イギリスのロックバンド、ザ・フーのドキュメンタリー映画が18年ぶりに劇場公開
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「ザ・フー / アメイジング・ジャーニー」ビジュアル
2007年に製作されたイギリスのロックバンド、ザ・フーのドキュメンタリー映画「ザ・フー / アメイジング・ジャーニー」が、5月29日より東京・丸の内ピカデリーほか全国で順次公開される。
1964年にロンドンで結成し、モッズ・ムーヴメントを象徴するバンドとして一躍スターダムを駆け上がったザ・フー。1969年にアルバム「トミー」を発表し高い評価を得るも、彼らはバンド内の確執や創作のプレッシャーといったさまざまな問題に飲み込まれていく。本作はザ・フーの栄光とその軌跡を追ったもので、スティング、ノエル・ギャラガー(オアシス)、エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、スティーヴ・ジョーンズ(セックス・ピストルズ)、エッジ(U2)らが出演。デビュー直前のライブ映像や、アルバム「ライヴ・アット・リーズ」のライブ映像なども収められている。マレー・ラーナーが監督を務めた。日本公開されたのは2008年。
音楽ライターの大鷹俊一、ザ・フー・ファンクラブ初代会長の保科好宏によるコメントは以下の通りだ。
大鷹俊一(音楽ライター)コメント
どうしてザ・フーの話になると、誰もが少年時代に戻ったように活き活きと話すのだろう。ここに出てくるスティング、エッジ(U2)、ノエル・ギャラガー、エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、みんなそうだし、彼らの気持ちが手に取るように自分もわかる。
「マイ・ジェネレイション」や「キッズ・ア・オールライト」に心を揺さぶられ、思わずコブシを握るあの時代に簡単にタイムスリップしてしまうからで、ファンの誰もがそんな思いを共有しているはず。
これは複雑に曲がりくねったザ・フー物語を最初期のレアな映像に始まり、いまや伝説となった名ライヴ・シーンを本人たちと、愛憎入り混じるドラマを作ってきたマネージャーら関係者のインタビューで構成されたもので、改めてこのバンドの唯一無二の凄さを伝えてくれる。
破天荒だったキース・ムーン、変態性も備えた名手ジョン・エントウィッスルの二人はいなくなってしまったがピート・タウンゼント、ロジャー・ダルトリーの二人は、今も城を守り続け、人々が訪れるのを待っている。その伝説の扉を開けるフィルムがこれだ!!
保科好宏(ザ・フー・ファンクラブ初代会長)コメント
ザ・フーの波乱万丈の歴史を2時間に凝縮した傑作ドキュメンタリーが、18年振りに劇場公開される。アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞の受賞監督、マーレイ・ラーナーによる本作は、メンバーが育った時代背景から2007年までのザ・フーのキャリアを、家族や数多くの関係者、もちろんメンバー当人の生々しい証言と貴重なライヴ映像を交えてテンポ良く展開する。
モッズ・バンドでのデビューからロック・オペラ、逸早くシンセ・ループを取り入れた斬新な音作りといったバンドの進化、また同世代の有名バンドがダイナソー(時代遅れの恐竜)とパンクの時代に揶揄される中、セックス・ピストルズ、ダムド、ジャム等が挙ってザ・フーの曲をカヴァーし、元祖パンク・バンドとリスペクトしたのは、型破りな4人の個性がぶつかり、せめぎ合う事で生まれた演奏の破格のダイナミズムに心揺さぶられたからだろう。
スティングやノエル・ギャラガー、ジ・エッジ等によるミュージシャンならではの熱い思いも心に響く、もう二度と取り戻せないロック黄金時代のエモーションを鮮烈に記録した本作。ザ・フーの激しく眩しい軌跡はまさに「驚異の旅」(アメイジング・ジャーニー)であり、全ロック・ファン必見の映画だ。
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