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『インハンド』濱田岳、ツッコミキャラとして持ち味発揮 山下智久と抜群の掛け合い

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リアルサウンド

 山下智久が主演を務めるドラマ『インハンド』(TBS系)が、4月19日に第2話を迎えた。

参考:観月ありさ、『インハンド』第3話に出演 「シーン全てが新鮮でとても楽しかった」

 第1話は、右腕がロボットハンドの変人天才科学者・紐倉哲(山下智久)の元に、医師から彼の助手へと転身する高家春馬(濱田岳)、内閣官房サイエンス・メディカル対策室の立場として紐倉に調査依頼をしにくる牧野巴(菜々緒)が出会うこととなる、言わばプロローグ的な意味合いが強かった。第2話は高家が紐倉の助手として働く1つ目の事件。よりクローズアップされる2人の関係性が、今回の見どころだ。

 高家は紐倉に翻弄されっぱなしのお人好しキャラ。第2話冒頭では、紐倉の荷物持ちとして登場し、四つん這いになり紐倉から馬乗りにされる始末。「俺は一体何をしている? なぜ助手をするはめになった?」という心の声は、『インハンド』における典型的なツッコミキャラであることを示している。自分の分として準備していたカップ麺も牧野に食べられるという、とことん振り回される役だ。

 高家を演じる濱田岳は『インハンド』の舞台挨拶にて紐倉との関係性について「昭和の良き夫婦みたいな感じ」と高家を奥さんに例え、「朝ドラ的要素がある」とも話していた。濱田と朝ドラと言えば、2017年より放送していた『わろてんか』(NHK総合)。彼が演じていた武井風太はコミカルな役で、ヒロイン・てん(葵わかな)から弟扱いされる存在だった。朝ドラの中で異例のパロディもされたKDDI「au三太郎シリーズ」の金ちゃんとしてもイメージが強く、『インハンド』の高家も濱田のパブリックイメージそのまま、ハマり役に思える。

 濱田曰く、紐倉と高家の掛け合いは「天才と凡人の丁々発止」(公式サイトインタビューより)。「お互いにその場の空気でセリフのテンション、声の大きさ、ニュアンスが変えていく感じ」という言葉からは、山下とのフィーリングで掛け合いを楽しんでいる雰囲気が伝わって来る。山下と濱田は2007年放送の『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)以来、約11年ぶりの共演。濱田にとって山下は初めて仕事でキスをした相手という特別な関係性でもある。『わろてんか』では、朝ドラとは思えない濱田の自由なアドリブ芸が一つの見どころとなっていたが、『インハンド』でもそんな掛け合いが生まれるのか。牧野も含めた3人の関係性の変化に注目だ。

 また、第2話では紐倉の義手についての回想シーンがインサートされた。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)と揉めて様々な学会から除名されたという紐倉の過去が明かされた後に、映し出されたのは炎と震える義手。高家は義手を外し、苦しむ紐倉を目の当たりにする。義手になった本当の経緯は明らかになっておらず、最大の謎と言える紐倉の過去が『インハンド』における焦点となっていくことだろう。(渡辺彰浩)