日向坂46、『HINABINGO!』初回放送からバラエティ力と個性を発揮 収録現場レポート
音楽
ニュース
日向坂46の冠番組『全力! 日向坂46バラエティー HINABINGO!』(日本テレビ系)が、4月16日1時29分より放送開始する。『BINGO!』シリーズは、秋元康プロデュースのグループが出演するアイドルバラエティの登竜門。日向坂は、けやき坂46から改名して以降は初となる『BINGO!』シリーズへの挑戦となる。
(関連:日向坂46、『HINABINGO!』への期待 オードリーとの『ひらがな推し』で得た成長を振り返る)
リアルサウンドでは、初回放送の収録現場を取材。これまでに『KEYABINGO!4』(日本テレビ系)や『ひらがな推し』(テレビ東京/現・『日向坂で会いましょう』)で培ってきたグループ全体でのバラエティ力とメンバーひとり一人の個性が、初回からこれでもかと発揮されていた。
タイトルコール後に、MCが誰かをまだ知らされていなかった日向坂は、メンバー全員でMCを予想していく。『KEYABINGO!4』でMCを務めたサンドウィッチマンらの名前が挙がる中、「残念やったな!」と登場する小籔千豊。予想外のMCに日向坂からは驚きの悲鳴が上がると同時に、関西地方出身の東村芽依が喜びのあまり涙を流すなど、メンバーは軽いパニック状態に陥っていた。
そんな興奮冷めやらぬ中、初回の企画「ホンマか!? 日向坂46」が発表される。これは、事前に日向坂のメンバーにとったアンケートの回答に嘘がないかを検証する企画。ここでは、番組オフィシャルTwitterの予告動画にあったように、丹生明里と河田陽菜の「ヒーヒー兄弟」(元ネタ・チョコレートプラネットの「TT兄弟」)ネタ披露や、笑いが止まらない濱岸ひよりの姿など、まさにバラエティに富んだ必見の内容が目白押し。ほかにも、渡邉美穂の意外な才能開花や、普段の柿崎芽実からは想像できないある人物のモノマネ、宮田愛萌のセクシーさ、上村ひなのの底知れるキャラクターと深まる謎、小坂菜緒のウィンク講座など、メンバー全員が初回から全力で攻めていく。囲み取材で小籔も言っていたが、「バラエティに富んだみなさん」「それぞれが特徴を持っている」グループだと改めて感じさせる。(参考:日向坂46を『HINABINGO!』MC小籔千豊が絶賛「本当にバラエティに富んだみなさん」)
また、キャプテンの佐々木久美が「(小籔さんは)ズバズバ言ってくださる」とコメントし、加藤もまた「小籔さんはドS」と語っていたように、小籔は日向坂がアイドルだからと言って決して手を抜かない。指名されて与えられたことを上手くできないメンバーがいたとしたら、たとえ時間がかかったとしても、やりきるまでじっくりと待つ。ダメなものはダメ、いいものはいいと、その場で彼女たちにハッキリと伝える。バラエティにおいての妥協は許さないのだ。
そんなスパルタ教育の小籔に、日向坂メンバーも必死に食らいつく。小籔の一言一句にしっかりと耳を傾け、一つひとつ表情を変えながら頷く佐々木久美。そんなキャプテンを筆頭にメンバー全員が、小籔の言葉に反応して、しっかりと返事し、自身の言葉も発していくのだから、『HINABINGO!』を通してバラエティ力がどれだけ成長していくのか、今から楽しみでならない。
メンバーひとり一人が失敗を恐れずに果敢に挑戦していく日向坂。それはきっと、誰かが困っていたら手を差し伸べ、誰かが褒められたら一緒になって喜び、誰かが全力で目の前のことに挑んだらその背中を見守り応援する仲間がいるからこそできるのだろう。全員が本気で笑いにぶつかっていき、みんなで心の底から爆笑する日向坂の姿に、視聴者も思わず笑みがこぼれるはずだ。そんなグループ全体の団結力とメンバー各々の個性と共に“今の日向坂46”が垣間見える『HINABINGO!』。同番組を通して、日向坂がどう成長し、どんな新しい一面を見せてくれるのか、目が離せない。(取材・文=戸塚安友奈)