大河ドラマ「いだてん」ロケ現場にキャスト集結、勘九郎「毎日撮影が幸せ」
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大河ドラマ「いだてん」撮影現場にて、左から武井壮、杉本哲太、近藤公園、生田斗真、満島真之介、中村勘九郎、永山絢斗、役所広司、古舘寛治、竹野内豊、シャーロット・ケイト・フォックス。
NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」の撮影現場にて、キャスト取材会が本日7月20日に行われた。
取材会には日本人で初めてオリンピックに出場した金栗四三役の中村勘九郎、彼の盟友・三島弥彦役の生田斗真のほか、永山絢斗、満島真之介、近藤公園、武井壮、古舘寛治、シャーロット・ケイト・フォックス、杉本哲太、竹野内豊、役所広司が出席。勘九郎は「豪華で素敵でちょっと奇抜な俳優陣、暑さにも負けない熱い魂を持ったスタッフの皆様、テーマパークに足を踏み入れたようなセットに囲まれて毎日撮影できることが本当に幸せです」と充実感を噛みしめる。生田は三島の親族が撮影現場を訪れたことを明かし「弥彦の部屋や三島家の内装を見て、いたく感動されていました。このオープンセットももちろんですが、細部まで自信を持ってお届けできるクオリティです」とこだわりのセットや美術をアピールした。
永山は「1つの役を長く演じられるというのはとても幸せなこと。早くキャラクターをつかんで大事に一生懸命最後までまっとうしたいと思います」と意気込み、役所は「宮藤官九郎さんの面白い脚本をもとに、素晴らしいキャストの皆さんと楽しくて熱いドラマ作りをしております」と語って8月上旬から一部キャストがスウェーデン・ストックホルムで撮影することを伝える。
「マイクは使いません!」と1人声を張ってコメントした満島は「日本最初の応援団長(役)です。役所さんにも言われたのですが、人生で一番のハマり役だと思っております」と自信をのぞかせ、竹野内は「本当に皆さん熱い思いを持っていて……。とにかく今までにない宮藤官九郎さんの個性が描かれている作品です」と期待を高めた。
本ドラマは2019年1月に放送スタート。翌2020年7月に東京オリンピックが開幕するということで、勘九郎は「この暑さで闘うアスリートは大変。金栗さんもストックホルムオリンピックで日射病にかかったので、アスリートの方々が持てる力を出し切れる環境を作って、我々も2020年にスタジアムで応援できたらいいなと思います」と語った。
日本人がオリンピック初出場を果たした1912年のストックホルムオリンピックから、1964年に東京オリンピックが実現するまでを、落語家・古今亭志ん生による落語「東京オリムピック」を通して振り返っていく本作。宮藤官九郎のオリジナル脚本をもと、今年4月に熊本でクランクインし、現在は茨城のロケ施設・ワープステーション江戸で撮影中だ。
※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記