メリル・ストリープ、アン・ハサウェイらの時を経たアンサンブルが楽しい『プラダを着た悪魔2』
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イラストレーション:高松啓二
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
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アンディはジャーナリストとして活躍していたが、古巣ファッション誌「ランウェイ」が炎上し危機的状況に陥ったため、その火消し役として、再び「ランウェイ」に復帰する。
20年の月日を感じさせるのは、オープニングの曇った鏡を拭いてアンディが歯を磨くシーンは同じだが、オープニングロゴが20世紀フォックスから20世紀スタジオに変わっているところ。本編でもカリスマ編集長のミランダの容赦のない口撃はアシスタントにたしなめられ、ルーティンだったコートとカバンをアシスタントのデスクにぶちまけるのもNGになっている。でも高圧的な態度は変わらず、メリル・ストリープは貫禄たっぷりに演じる。
アンディ役のアン・ハサウェイも真っ直ぐな性格とミランダに対する複雑な感情は変わらず、本作の軸となる。アシスタントだったエミリーはエミリー・ブラントの女優ランクが上がった分、出番も役柄もアップ! 今回も好感度の高いナイジェル役のスタンリー・トゥッチは、ミランダとアンディを守護神のように見守り支える。
この時を経たアンサンブルが楽しいが、雑誌が厳しい時代に雑誌を作る意義と継続は、出版界にとっては切実だ。それでも彼らの魂を賭けた生き残り作戦はスカッとした。
<作品情報>
『プラダを着た悪魔2』
公開中
(C)2025 20th Century Studios

