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さだまさしがボヤき連発!? 映画『お終活3』主題歌の“過酷な要求”に会場爆笑【レポート】

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『お終活3 幸春!人生メモリーズ』完成披露舞台挨拶より

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4月4日、東京・新宿ピカデリーにて『お終活3 幸春!人生メモリーズ』の完成披露舞台挨拶が行われ、高畑淳子、剛力彩芽、水野勝、藤原紀香、三田佳子、香月秀之監督、MCのLiLiCo、そしてスペシャルゲスト(主題歌 書き下ろし)のさだまさしが登壇した。

映画上映前に行われたこの日の舞台あいさつの司会進行を務めるのは、本作にも出演するLiLiCo。シリーズもいよいよ3作目を迎えたということで、「誰がこの日を想像していたでしょう」と笑う高畑に対して、LiLiCoも「わたしは1作目が大好きで。いろんな媒体で褒めていたら、2作目に出ることができたんです。今回、3作目にも出ることができて、すごくうれしいですね」と笑顔を見せた。

LiLiCo

夫役の橋爪功との共演について高畑は「やはり橋爪さんあってこその『お終活』だと思っております」と切り出しつつも、「やはり夫婦げんかのところはとても評判がいいですね。ご飯を食べながら、ご飯粒を飛ばしながらけんかするっていうのは快感です」と笑ってみせた。

本作では、真一(橋爪)の元部下の加藤(小日向文世)と、認知症を患った加藤の母・豊子(三田)が登場する。「小日向さんとは親子なんでね。本当にこの息子はかわいいなと思っていましたし、彼もわたしのことをお母さんだと思って仕事をしていたんですけど、気付いたら小日向さんは70歳くらい。わたしとひとまわりくらいしか変わらないんですよね」とぶちまけて会場は大笑い。「でも小日向さんは優しい方ですし、お芝居も上手な方ですから。楽しかったです」と笑顔で振り返った。

また、完成した作品について「ものすごく評判が良くて。お母さんに会いたくなったと言われることもあり、良かったなと思っています。わたしも84歳。もうすぐ85ですから、いい作品に参加できたなと今、しみじみと思っています」とかみ締めるように語った。

三田佳子

そんな三田と高畑は本作が初共演。「最初はやはり三田佳子だ!と思ってビビりましたよ。でもお芝居をしているうちに自然と忘れていきましたね」と高畑が振り返ると、三田も「役どころからしても、主人公とゲストが全然交流できてないと、映画そのものが面白くならないですから。今回は心が通じ合ったんで良かったです」と笑顔を見せた。

一方の剛力も「本当に両親ふたりのけんかを見ると、お母さんとお父さん何やってるの?って思って安心するというか。そこは変わらないですね」と振り返りつつも、本作では、大原家の娘・亜矢(剛力)と、涼太(水野)がいよいよ結婚に向けて大きな準備がはじまることとなる。「亜矢としてはシリーズ第1作で涼太との出会いがあって、そして今回はポスターにもあるようにウエディングドレスを着るところまで行き着くわけですが、でもそこからいろんな葛藤や思いというものが出てきて。本当に今作はいろいろと詰まっているなというのを実感しています」としみじみ。

剛力彩芽

一方の水野も「剛力さん演じる亜矢とは、これからいろいろと育んでいくうちに、自分たちもお父さん、お母さんみたいな感じでけんかする日が来るのかなと。今回はそういうことも想像できるような作品になったなと思います」と語ると、「現場では、高畑さんが『涼太さん!』と呼びかけてくれるんで、ここに戻ってきたな、という感じがしていて。本当の家族のように感じています」と語った。

そして、真一も常連客として通うスナックのママ・カオリを演じる藤原は、劇中でカオリが披露する格言について「私自身も台本を読むときドキドキするぐらい格言が楽しみになってきているんです。今回の格言もなるほどな、とうなずけるような。大好きな格言でしたね」と述懐。さらに常連客のひとりである山田一夫を演じる石橋蓮司について「石橋蓮司さんに手を包まれるシーンがあったんですけど、意外だったんですけど、手が柔らかくて! 赤ちゃんみたいな、すごくいいフワフワ感でした」と明かし、会場を笑わせた。

藤原紀香

本作の主題歌は、香月監督、プロデューサーからの熱いラブコールを受けたさだまさしが新曲「神さまの言うとおり」を書き下ろした。「こんなに過酷な要求をされたのははじめてですよ」とボヤくさだは、「大体、主題歌というのはまず脚本が来て。それでここに曲をつけるならどんな曲を書く?という相談から始まることが多いんですけど、今回は映画がもう出来上がっていて。しかもそこには僕の歌がはめ込んであったんですよ。それも、さだまさしの歌の中でも屈指のラブバラードで。それなのにここに新しい曲を書けって、こんな過酷な話はないですよ」とボヤくことしきり。

だが、実際に観た映画には非常に感銘を受けたようで、「これが本当にすばらしく温かい映画でした。殺人事件も起きないし、詐欺師も来ないし、暴力沙汰はないし……夫婦の間は別にしてね」と冗談めかしつつも、「とても温かくて、胸がいっぱいになるシーンがいくつもあって。我々が生活してる日常というのは、こんなにも感動に満ちているんだなということを改めて教えていただけるような、そんな映画だったんですね。だからめちゃくちゃプレッシャーでした。だから頑張りましたよ」と述懐。

さだまさし

その言葉に笑ってみせた香月監督が「僕はさださんの大ファンだったものですから。映画が完成して『奇跡~大きな愛のように~』を当ててみたらすごく合ったんですよ」と振り返ると、さだも「そう、映画を観させていただいた時に、スタッフもみんな『奇跡』にすればいいじゃないと思ったんですけど、監督がダメだというので……。おかげでアルバム作りが後まわしになってしまって本当に苦労しました」と語ると、「すばらしい曲をありがとうございます」と笑顔の香月監督。高畑も「本当に映画にピッタリで。たまらなかったですね。やはりさださんはヒットメーカーなので、耳に残りますね」と感心した様子で付け加えた。

劇中には「家族の思い出の写真」が出てくることから、登壇者たちそれぞれの「家族の思い出の写真」を披露することに。まずは高畑が母親の写真を披露。「うちのお母さんは本当に元気なお母さんで。どんなことがあってもくよくよしないというか、本当に明るいお母さんでした」と振り返った。

続いて剛力が、数年前に家族旅行をした時に旅館で書いた書き初めの写真。「姉に子どもができたりと、時とともに家族の形がどんどん変わっていって。そういう思い出がどんどん変わっていくのはすごくすてきだなと思って。この写真を選びました」と明かす。

水野は『重甲ビーファイター』というヒーローと一緒に撮った幼少期の写真を披露。「僕、カメラが大嫌いで、母親が撮る写真に全部メンチを切るというような子どもだったんです。それで母親が、好きなヒーローに会えたら喜んでくれるんじゃないかと考えて、一緒に写真を撮ることになったんです。僕も内心めちゃくちゃうれしいし、喜んでいたんですけど、やっぱり微妙な表情しか撮らせなかったという、そういう思い出です」と振り返る水野だが、「カメラに撮られるのが嫌いなのに、今はこういうお仕事をしているというのも、ちょっと不思議だなと思います」としみじみと付け加えた。

水野勝

藤原は、父と花見に行った際に撮影した写真を披露。「わたし『お終活』の第1作を観た時に、橋爪さんが演じるお父さんが本当にうちの父みたいだなと思って。ものすごく親近感が沸いていたんです。そうしたら偶然にも2の話が来て、うれしかった。父も天国に行っちゃったんですけど、かけがえのない時間だったなと思います」と振り返った。

三田は、長男を出産した27歳の時の写真を披露。「わたしは84になりますけど。女の人として母性も爆発し、一番幸せな時の写真だなと思って選びました」と語った。さだは両親、祖母、弟と一緒に写った家族写真を披露。「これは父が材木屋で繁盛していた頃の写真ですが、この後、材木屋がつぶれまして。そこから母は大変苦労するわけですが、その後、息子さんが成功されてからは悠々自適に過ごします。でもこの写真の後、この方は苦労しますよ」とユーモラスな表現で、家族写真の説明を加える、さだだった。

そして、司会のLiLiCoは、スウェーデンの家族と一緒に撮った家族写真を披露。「私の右側にいるのがボーナスママと言って。産んでくれたお母さんではなくて、後から私のお父さんの恋人になった人のことを、継母ではなく、ボーナスママと呼んでいるんです」と説明するLiLiCo。人との縁を大事に育むLiLiCoのスタイルに感銘を受けた様子の登壇者たちだった。

最後は香月監督が、母親が新婚旅行で、京都・太秦の東映京都撮影所に行った際に、女優・八千草薫と一緒に撮影した記念写真を披露。「その40年後に僕がその京都の撮影所で助監督をやることになりました。そしてその60年後に八千草薫さんが僕の映画に出演していただくことになり。この写真を見せたら『うわー、監督さんと縁があるんですね』と言っていただいて、すごくうれしかったですね」とその思い出を明かした。

そんなイベントもいよいよ終わりの時間に。まずは高畑が「難しい映画ではございませんし、観終わった後に、あ、お母さんも連れてくればよかったなとか、あの人にも見せたかったな、という気持ちになるような映画ではないかと思っております。最近は映画に行くのも難しくて、ネットで申し込まないといけないというところはありますが、そういう身近な高齢の人を誘って、映画館に行っていただけたらうれしいなと思っております」とメッセージ。

高畑淳子

香月監督からは、コロナ禍で公開され、苦戦を強いられた第1弾が口コミで広がり、そこから第3弾まで制作できるような作品と成長したことへの感謝の思いを述べつつも、「ぜひパート4をやりたいんです! 今回のパート3は、東映の大先輩である三田佳子さんや、小日向文世さんにも出演していただくこととなりまして。しかも、主題歌には大尊敬するさだまさしさんに書いていただけるというところまで成長してきました。パート4はもっと成長させたいと思います。それには皆さんの力が必要なんです!」と会場に宣伝を呼びかけると、「それが成功するとパート4ができますので、皆さん本当によろしくお願いいたします!」とアピール。会場は大きな拍手に包まれた。

香月秀之監督

<作品情報>
『お終活3 幸春!人生メモリーズ』

5月29日(金)公開

公式サイト:
https://oshu-katsu.com/3/

(C)2026「お終活 3」製作委員会

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