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『“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』三菱一号館美術館で “カフェ”から生まれた19世紀の文化を約130点の名画でたどる

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ラモン・カザス《マドレーヌ》1892年 油彩、カンヴァス ムンサラット美術館 Museu de Montserrat. Donated by J. Sala Ardiz.

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2026年6月13日(土)より、三菱一号館美術館で『“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』が開催される。“カフェ”を、キャバレーを含む広い意味にとらえ、カフェという場がヨーロッパの近代美術において、いかに重要な役割を果たしたかを紹介する展覧会だ。

エドゥアール・マネ《バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)》1872年 油彩、カンヴァス ひろしま美術館

まず1860年代後半、印象派の誕生にかかわった有名なカフェが、パリ、バティニョールのマネのアトリエ近くにあった「カフェ・ゲルボワ」だ。モネやルノワール、ドガといった画家たちは、ここで敬愛する画家マネを囲んで議論を戦わせ、やがてうつろう光の中に現代生活を描く印象派のスタイルを確立する。同展では、「カフェ・ゲルボワ」から生まれた芸術の主題、「現代生活」を描いた多彩な作品を紹介する。

アンリ・ド・トゥールーズ= ロートレック《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》1891年 リトグラフ 三菱一号館美術館

世紀末、ヨーロッパの一大歓楽街へと発展したパリ、モンマルトル。この街の象徴的な存在が、華やかなショーで人気を博したミュージックホール「ムーラン・ルージュ」で、シェレやロートレックがポスターを手がけた。また演劇や詩の朗読、影絵芝居など芸術的な出し物が好評を得たキャバレー「シャ・ノワール」は、スタンランの描いた黒猫のポスターが有名だ。

テオフィル・アレクサンドル・スタンラン《シャ・ノワール巡業公演》1896年 リトグラフ 京都工芸繊維大学美術工芸資料館(AN.4829)

このほかルノワールの名作で知られる屋外ダンスホール「ムーラン・ド・ラ・ガレット」などさまざまなカフェ文化を紹介する同展では、フランスだけでなく、スペインのカフェにも目を向ける。それが「シャ・ノワール(黒猫)」に倣うかたちで、1897年、バルセロナにオープンした「クアトラ・ガッツ(四匹の猫)」だ。バルセロナの近代芸術運動(ムダルニズマ)を牽引したカザス、ルシニョルら4人の芸術家たちが出資したこのカフェには、まだ10代のピカソが出入りしていた。今回はフランスとスペインのカフェ文化をつなぐ作品として、カザスがパリの「ムーラン・ド・ラ・ガレット」に寝泊まりしていた時代に、モデルのマドレーヌ・ド・ボアギヨームを描いた《マドレーヌ》が35年ぶりに来日するほか、パリでふたりが通っていたカフェにインスピレーションを受け、ルシニョルが描いた《カフェ・デ・ザンコエラン》を日本初公開。

サンティアゴ・ルシニョル《カフェ・デ・ザンコエラン》1889-1890年 油彩、カンヴァス ムンサラット美術館 Museu de Montserrat. Donated by J. Sala Ardiz.

19世紀の絵画史を語る上で欠かせないテーマともいえる“カフェ”。この場での交流が芸術家たちにいかに大きな影響を与えたのか。約130点の多彩な作品を通して知ることができるだろう。

<開催情報>
『“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』

会期:2026年6月13日(土) ~ 9月23日(水・祝)
会場:三菱一号館美術館
休館日:祝日を除く月曜(※6月29日(月)、7月27日(月)、8月31日(月)は開館)
時間:10:00 ~ 18:00(※ただし金曜日、第2水曜日、7月25日(土)、9月19日(土)~9月23日(水・祝)は~20:00)、入館は閉館の30分前まで
料金:一般2,300円、大学生1,300円、高校生1,000円
公式サイト:
https://mimt.jp/ex_sp/cafe/

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