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「翔んで埼玉」監督がクレーム恐れQ&A作るも出番なし「全然使わなかった」

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「翔んで埼玉」応援上映の様子。中央左から魔夜峰央、武内英樹。

「翔んで埼玉」の応援上映が本日4月19日に東京の新宿バルト9で開催。舞台挨拶に監督を務めた武内英樹と、原作者の魔夜峰央が登壇した。

魔夜の同名マンガを実写化した本作は、“埼玉県人”が迫害を受ける架空の世界を舞台にした作品。二階堂演じる東京の男子高校生・壇ノ浦百美が、GACKT扮するアメリカ帰りでありながら埼玉出身の転校生・麻実麗と出会い惹かれ合うさまを描く。舞台となった埼玉を中心に動員数260万人、興行収入33億円を突破した。

会場には本作を33回鑑賞した観客がいたことから、武内は「なんか見たことがある方がいるのですが……やっと応援上映にたどり着けました。まだまだ続けていきたいと思ってます」とコメント。魔夜は「埼玉県だからこそできたこと。他の県だったら絶対できませんでした。『翔んで京都』は絶対できませんよね。埼玉の方だから許してくれる。埼玉には足を向けて眠れません」と感謝を伝える。

埼玉県民が迫害を受ける内容ということもあり、武内はクレームを恐れていたが「苦情がなかった」とのことで、事前にある策を講じていたことを明かす。「一応、クレームが来たときに備えてQ&Aを作ったんですけど全然使わなかったんですよね。ありがたいです」と安堵した。応援上映を体験した感想について、武内は「笑いたいのに、笑いづらかったという人もいましたから、いいですね。こういうの」と語り、「細かいところにネタを仕込んでいるので、オペラの歌詞とかね、気が付いたら突っ込んでほしいですね。今後ですが、マンガ原作の映画ベスト10を埋めたいと思ってます(笑)」と意気込む。

魔夜は「最初から申し上げてますが、これ、ファンタジーですから。偶然ですからね! 原作もね、細かく色々仕込んでいるんですよ。私と監督の感性が似ているからでしょうかね。何度も観てもらいたいですね」と期待を込め、「埼玉県内で年末ぐらいまで公開してもらいたいです」と話していた。

「翔んで埼玉」は全国で公開中。

(c)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会