導かれ、どう私の中に生まれみなさんの元に届くのか」と胸の内を明かしつつ、「きっと、いや必ず私の物語になる、みなさんの物語になるはず。7月、その瞬間を目撃してください」と決意を込めた。

【ストーリー】
とある町の図書館職員、柳沢町子(木村多江)。
図書館を訪れる常連客たちの様子や選ぶ本から、その人物像や職業、日常を想像する──そんな退屈で平凡な、それでいてかなり妄想過多な毎日を過ごしている。
町子の目には、図書館に通う常連客たちもまた、社会に馴染めず、何かしらの煩いを抱えた人間のように映っていた。不登校の中学生(光嶌なづな)。無職の男(中井智彦)。売れない舞台役者(坂口涼太郎)。現実逃避にやって来る主婦(猫背椿)。図書館で静かに本を開く彼らの姿を見ながら、町子はいつもそんな物語を思い描いている。彼らもきっと、自分と同じように、一冊の本を開き、物語に触れている時だけ満たされる。そこだけが自分の居場所なのではないか、と……。

ある日、最近よく図書館を訪れる青年・岸口慶太(味方良介)が町子に声をかける。自主映画を撮っているという彼は、いつも通りの町子の姿を「撮らせてほしい」と言う。
「なぜ私を?」
自分の人生にはありえないはずの出来事に、天地が揺らぐほど戸惑う町子。
やがて慶太の撮影は、図書館に通う常連客たちも巻き込んでいく。カメラが向けられることで、次々に映し出される彼らの真の姿や想い。静かな図書館の日常は少しずつ揺らぎはじめ、堅い鎧に覆われていた町子の心も大きく揺れ動き出す。そして、カメラを向ける慶太自身もまた、ある葛藤を抱えて生きていた。

図らずも彼らと関わっていくうち、町子はこれまで想像もしなかった思い切った行動へと踏み出すのだが──。

<公演情報>
紀伊國屋書店創業100周年記念公演
『わたしの書、頁(ページ)を図る』

作・演出・美術:小沢道成
出演:木村多江/味方良介 光嶌なづな 中井智彦/坂口涼太郎 猫背椿

2026年7月、東京・紀伊國屋ホールで上演

公式サイト:
https://www.watashinosho.jp

『わたしの書、頁を図る』小沢道成&木村多江のコメント全文

■小沢道成

図書館を舞台にした“華やかな”物語が観てみたい。
そう思いながら構想を書いているあいだ、僕の頭にはずっと木村多江さんの姿が浮かんでいました。
静かな日常のなかで、忘れられない記憶の声と、手に入らない妄想に飲み込まれていく──そんな姿が。
周りでは生々しい楽器の音が鳴り響き、目の前の人たちが騒がしいほど歌や会話を繰り広げる。静かにしないといけない場所なのに。
演技だけでなく、歌や楽器の演奏もできる多彩な才能をもつ俳優陣が集まりました。
それぞれの豊かな個性が重なり合い、どんな演劇が生まれるのか、今からとても楽しみです。
本に囲まれた劇場・紀伊國屋ホールで贈る、賑やかで華やかな図書館の物語。
劇場でお待ちしています。

■木村多江
紀伊國屋ホールは幾度となく芝居を観た、私の人生のページを作った場所。
そして小沢さんが、あて書きのように書いてくださった、今はまだ私のような私でない人の物語。
それが才能ほとばしる小沢道成という人に導かれ、どう私の中に生まれみなさんの元に届くのか。
今は怖くて足がすくみそうだけれど、きっと、いや必ず私の物語になる、みなさんの物語になるはず。そんな予感を抱かせてくれる、演出の小沢道成さんと素晴らしいスタッフ、そして共演者の方々とこの場所に立ち、この物語の中に生きるんだ。
険しい道のり、でもすでに走り出してしまってるんです。
7月、その瞬間を目撃してください。

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