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新劇場の幕開けを飾るスペクタクル『AmberS-アンバース-』、感情を揺さぶる物語が始動

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EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP『AmberS -アンバース-』初日前会見より

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東京・有明に新しく誕生した複合型エンタテインメント施設「TOKYO DREAM PARK」。多目的ホールやレストランなどと共にオープンした「EX THEATER ARIAKE(EXシアター有明)」の杮落とし(こけら落とし)として上演される『AmberS-アンバース-』が2026年4月25日(土)に開幕した。クリエイティブプロデューサー・原作・脚本を手掛けるのは加藤シゲアキ。大橋和也と寺西拓人がW主演を務め、猪狩蒼弥、嶋﨑斗亜、川﨑皇輝、松尾龍と共に市川右團次、真風涼帆、渡部豪太、山﨑玲奈らが加わったパワフルなキャストが、河原雅彦の演出のもと壮大なスペクタクルを創りだした。新劇場の杮落としという貴重な機会にあたって、キャストの喜びと共に緊張も伝わってきた初日前の会見と公開ゲネプロの模様をレポートする。

主演のふたりへの信頼にじむ、笑いと熱気に包まれた会見

会見は、最初の挨拶で大橋おなじみの「プリン食べすぎてお尻プリンプリン!」が炸裂。場の空気が一気に和らぐなか、キャスト陣は杮落としかつオリジナルの新作である本作への想いを口々に語った。

加藤によれば、本作の企画が立ち上がったのは約3年前のこと。「気兼ねなく来て楽しんでいただいて、演じる側も楽しい舞台を創りたい」と、作品に込めた想いを語った。

また河原は「(この劇場は)本当に音がいい。2階と3階の距離もすごく近くて、いい劇場です。今回はケレンも多く、仕掛けもいっぱいあって、キャストもみんな熱演している」と笑顔を見せた。

キャストそれぞれのコメントも印象的だ。大橋は「イヴルは家族思いで、僕も家族好き」、寺西は「奥行きがある役をいただいて嬉しい」とそれぞれ役への想いを語ったり、歌もあることを問われた市川が思わず「アッハッハッハ」と笑いだして大橋らからツッコミを受けたり、AIロボット役の渡部がロボットらしく片言で挨拶をして笑いを誘ったり。また唯一の10代である山﨑は太陽のようだとキャストに絶賛されたり。「(幕が開けるのは)すごく楽しみ」(真風)という言葉に尽きる、明るく楽しいトークが続く。

さらに大橋・寺西の後輩にあたる猪狩・嶋﨑・川﨑・松尾からは、大橋について川﨑が「(冒頭の「お尻プリンプリン!」にも表れている通り)空気を柔らかくしていただける」、寺西について嶋﨑が「本当に優しい人で、気さくにいろんな話をしてくださる」と語り、松尾・猪狩も「お忙しいはずなのにすべてにおいて覚えるのが速い」(松尾)、「おふたりの背中を見ながら日々勉強」(猪狩)と話し、彼らのリスペクトが伝わってきた。

最後は主演のふたりが「新しい歴史の誕生の瞬間を見届けていただけたら」(寺西)、「皆さんの感情を揺さぶるような公演にしたい」(大橋)と締めくくった。

【ゲネプロレポート】秘薬「AmberS」を巡る争い、ダイナミックな演出で描く壮大な物語

物語の舞台は、巨大国家パジャーリの地方都市ミトキオシティで、酒場を営むイヴル(大橋)とルイ(嶋﨑)兄弟のもとに、演奏を依頼されたピアニスト・アラン(寺西)が訪れた日の出来事をきっかけに、運命が大きく動き出す。

彼らは反政府活動グループ「ユラリリス」や、ロメロタンク社の令嬢ノア(山﨑)と行動をともにしながら、永遠の若さを手に入れられるという秘薬「AmberS(アンバース)」を巡る争いに巻き込まれていく。背後にはロメロタンク社の社長ヴィンガス(市川)と軍最高司令官ヒルダ(真風)らの思惑が絡み合う。

EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP『AmberS -アンバース-』ゲネプロより

奥行きのある舞台機構を活かしたダイナミックな演出に、アクションもふんだんに盛り込まれ、イヴルたちの想いや「AmberS」に関わる争いの行方を描く。キャスティングが決定してから脚本を書いていったと加藤が語っただけあり、それぞれの役柄が鮮やかに立ち上がっている。大橋演じる弟思いで前向きなイヴルは、明るさと芯の強さをあわせ持つ存在として作品を牽引。一方、寺西のアランは、過去の苦悩を背負った陰影のある佇まいが印象に残る。

「ユラリリス」のメンバー、オルッカ役の猪狩や中央政府軍の右腕・ウォルフ役の松尾は身体能力の高さを活かしてアクション面でも見せ場を担当、「ユラリリス」のメンバー、エンリケ役の川﨑は頭脳派として繊細な表現を見せる場面も多数。ルイの嶋﨑もまた、兄・イヴルへの複雑な思いを丁寧に表現していて説得力があった。

山﨑は圧倒的な歌声で物語を支え、寺西とともに音楽面での軸を担う存在に。この作品をある意味“音楽劇”として成立させている。

ノアの執事・ケン役の渡部はコミカルさも含めて癒しポジションであり、市川と真風はロメロタンク社のヴィンダスと冷酷な軍最高司令官・ヒルダとして揺るぎなき存在感で物語の核を支えている。

SF要素を含んだファンタジックな世界観を通して、単なる冒険譚ではない、確かに「感情を揺さぶる」抒情性をもった舞台に仕上がっている。『AmberS -アンバース-』は5月24日(日)まで同所にて上演。

取材・文・撮影:金井まゆみ


EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP
<公演情報>
『AmberS -アンバース-』

クリエイティブプロデューサー・原作・脚本:加藤シゲアキ
演出:河原雅彦
音楽監督:岩崎太整
キャラクタービジュアルディレクター/衣装デザイナー:柘植伊佐夫

出演:
大橋和也 寺西拓人
猪狩蒼弥 嶋﨑斗亜 川﨑皇輝 松尾龍
山﨑玲奈 渡部豪太
真風涼帆 市川右團次 ほか

2026年4月25日(土)~5月24日(日)
会場:東京・EX THEATER ARIAKE

公式サイト:
https://tdp.tv-asahi.co.jp/ambers/

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