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アニメ映画『海獣の子供』追加声優陣に浦上晟周、森崎ウィン、田中泯

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CINRA.NET

©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

アニメーション映画『海獣の子供』の追加声優キャストが発表された。

6月7日から公開される同作は、五十嵐大介の同名漫画をSTUDIO4℃がアニメ化する作品。14歳の少女・琉花とジュゴンに育てられた2人の兄弟・海と空のひと夏の出逢いを描く。主人公の琉花役に芦田愛菜、海役に石橋陽彩がキャスティングされている。

追加キャストとして発表されたのは浦上晟周、森崎ウィン、田中泯。当初、空役を演じることが発表されていた窪塚愛流が「変声期のために安定した声を出すことが困難だったため」出演を辞退することになり、新たに浦上晟周が空役を演じることとなった。さらに森崎ウィンは海と空の謎を追う天才海洋学者・アングラード役、田中泯は海と空を保護している海洋生物学者・ジム役を演じる。

アニメーション映画で初めて声優を務める浦上は「最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませて頂く過程はすごく楽しかったです。『空』が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺監督と色々お話をさせて頂きながら、大人びている喋り方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました」とコメント。

同じく初のアニメーション映画声優となった森崎ウィンは「絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけないと感じました。今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ!とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです」と振り返っている。

またSTUDIO4℃が手掛けた映画『鉄コン筋クリート』にも参加した田中泯は、「『参加せよ!』と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした」と述べている。

なお窪塚愛流は降板にあたり「変声期のために安定した声を出すことが困難だったため、スタッフの皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。大変残念ですが出演を辞退させて頂くことを決めました。この悔しさをバネにしながら、作品の完成を楽しみにしています」とコメントを寄せている。

浦上晟周のコメント

原作の漫画を読み終えたとき、自分の周りの世界が、少し違って見えました。僕にとってアニメの声を演じさせて頂くのは初めての経験でした。最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませて頂く過程はすごく楽しかったです。
「空」が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺監督と色々お話をさせて頂きながら、大人びている喋り方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました。映画館を出たときに、周りの世界が少し違って見えるような作品になったら嬉しいです。

森崎ウィンのコメント

アニメーションの声優は初挑戦ということで、収録用の映像を何度も見返して本番に臨みました。『レディ・プレイヤー1』では、自分で演じたキャラクターの吹替え版だったので、感情を掴みやすかったのですが、アニメーションの場合は、「絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけない」と感じました。
今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ!とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです。それから、「一枚一枚絵を作って下さった方との呼吸でもある」ということも感じました。僕とアングラードとアニメーターさんとのフィルムの中での共演を是非見届けて下さい。

田中泯のコメント

オファーを頂き、海獣の子供の原作本が届き、一息で読みました。「参加せよ!」と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。
収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした。水の星・地球、緑のふるさと・地球、ヒトのふるさとは何処!