濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』カンヌで14分間の鳴り止まぬ喝采! 新場面写真3点も解禁
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『急に具合が悪くなる』第79回カンヌ国際映画祭での公式上映前のレッドカーペットより (C)Kazuko WAKAYAMA
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現在開催中の第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている、濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』。この度、公式上映前のレッドカーペットに濱口監督、ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代、ジャン=シャルル・クリシェ、マリー・ビュネルが登場。その後、公式上映でのワールドプレミアが行われた。
『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞国際長編映画賞およびカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞し、『悪は存在しない』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、『偶然と想像』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝くなど、国内外から賛辞を浴びる濱口監督。本作は、カンヌのコンペティション部門への3度目の出品となる。
前日に公式上映されたアスガー・ファルハディ監督作品のレッドカーペットにも登場し注目を浴びたエフィラは、この日はサン・ローランの黒のパンツスーツとカルティエのジュエリーを纏い、熱烈な呼び声に応えながらフランスのスターとしての貫録を見せつけた。岡本は、シャネルのアーティスティック・ディレクター、マチュー・ブレイジーがこの日のために特別につくりあげたカスタムメイドのドレスを纏い、長い手足がさらに際立つ美しさで注目を浴びた。タキシード姿の長塚はやさしく微笑みながら手を振り、黒崎は昨年の『見はらし世代』に続く2年連続のカンヌ参加となり、初となるメイン会場リュミエールのレッドカーペットに満面の笑みで登場した。クリシェ、ビュネルも笑顔でレッドカーペットを進んだ。濱口監督は3作目のカンヌコンペティション出品ながら緊張した面持ちで、これまでにない大勢のキャストとともにレッドカーペットを闊歩。会場に詰めかけたマスコミからも歓声が上がった。


場内に入ると、満席の客席から大きな拍手が巻き起こり、3作品目のコンペティション部門出品となる本作への注目の高さがうかがえた。「ブラボー!」「ハマグチ!」の声援とともに熱気あふれる会場で上映がスタート。上映終了後はエンドロール中から盛大な拍手が送られ、14分におよぶ拍手喝采のスタンディングオベーションが続いた。
場内が明るくなると、監督、キャスト、スタッフたちへ再び称賛の声が沸き起こった。この大きな歓迎を受けた濱口監督は「素晴らしいキャストとクルーのおかげで完成しました。そして、この映画には原作があります。磯野真穂さん、そして、宮野真生子さんに感謝を申し上げたい」とコメント。公式上映にも同席した原作者のひとりである磯野は真っ赤な瞳で会場へ手を振った。エフィラと岡本も涙をぬぐいながら、互いに熱いハグを交わして観客の声援に応えた。
ワールドプレミアの感想を求められた濱口監督は、「ようやく観客に届けることができた」と感無量の様子でコメント。エフィラは「人と人とがつながることの大切さを伝えてくれる作品」と丁寧に言葉を紡ぎ、岡本は「画面の向こう側で見ていたカンヌに自分がいるなんて、現実味がまだありません」と興奮をあらわにした。長塚は「観れば観るほどに感動が深くなる作品」と鑑賞後の余韻を噛み締め、黒崎は「新しい気持ちで映画を観ることができた」とカンヌの地でのワールドプレミアに高まる気持ちを表現。それぞれにこの映画が世界で初めて上映された感激を明かした。
また、環境に配慮して製作された作品に与えられるEcoprod Cannes 2026を受賞したことも発表。本作はすでに50カ国以上での配給が決まっており、世界中から熱い視線が集まっている。さらに、新たな場面写真3点も公開された。



映画『急に具合が悪くなる』本予告映像
<作品情報>
『急に具合が悪くなる』
6月19日(金)公開
公式サイト:
https://www.bitters.co.jp/soudain/
(C)2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm – Tarantula – Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners
『急に具合が悪くなる』公式上映直後のコメント全文
■濱口竜介監督
ようやく観客に届けることができました。カンヌだと、こういう反応になるのか、と感慨深いものがありました。たくさん笑いが起きて、こんな映画だったんだ、と再認識しました。最後には、非常に温かい拍手をいただけて良かったです。
自分がこの映画の素晴らしい原作『急に具合が悪くなる』を読んで心震えたこと、自分に起きたことが、映画を観た観客にも起きてほしいと思っていました。それを身体化して表現してくれた俳優の皆さんの力が大きいと感じています。
■ヴィルジニー・エフィラ
この映画は、人と人とがつながることの大切さを伝えてくれる作品だと思っています。リュミエールで鑑賞して、作品と観客がつながっていることを体感しました。本当に素晴らしい上映でした。この原作がどのように映画になるのか分かりませんでした。濱口監督がくださった言葉が2、3あるんです。「脚本を使って演じるのではなく、テキストのなかに入り込んでほしい」と言われました。はじめは「どういうことだろう」と思ったけれど最終的には分かったような気がします。
■岡本多緒
観ていて、気付いたら口角が上がっていました。あたたかい拍手を長い時間いただいたことにも感動しました。今まで画面の向こう側で見ていたカンヌに自分がいるなんて、現実味がまだありませんが、気持ちはとても興奮しています。
私自身としては、脚本が素晴らしかったので、原作の魂が滲み出るように表現できたらいいなと臨んでいました。
■長塚京三
観れば観るほどに感動が深くなる作品です。皆さん素晴らしい。これは2回以上観てほしいですね。一言一句、忠実にやっていった結果、哲学的な、そして非常にユニークな話になったと思います。
■黒崎煌代
あっという間の3時間16分でした。フランスだからなのか、国が違うと笑うところが違うのも面白かったです。僕たちも気付かされました。今日は新しい気持ちで映画を観ることができて感動しました。智樹役は元気はつらつに演じました。智樹は、内部と外部を行き来する、どこにも属さない唯一のキャラクターだったので、ひたすら自分の感じるままに演技していました。
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