薮宏太「再演を待ち望んでいた作品」 ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』公開稽古&囲み取材レポート
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(左から)清水美依紗、橋本良亮、薮宏太、シルビア・グラブ
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すべて見るミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』が、2026年6月から上演される。本作は、人気ミュージカル『エビータ』『ライオンキング』などの作詞を手がけたティム・ライスと、『キャッツ』『オペラ座の怪人』を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの初タッグ作品。旧約聖書の「創世記」に登場する「ジョセフの物語」をベースに、波乱に満ちた主人公・ジョセフの人生を、ロック、バラード、シャンソン、カントリー、ロカビリーなど、多彩な音楽で描いたミュージカルとなっている。
主演を務めるのは、2022年の日本初演に引き続き薮 宏太(Hey! Say! JUMP)。ナレーター役を初演から続投のシルビア・グラブ、初出演の清水美依紗がWキャストで務め、ファラオ役として新たに橋本良亮(A.B.C-Z)が加わる。
さらに三田村邦彦、大山真志、秋沢健太朗、東島京をはじめ実力派キャストが集結し、パワーアップした作品を作り上げる。
公開稽古では、演出のダレン・ヤップによるシーン説明を受けて「Go, Go, Go Joseph」と「Stone the Crows」の2曲が披露された。
「Go, Go, Go Joseph」は、一幕ラストのナンバー。うまくいかない人生でも前向きに進んでいけとジョセフを鼓舞する楽曲だ。明るくパワフルなエネルギーに満ちており、稽古場全体を包み込むような熱気が感じられる。また、中心に立つ藪は控えめながら神聖な雰囲気をまとっており、ジョセフという人物の不思議な存在感を見事に表現している。

「Stone the Crows」は、ファラオが見た悪夢の意味を解釈し、アドバイスすることで信頼を得ていくジョセフを描いたナンバー。ナレーターとジョセフ、ファラオの歌が交錯し、美しいメロディーが重なり合うのが魅力だ。橋本が演じるファラオは柔らかい歌声とちょっとお茶目な表情が印象的で、ジョセフとのコンビ感が可愛らしい。そこに清水のたおやかな語りが加わり、優美な空間を作り上げていた。
稽古の後で行われた囲み取材には薮宏太、シルビア・グラブ、清水美依紗、橋本良亮が登壇した。
――まずは一言ずつ挨拶をお願いします。
薮 4年ぶりに『ジョセフ』の世界に帰ってくることができて、本当に嬉しく思っています。今回は新たなキャストも加わり、パワーアップした作品をお届けできると思うので、ぜひ見に来ていただけたらと思っています。

橋本 ファラオ役を演じますが、前回の(小西)遼生君がすごいインパクトを残していったので、負けずに頑張りたいです。みなさん応援よろしくお願いします。
シルビア 2020年に上演するはずだったのがコロナで中止になり、2022年に初演ができた時はすごく喜びを感じました。そして再びこの役に挑戦できるのが嬉しいです。Wキャストでこれだけの年齢差とキャラクターの違いがあるのは珍しいと思いますが、それもこの作品の良さだと思います。すごく自由で夢のある作品なので、ぜひ楽しみに見に来てください。
清水 私は今回が初参加ですが、前回『ジョセフ』を作り上げた皆さんをリスペクトしながらも、新たな風を吹かせられたらと思っています。
――今回の公演が決まった時の思いを教えてください。
薮 2022年の初演、大千穐楽が終わった時、既に皆さんと「また絶対やるべき作品だよね」というお話をし、いつ実現できるのかなと考えながら今日まで活動してきました。この4年、色々な作品に出演させていただいている間もどこかで「またジョセフをやりたいな」と思っていたので、実現してとても嬉しいです。新たな風を吹き込んでくれる新キャストがいらっしゃることで、再演ですが新鮮な気持ちで臨めるのも嬉しいです。
――薮さんと橋本さんは久しぶりの共演かと思います。お互い、大人になったと感じる部分と変わらないところはありますか?
薮 Jr.時代から知っているんですよね。10代から今までの長い年月続けてきて、一緒にステージに上がれるのが嬉しいです。A.B.C-Zのメインボーカルもしているので、ステージ上での存在感が増していますし、ファラオにぴったりだと感じます。
橋本 僕はJr.になる前から薮くんを知っていて番組も見ていたんです。当時から歌がすごく上手くて、歌い方の研究などをしていて。ファンだったので、こうして共演できるのが嬉しいし、気合を入れていきたいです。すごく仲良くさせていただいていて、先輩後輩というより仲間のような関係でいられるのもありがたい。変わっていないところは笑顔です。子供みたいに笑うのが好きなんですよ。透き通った声も変わらなくて、心地良いです。

ふわふわしているけど、しっかり頼もしい座長、薮宏太
――薮さんが座長として意識していることはなんでしょう。
薮 僕は引っ張っていくタイプの座長ではなく、自分がやるべきことを100%やることで、稽古場が締まればいいなと思っています。ですから、オンオフの切り替えをしっかりやることを意識しています。僕も先輩たちのそういう姿を見てきたので。あとはたまに差し入れをすること(笑)。
――みなさんから見て、座長の薮さんはいかがですか?
清水 すごく地に足がついています。本人がおっしゃったように、やるべきことをしっかりやっていて、私たちはその背中を見てついていく感じです。
橋本 すごくわかる! 僕から見た薮くんは結構ふわふわした感じなんですが、やる時はやる人。ステージに立った瞬間に顔が変わるのがすごいなと思います。
シルビア はっしー(橋本)も言うように、ふわふわしているけど、すべてを受け入れて、何かあった時にちゃんと締めてくれる。一歩引いて全体を見ているような空気感があり、一緒にやっていてとても居心地がいいです。


――シルビアさんと清水さんはWキャストですが、お互いの魅了はどんなところに感じるでしょうか。
シルビア 実はまだ一緒に稽古できていないんです。でも、本読みを隣で聞いて「なんて綺麗な声なんだろう」と思いました。私にはないキャラクターで、心洗われる感じです。あとは、稽古場の動画を見ているとすごく自由に演じてらっしゃる。楽しそうで素晴らしいなと思っています。
清水 ありがとうございます、嬉しいです! 本読みの時にシルビアさんのナレーターを初めて生で聞いたんですが、本当にかっこよくて。それこそ私にはない表現をされていて、インスピレーションを受けました。ナレーターはこの物語を引っ張っていく存在で、そのコアをすごく持っている方だなと感じます。早く一緒にお稽古して、間近で見たいです。
――橋本さんのファラオ役がぴったりと言うお話もありましたが、稽古が始まって、国王としての風格は出てきましたか?
薮 出てますよ! 前回キャストの遼生くんは男らしい存在感のあるファラオを演じていてもちろん素晴らしかったですが、はっしーのファラオは芯がありつつ甘さやセクシーさもある。新しいファラオ像を作っているのが伝わってきます。
橋本 褒めていただいて安心しました。遼生くんが演じたファラオに寄せた方がいいのかという悩みもあったので、受け入れてもらえて嬉しいです。
薮 グループの活動もしっかり責任感を持ってやっていることが、役の表現にも繋がっていると思います。
取材・文:吉田沙奈
<公演情報>
ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』
作詞:ティム・ライス
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
演出:ダレン・ヤップ
翻訳・訳詞:高橋亜子
演出補・振付:TETSUHARU
音楽監督:岩崎廉
出演:
薮宏太(Hey! Say! JUMP)
シルビア・グラブ / 清水美依紗(Wキャスト)
三田村邦彦
大山真志 秋沢健太朗 東島京/
橋本良亮(A.B.C-Z)
ほか
※Wキャストの出演回はチケット販売ページよりご確認ください。
【東京・多摩公演】
2026年6月14日(日)
会場:パルテノン多摩 大ホール
【東京・有楽町公演】
2026年7月19日(日)~8月9日(日)
会場:有楽町よみうりホール
【仙台公演】
2026年6月20日(土)・21日(日)
会場:東京エレクトロンホール宮城
【名古屋公演】
2026年6月27日(土)・28日(日)
会場:COMTEC PORTBASE
【岡山公演】
2026年7月4日(土)・5日(日)
会場:岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場
【大阪公演】
2026年7月10日(金)~13日(月)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
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