中山優馬が“真実を語る蛙”に 音月桂、矢崎広ら出演『蛙昇天』キャスト&スタッフ発表
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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』出演者
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すべて見るKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』が、2026年10月下旬から11月上旬にかけて神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>で上演される。このたびキャストおよびスタッフが発表となった。
米ソ冷戦激化の時期を背景に、シベリア抑留者の帰還をめぐって当時の日本社会を揺るがせた実際の事件をテーマに、木下順二が書き下ろした『蛙昇天』。誠実に生きたいと願った青年が、苛烈な政治的対立の抗争の場に引きずり込まれ、ついに自殺へと至った事件を、寓意あふれる蛙の世界に写し取った傑作だ。発表当時から大きな注目を集め、演出家の蜷川幸雄は、当時まだ高校生ながら三越劇場で初演を観劇。衝動的なものをそのまま表す演劇表現に惹かれ、この体験が演劇を志すきっかけとなったと後年語っている。
今回演出を手がけるのは、KAAT初登場となるウォーリー木下。音楽は木下からの信頼も厚いトクマルシューゴと、のこぎり演奏家としても活躍する音楽家の西村直晃がタッグを組んで世界観を盛り上げる。振付はモモンガ・コンプレックスのメンバーとしても活動し、『SHELL』『パンドラの鐘』などの振付を担った北川結、仁科幸が務める。
真実を伝えようと立ち上がるも、世間の波に翻弄される主人公・シュレを演じるのは、ミュージカルからストレートプレイまで数多くの舞台で主演を務め、一人舞台や楽曲など、活躍の場を意欲的に広げる中山優馬。出演に際し中山は、「胸の奥底を突き刺すセリフの数々で、説明の難しい感情になる瞬間が多くあります。この想いを肉体に乗せて精いっぱい取り組もうと思います」と意気込みを寄せた。
また、シュレの元同僚・グレ役は、実力派として話題作への出演が続く矢崎広、シュレの母・コロ役は、元宝塚歌劇団雪組トップで、退団後も舞台・映像で幅広く活躍する音月桂が務める。そして、唯一無二の存在感と絶妙な愛嬌で魅了する温水洋一、ドラマ『相棒』の監察官としてもおなじみの神保悟志、2023年まで「猫のホテル」に所属し、印象的なキャラクター性を放つ市川しんぺー、透明感のある佇まいと繊細な感情表現が魅力の中村里帆が出演。さらに、久ヶ沢徹、町田マリー、百瀬朔、白又敦など舞台を中心に活躍する俳優が、個性豊かな蛙たちを演じる。
なお、本作は同劇場2026年度のテーマ「なぜ人は線を引くのか -Why do people draw the lines?」を掘り下げる3作のうちの1作となる。『蛙昇天』のほか、ジョー・マーフィー&ジョー・ロバートソン作・長塚圭史演出の『ジャングル』(2026年10月10日(土)〜11月1日(日))と、兼島拓也作・田中麻衣子演出の『もうちょっとしたら、このあたりで』(仮)(2027年1月下旬〜2月上旬)の上演が予定されている。
【あらすじ】
ここは池の底に広がる蛙の世界。自分たちの住む池に突然石が投げ込まれる事件が起こる。取り囲むアオガエルたちは、これは陰謀ではないかと騒ぎ始める──。
アオガエルの国では、2大政党のデモフリ党とカプリ党が政権争いを繰り広げていた。デモフリ党の構成員たちはカプリ党を陥れようと、あれやこれやと画策する日々を過ごしている。そんな最中、アカガエルとの戦争に負け、捕虜に取られていた仲間たちの帰還が活発化。帰ってきた一部メンバーから、あるアカガエルの一言についてデモフリ党に告発が舞い込む。カプリ党から捕虜が「アカガエルになるまでは帰してもらっては困る」と要請があった、と言っていたというのだ。格好の争いの種となったこの発言をめぐって、大騒動が勃発する。その矢面に立たされたのは、この一言をアオガエル語に通訳した帰還兵のシュレ。たくさんの思惑が渦巻く中、シュレは証言台に立つ。彼はただ、あるがままの真実を伝えようとするのだが──。
<公演情報>
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』
作:木下順二
演出:ウォーリー木下
音楽:トクマルシューゴ 西村直晃
振付:北川結 仁科幸(モモンガ・コンプレックス)
出演:
中山優馬 矢崎広 音月桂 中村里帆 市川しんぺー
久ヶ沢徹 町田マリー 百瀬朔 白又敦
北川結 内海正考 中村駿 塚越志保 肥田野好美 米原有我
神保悟志 温水洋一
演奏:
西村直晃 成田七海 清田瞬
2026年10月下旬~11月上旬
会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』中山優馬&矢崎広&音月桂 コメント全文
■中山優馬
今回、大役をいただけたこと、大変光栄にうれしく思います。
胸の奥底を突き刺すセリフの数々で、説明の難しい感情になる瞬間が多くあります。
この想いを肉体に乗せて精いっぱい取り組もうと思います。
演出のウォーリー木下さんや、素敵な共演者の皆さまとご一緒できることもとても楽しみにしています。
劇場で見届けてください。
■矢崎広
またKAAT神奈川芸術劇場に戻って来られることを、うれしく思います。
次に挑むのは、なんと“カエル”の世界。
ウォーリー木下さんとは今回が初めてのご一緒となりますが、今から非常に楽しみです。
そして、素晴らしいキャスト・スタッフの皆さまとともに、木下順二氏の不朽の名作に挑めることを、大変光栄に感じております。
今回のKAATでの旅路が、どんな出会いや景色へつながっていくのか。
ぜひ劇場で見届けていただけたらうれしいです。
皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
■音月桂
私は一体、どう在りたいのか?
戯曲を読んだあと、私の中の何かが疼き、この問いが生まれました。
この作品、そしてコロという役と向き合いながら、私自身ともじっくり向き合うつもりです。
ご観劇くださる皆さまにとっても、この作品が、ご自身と向き合うきっかけや、心に残るカケラとなればうれしいです。
初めて立たせていただく劇場、そしてご一緒する皆さまとの時間に、今から胸が高鳴っています。
劇場でお待ちしております。
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