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この夏、来日ツアー実現! 「blast ブラスト!」初の日本人メンバー・石川直へインタビュー

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チケットぴあ

石川直(撮影 taro)

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金管楽器(ブラス)、打楽器(パーカッション)、ヴィジュアル・アンサンブル(ダンサー/カラーガード)で魅せる、アメリカ発の音楽エンターテインメント「blast ブラスト!」が、ブロードウェイに進出して25周年を迎える。2000年に日本人として初めて「blastブラスト!」に入団し、ブロードウェイの舞台にも立った石川直(パーカッション)が、ここまでの軌跡をふり返ると共に、この夏に控える来日ツアーに向けた意気込みも語ってくれた。

「blast ブラスト!」 2024年公演より

この日の取材は、「blast ブラスト!」の感動を高校生たちの演奏で届ける、『blast ブラスト!』 presents SPRING CONCERT 2026の公演後に実施された。公演には石川も参加し、高校生たちと共にドラムをたたき、観客を魅了した。

――先ほど公演を終えたばかりですが、高校生たちと一緒に演奏されていかがでしたか?

石川 高校生に限らずですが、若い世代は成長が著しいと感じています。技術に関しても本当に申し分ない人たちがたくさん出てきています。日本で初めて「blastブラスト!」の公演を行なった2003年の頃と比べると、彼らを取り巻く環境は明らかに違う。でも、パフォーマンスをする上での心の開き方みたいな部分は、もっと開拓できる余地がありそうです。「blast ブラスト!」はその部分を得意にしているので、いまの若い子たちに見てもらえるといいなと思います。ハートの部分でのコミュニケーション、パッションやエモーションの交換によって、技術がより輝きを増してお客さまと繋がることができると思います。

――四半世紀の歴史を刻みながら、毎回新鮮な驚きや感動で魅了してくれる「blastブラスト!」、その魅力の源は?

石川 メンバーの技術が高いのはもちろんですが「音楽で心が繋がる」という感覚――技術はあくまで道具でしかないということをみんな理解していて、表現したいものを表現するために技術を高め続けています。最も伝えたいのはハートの部分だということを見失わずに続けてきたからこそ、これだけ長い年月、お客さまから愛されてきたと思います。

撮影 taro

――ブロードウェイに進出した当時を振り返っていかがですか?

石川 ブロードウェイに進出したのは僕が入団した翌年。この業界の方々にはすごく失礼な話で、怒られるかもしれませんが(苦笑)、僕は目指さずして、ブロードウェイへ行った数少ない人間の一人かもしれません。ドラムを叩いていて、マーチングバンドやドラムコーにのめり込み、パフォーマンスの場を求めて気づいたらブロードウェイに立っていて、「ブロードウェイ、来ちゃったな……」と思っていたことをすごく覚えています。
ニューヨークでの生活もすごく新鮮で、短い期間でしたがインパクトがありました。自宅がハドソン川を渡った反対側で厳密にはニュージャージー州でしたが、船に乗ってハドソン川を渡り、そこから街の中を歩いてブロードウェイに向う。「ザ・ブロードウェイ・シアター」という、まさにブロードウェイのど真ん中、『ミス・サイゴン』を世に送り出した直後の由緒ある劇場でやらせていただいて、それは本当に誇らしかったですし、嬉しかったです。

――2000年に日本人初のメンバーとなって、初めて「blast ブラスト!」のステージに立った時のことは覚えていますか?

石川 僕自身の「blast ブラスト!」での初パフォーマンスはボストンでの公演でしたが、そこに至るまで、リハーサルがとても長く大変でした。いま、我々は山形の温泉街に泊まって、ギネス世界記録にも認定された世界最大の木造コンサートホール「シェルターなんようホール」で練習させていただいていますが、昔はそんなに恵まれた環境ではなく、アメリカでは廃校の校舎を借りて、当時は60人くらいいたキャストが壊れた2段ベッドで寝て……2ヶ月くらい練習していました。そういった苦労をした上で、やっとお客さまの前でパフォーマンスできたときの解放感と、その時いただいたすごいリアクションのおがけでやみつきになってしまい、気づいたら今にいたるという感じです(笑)。

撮影 taro

――今夏の来日ツアーで日本での公演数が950回を迎えます。1000回も見えてきますが、これまでの日本公演や、日本のオーディエンスについて思い出深い出来事などがあれば教えてください。

石川 もっとも予想外で印象的だったのは2003年の日本初演です。「日本のお客さまはすごくおとなしい」という認識が僕自身にもあって、オープニングのショーを始める前にカンパニーが集められ、ステージ・マネージャーから「日本のお客さまは、アメリカ人のようにガツガツこないよ。静かに見てくださるけど、それはショーが面白くないということではなく、そういうカルチャーなんだ。だからリアクションがなくても、みんないつも通り頑張ってやろう」という話をされたんです。それが蓋を開けてみたら、アメリカでもこんなに盛り上がったことはないというくらい、皆さん「待ってました!」みたいな(笑)。
開演前、BGMでサンバが流れていて、その音が小さくなるところで「ボレロ」が始まりますが、合わせて照明が徐々に落ちていくところでもう歓声が「ワーっ!」って。「聞いていた話と全然違う!」という嬉しい驚きでした。あの瞬間は一生忘れられないですし、日本のお客さまと「blast ブラスト!」が相性の良いことを知ることができました。

――今回のツアーの「ここを聴いてほしい」というポイントを教えてください。

石川 なんと言っても注目は、日本のお客さまにも人気だった「クラプキ巡査(Gee, Officer Krupke)」を17年ぶりにお届けできることです。音楽をどれだけ楽しむことができるのか、を体現した曲で、「blastブラスト!」らしい作品です。そして、今回、素晴らしい新人メンバーも参加していますので、ぜひ彼らのパフォーマンスも楽しんでいただきたいと思います。

「blast ブラスト!」 2024年公演より

取材・文/黒豆直樹

〈公演情報〉

『blastブラスト!』 2026年夏 来日ツアー

日程:2026年7月25日(土)〜8月30日(日)
会場:全14会場38公演
※詳しくは下記公演オフィシャルサイトをご確認ください。

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/blast

公演オフィシャルサイト:
https://blast-tour.jp/

公式SNSアカウント:
公式X:https://twitter.com/blastjapantour/
公式Instagram:https://www.instagram.com/blastjapantour/
公式Facebook:https://www.facebook.com/blastjapantour/

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