舞台「信長の野望・大志」第3弾、久保田唱「本当の歴史ではないところが魅力」
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舞台「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」製作発表会より。左から田中れいな、鶏冠井孝介、谷佳樹、彦摩呂、久保田唱。
舞台「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」の製作発表会が、昨日4月15日に東京都内で行われた。
本作は、2017年にコーエーテクモゲームスから発売された歴史シミュレーションゲーム「信長の野望・大志」を原作とした舞台シリーズの第3弾。稽古初日に行われた製作発表会には、脚本・演出の久保田唱、キャストから鶏冠井孝介、谷佳樹、田中れいな、彦摩呂が登壇した。
まず久保田は、本作の魅力について「原作ゲームでも舞台でも、“本当の歴史”ではないところが魅力だと思っています。本能寺の変は舞台上でも起きるのですが、本来の史実通りではないなら、一体どのような展開が待っているのか? “SIDE織田”“SIDE明智”とWサイドストーリーで、織田信長と明智光秀、両者の視点に立って楽しめる作品になっています」と語る。
織田信長役の鶏冠井は「ちょうど1年前に、シリーズ1作目の稽古が始まり、冬の陣、春の陣と続き、ついにシリーズ3作目、本能寺の変を迎えます。舞台『信長の野望・大志』でなくては表現できない物語を皆さんにお届けします。期待してください!」と観客に呼びかけた。
明智光秀役の谷は「ここに向けて物語を盛り上げていくような、シリーズ1作目からどこか本能寺の変のことを意識していた気がします。『ついにきたな』と武者震いしております」と胸中を明かし、「(シリーズ1作目から)この1年間、明智光秀としてキャラクターを作り上げてきましたし、度肝を抜かれるような展開も待っていますので、そのあたりも注目して下さい」とアピール。
お市役の田中は「シリーズ3作目ともなり、歴史を知る楽しみを覚えました。今回、史実上では兄上(織田信長)は亡くなってしまう本能寺の変。お市はどのように動くのか、兄上にどんなふうに寄り添うのか、私もとても楽しみですし、お市の変化にも注目してください」と見どころを語る。
そして、今井宗久役の彦摩呂は「史実上、最も有名な出来事の一つでもある本能寺の変。誰もが知るような史実ではなく、“もしもあのとき”が詰まって展開していくので目が離せません」と述べ、ストーリーテラーの役割を担う今井宗久役について「先の世を、物語の全体像を知ってしまっているがゆえの苦しみがあるキャラクターです。それが人間ドラマに深みを出しているかと思います」とコメントした。
プレビュー公演は、5月18日に埼玉・戸田市文化会館にて。本公演は5月21日から26日まで東京・シアター1010で行われる。
舞台「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」
2019年5月18日(土)※プレビュー公演
埼玉県 戸田市文化会館
2019年5月21日(火)~26日(日)
東京都 シアター1010
原作:コーエーテクモゲームス
脚本・演出:久保田唱
キャスト
織田信長:鶏冠井孝介
明智光秀:谷佳樹
織田家
お市:田中れいな
前田利益(慶次郎):友常勇気
柴田勝家:鵜飼主水
丹羽長秀:中村ヒロユキ
森蘭丸:高岡裕貴
浅井重政(万福丸):小栗諒
煕子(ひろこ):小川夏果
帰蝶:和久井優
茶々:前田亜美
羽柴家
羽柴秀吉:後藤健流
ねね:斉藤レイ
石田三成:影山達也
うた:橋本耀
黒田官兵衛:幸村吉也
上杉家
上杉謙信:根本正勝
直江兼続:宮澤佑
お船:根岸愛
徳川家
徳川家康:竹石悟朗
石川数正:登野城佑真
本多忠勝:宮元英光
榊原康政:霜月紫
井伊直政:松田将希
瞼(まぶた):香音有希
毛利家
毛利輝元:田渕法明
吉川元春:輝海
小早川隆景:吉武大地
山中鹿之助:山本誠大
その他の勢力
松永久秀:南翔太
鈴木重秀(雑賀孫一):柏木佑介
真田昌幸:菊田大輔
下間頼廉:矢野たけし
真田信幸:岩崎良祐
本願寺顕如:吉田宗洋
足利義昭:加藤凛太郎
お橋:笹木香利
お焦:荒澤守
今井宗久:彦摩呂
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