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日本マンガ初の快挙! 安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』英語ミュージカルとしてNYオフブロードウェイで長期公演へ

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安野モヨコによるマンガ作品『鼻下長紳士回顧録』を原作とした英語オリジナルミュージカルが、2026年秋、ニューヨーク・オフブロードウェイで数カ月規模の長期公演を行うことが決定した。これは、日本マンガ作品の舞台化プロジェクトとして初の快挙となる。

原作の『鼻下長紳士回顧録』は2013年より雑誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載され、2018年3月に完結、 第23回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞を受賞している。

『鼻下長紳士回顧録』のブロードウェイミュージカル化を目指すプロジェクトは2020年にスタート。ミュージカル界の世界最高峰・トニー賞受賞クリエイターたちを迎え、日本のマンガ原作による英語オリジナルミュージカル作品として、初のブロードウェイ上演を目指した前例のない挑戦が動き出した。2023年春には、ブロードウェイ業界における標準的な開発プロセスである「台本読み合わせ」が実現。さらに2025年初頭の「ワークショップ」を経て、いよいよ2026年秋、ニューヨークでの長期のオフブロードウェイ公演が実現する運びとなった。

演出・振付は、トニー賞受賞演出家・振付家であり、『アナと雪の女王』などでも知られるロブ・アシュフォード、作詞・作曲は、日本でもファンの多い『春のめざめ』でトニー賞を受賞したダンカン・シーク、脚本は、現在『クレイジー・リッチ』ミュージカル版脚本を担当する日本生まれの劇作家リア・ナナコ・ウィンクラーがそれぞれ手がける。

公演は、2011年より画期的なイマーシブ劇として世界を席巻した『スリープ・ノー・モア』が14年間ロングラン上演を続けてきたニューヨーク・チェルシー地区の劇場を改装して造られた、『鼻下長紳士回顧録』専用の空間で行われる。19世紀の歴史的建造物と現代アートが融合した、観光客にも人気のエリアに、あでやかで美しい『鼻下長紳士回顧録』の世界が出現する。本公演は、最終目標であるブロードウェイ上演へ向けた重要なステップとして位置づけられている。

【あらすじ】
20世紀初頭、フランス・パリ。売春宿で働くコレットは、訪れる“変態”的な欲望を抱えた紳士たちを相手に、出口の見えない生活を送っていた。彼女の唯一の幸せは、どうしようもなく惹かれてしまうヒモ男、レオンとの逢瀬の時間。……たとえ、彼がコレット以外の女のもとへ通っているとしても……「変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人たちのことである……」。
ひとりの女性が明日への希望を紡ぎ、生きる喜びを発見する物語。

<公演情報>
ミュージカル『鼻下長紳士回顧録』

原作:安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』
演出・振付:ロブ・アシュフォード
作詞・作曲:ダンカン・シーク
脚本:リア・ナナコ・ウィンクラー

2026年秋、ニューヨーク・オフブロードウェイで数カ月規模の長期公演を予定

公式サイト:
https://bikacho.annomoyoco.com/

ミュージカル『鼻下長紳士回顧録』スタッフコメント

■安野モヨコ

『鼻下長紳士回顧録』は、人間の欲望や孤独、そして、自分らしく生きることの美しさを描きたいと思って描いた作品です。

人の欲望には、その人だけの痛みや願いが宿っている。
私はずっと、そういう「簡単には言葉にできないもの」に惹かれ、描いてきました。

そんな、とても個人的な衝動から始まった、この作品。
描いていた当時は、まさか海を渡り、ニューヨークでミュージカルになるなんて、想像もしていませんでした。
自分の中から生まれたとても個人的なものが、たくさんの方々の力によって、国や言葉、表現の形を超えて広がっていくことを、とても不思議で幸せに感じていますし、国も文化も違っても、「自分らしく生きたい」と願う気持ちは変わらないのかもしれません。

素晴らしいクリエイターのみなさんによって、『鼻下長紳士回顧録』の世界がどのように立ち上がり、新しい観客のみなさんに届いていくのか、私自身とても楽しみにしています。

■ロブ・アシュフォード

私は『鼻下長紳士回顧録』が大好きです。
この作品は、とにかく美しい。登場人物は力強く鮮やかで、ストーリーは驚きの連続です。主人公のコレットは、絶望的な現実をノートに記し、自分を救う物語として書き換え、自らを救おうとする。そこには「自分の人生は自分で切り開くしかない」という、現代において素晴らしい教訓があります。
この物語の時代や設定はとてもミュージカルに向いています。作品が持つ様々な魅力が合わさった結果、素晴らしいミュージカルになると確信しています。
私はかつて日本で仕事をしたとき、日本の風土、人々をはじめ、日本に恋をしました。
今回、日本の作品『鼻下長紳士回顧録』に関わることができ、心から誇らしくうれしく思います。

■ダンカン・シーク

演出家ロブから、安野モヨコ氏による有名なマンガを原作とした物語の音楽を担当しないかと打診されたとき、光栄に思ったものの、少しとまどいました。脚本家リアの素晴らしいアイデアに導かれ、深く読み進めるようになるとすっかり夢中になり、自画自賛にはなりますが、これまでの私の人生で最高の楽曲を書いたと自負しています。
私たちクリエイターは誰もが、このスペクタクルな公演には、観客に移動の自由があり、従来の劇場のようなベルベットの座席に縛られることがない、ユニークなスペースが必要だと感じていた中、画期的な『スリープ・ノー・モア』の舞台となった建物に素晴らしい劇場を見つけました。本作を独自の特別な現実へと創造するために集められたクリエイターたちと共に取り組めることは、この上ない喜びです。クールな若者たち、そしてクールな大人たち、皆さんと一日も早くお会いできるのを楽しみにしています!

■リア・ナナコ・ウィンクラー

(C)Leni Kei Photography

安野モヨコ先生が生み出した美しい世界の中でお仕事できることを、とても光栄に思います。日米ハーフの脚本家として、日本のIP作品を新しい観客に届けることに強い情熱を抱いており、この素晴らしいチームと一緒に実現できることを本当に喜ばしく感じています。
この美しい作品に敬意と愛情を込めて向き合いましたので、観客のみなさんにも楽しんでいただけたらうれしいです。

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