春の歌舞伎座に多彩なドラマそろう、「四月大歌舞伎」開幕
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「四月大歌舞伎」昼の部「裏表先代萩」より。
「四月大歌舞伎」が、昨日4月2日に東京・歌舞伎座で開幕した。
昼の部の幕開きは「廓三番叟」。中村梅玉、中村福助、中村芝翫、中村魁春らが顔をそろえ、色彩豊かな舞踊を披露した。続く通し狂言「裏表先代萩」では、八代目尾上菊五郎が仁木弾正、乳人政岡、下男小助の三役を勤める。劇中では、御家騒動を描く時代物の“表”と、小悪党の物語である“裏”が交互に展開。物語は、大場道益(坂東彌十郎)の殺害を巡る小助の悪事や、幼君を守る政岡の悲劇を経て、問注所での倉橋弥十郎(中村勘九郎)による裁きへ。最後は、細川勝元(勘九郎)の出座により一件落着となった。
夜の部の「本朝廿四孝」では、中村時蔵が初役の息女八重垣姫を演じ、女方の主要三役“三姫”をすべて達成する。続く「連獅子」は、尾上右近と尾上眞秀が歌舞伎座で初めて共演し、息の合った毛振りを見せた。最後を飾る「浮かれ心中」は、井上ひさし原作の喜劇。勘九郎、中村七之助、八代目菊五郎らが江戸の庶民文化をにぎやかに描き、昼の部の演目に触れるアドリブや勘九郎の宙乗りで締めくくった。
「四月大歌舞伎」は4月27日まで上演される。
「四月大歌舞伎」昼の部
開催日程・会場
2026年4月2日(木)〜27日(月)
東京都 歌舞伎座
出演
一、「廓三番叟」
大尽:中村梅玉
傾城:中村福助
大尽:中村芝翫
太鼓持:中村橋之助 / 中村福之助 / 中村歌之助
新造:中村莟玉 / 中村玉太郎
手代:中村松江
亭主:中村東蔵
傾城:中村魁春
二、「裏表先代萩」
下男小助 / 乳人政岡 / 仁木弾正:八代目尾上菊五郎
倉橋弥十郎 / 細川勝元:中村勘九郎
下女お竹:中村七之助
沖の井:中村時蔵
足利頼兼:中村歌昇
荒獅子男之助:中村萬太郎
渡辺民部:尾上右近
絹川谷蔵:中村種之助
山中鹿之助:中村歌之助
横井角左衛門:坂東彦三郎
渡辺外記左衛門:河原崎権十郎
栄御前:市村萬次郎
大場道益 / 八汐:坂東彌十郎
「四月大歌舞伎」夜の部
開催日程・会場
2026年4月2日(木)〜27日(月)
東京都 歌舞伎座
スタッフ
二、「連獅子」
作:河竹黙阿弥
三、「浮かれ心中」中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候
脚本・演出:小幡欣治(井上ひさし 作「手鎖心中」より)
演出:大場正昭
出演
一、「本朝廿四孝」十種香
息女八重垣姫:中村時蔵
腰元濡衣:中村七之助
原小文治:中村歌昇
白須賀六郎:中村萬太郎
長尾謙信:中村芝翫
花作り簑作実は武田勝頼:中村萬壽
二、「連獅子」
狂言師右近後に親獅子の精:尾上右近
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上眞秀
浄土の僧遍念:中村歌之助
法華の僧蓮念:中村福之助
三、「浮かれ心中」中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候
栄次郎:中村勘九郎
三浦屋帚木:中村七之助
おすず:八代目尾上菊五郎
大工清六:中村橋之助
栄次郎妹お琴:中村玉太郎
佐野準之助:片岡市蔵
伊勢屋太右衛門:市村萬次郎
太助:中村芝翫
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