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『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』アカデミー俳優が最低な夫婦喧嘩を繰り広げる本編映像公開

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『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』 (C)2025 DIE MY LOVE, LLC.

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アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンスが主演を務める映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』の本編映像が公開された。

本作は、第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門や第83回ゴールデングローブ賞にてドラマ部門主演女優賞にノミネートされた作品で、『少年は残酷な弓を射る』『ビューティフル・デイ』で知られる⻤才リン・ラムジー監督が手掛けた衝撃作。プロデューサーには主演のローレンスをはじめ、巨匠マーティン・スコセッシ、共演にはロバート・パティンソンが名を連ねた。

物語は、結婚し子どもを授かった作家のグレース(ジェニファー・ローレンス)と夫ジャクソン(ロバート・パティンソン)が、田舎町にある新居へ移り住むところから始まる。穏やかな空気が流れるその町で、家族と過ごす日々はかけがえのないものに思えた。しかし、グレースを待っていたのは、その穏やかな暮らしとはかけ離れた現実だった。出産をきっかけに作家としての執筆活動は滞り、言いようのない不安や苛立ち、そして深い孤独が彼女に押し寄せる。ジャクソンともいつの間にかセックスレスになり、次第に夫婦の間には距離が生まれていく。

公開されたのは、グレースとジャクソンが激しくぶつかり合う一幕を収めた本編映像。ジャクソンが連れてきた野良犬をきっかけに、ふたりは朝から口論を繰り広げる。昼夜問わず激しく吠え続ける犬にうんざりしているグレースは、家中を荒らされても知らん顔。そんな彼女にジャクソンは不満をぶつけるが、グレースは「あなたの恋人よ。連れ込む相手は選んで」と皮肉を返す。その態度に苛立ったジャクソンは、「外に連れ出せよ。リードをつけて裏庭に出せば覚えるのに」と訴える。しかし、グレースは「クソ犬のしつけはしない」と聞く耳を持たない。

やがて互いの不満は徐々にエスカレート。「子どももいるのに、仕事から帰って掃除しているのは俺だ」「週に3日なんてご立派だこと」「黙れ」「自分だけ聖人ぶらないで」と溜まりに溜まった鬱憤をぶつけ合い、口論はさらに激しさを増していく。怒号を飛ばし合うだけではなく、全身で怒りや苛立ちをぶつけ合うふたりの姿が緊張感を生み、思わず息を呑むシーンに仕上がっている。

併せて、各界の著名人よりコメントとファンアートが到着した。

<コメント&イラスト一覧>※50音順
■ISO(ライター)
情熱的で悲痛な愛の叙事詩。獣のように自由な魂は、“妻”や“母”という役割の中に押し込められた果てにどこへ向かうのか。『ダイ・マイ・ラブ』は、その問いをジェニファー・ローレンスの身体に刻みつける。鬱蒼とした孤独の森を彷徨う彼女の姿に、ただただ圧倒された。

■枝優花(映画監督・脚本・写真家)
人間として生まれた動物が
人間になるために歩みを進めるも
破壊と崩壊によって動物へ戻るが
それゆえにこの星で生きることの難しさに
再び人間にならねばともがく。
そういった行き来を何度も繰り返した結果
私を私たらしめる幸福とは
一体何であるのか?
私へ戻るために死へ向かい
生きているのかもしれない。

■榎本マリコ(画家)
妻となり母となった作家のグレース。
自分という器からとうに溢れ出てしまったやり場のない爆裂な感情は、決して他人事とは思えなかった。
「すべて燃え尽きてしまえばいい」
唯一最後に残った彼女の願いを、共感と共に見届けたい。

■尾崎世界観(ミュージシャン・作家)
これほどまで真っ当に正しく狂われたら、もうぐうの音も出ない。見方が真っ二つに割れそう。そして、味方が真っ二つに割れそう。一緒に観たら、もう元には戻れなそう。

■小谷元彦(彫刻家・美術家)
主人公のグレースは、愛を「量り」「測り」「計り」「謀り」「図ろう」とする。
ふたりを結ぶ愛の距離は、複雑にその姿を変化させていく。
1度目はシリアスな印象と、『シャイニング』のジャック・ニコルソン との対比を考えたが、2度目に観ると、ユーモアや愛しさがさらに加速して見えてくる。
私にとって、近年のジェニファー・ローレンスは、「何かをやってくれる」という期待感を強く抱かせる女優だが、今回も見事にその期待に応えている。

■今日マチ子(漫画家)
作ることに必要なのは、静かに、長く、深く考える時間。それが奪われたときの苦しさが見事に描かれている。誰も悪くないのはわかっているのだ。ただ、出口を失った創作の火が自分を焼き尽くそうとしている。

■SYO(物書き)
人生初の育児……正気を保てなくなる瞬間が、自分にも在った。
己の脆さに絶望し、壊れた情緒に恐怖し、愛の萌芽に戸惑い……
親という役割を担った日から永遠に生まれ変わってしまった。
本作で描かれる狂気じみた悪夢は、全てが確かな心の現実だ。
だから慄き、傷つきながらも救われる。我々は孤独ではない。

■ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑いコンビ)
「お前に何がわかるんだ?」とぶん殴られたような気持ちになった。
昨年の夏に子どもが生まれた僕にとって、産後うつや母親の苦しみはよくわかってるつもりが甘かった……。
破壊された愛は2度と戻らない。
誰かのパートナーであるあなた。覚悟して鑑賞を。

■スズキエイミ(美術家)
背景音楽の「四月の雨 (Little April Shower)」がこんなにも切なく響くなんて。
本来は森の歓びを歌う音楽が主人公の心情の裏返しなら、胸が締め付けられる。自由で美しい愛の日々の崩壊。
あの軽快な雨音はまるで涙の粒のように物語の幸福の影を増幅させている。

■相馬学(映画ライター)
リン・ラムジー監督の映画は、いつも“痛い”。『少年は残酷な弓を射る』を出すまでもなく、人間の道徳と野性の狭間に鋭く切り込んでくる。恋人同士の愛の破綻を描く本作も然り。愛し合っていても生じる、深くて暗い溝。愛の極北に置かれた者たちの“痛み”を体感することは、自分の恋愛観を知ることでもある。必見!

■高橋諭治(映画ライター)
観る者の視聴覚を絶え間なく刺激し、胸をざわめかせる感覚的な映像世界を、リン・ラムジーはこのうえなく緻密に構築する。その特性が最大限に発揮された本作は、映画史上の女性精神崩壊スリラーの系譜に新たに加わった異形の1本だ。不穏な冒頭ショットから驚くべき結末までひとときも目が離せない。

■瀧本幹也(写真家)
愛することの歓びと恐ろしさ、その両方が剥き出しになった映画。ジェニファー・ローレンスの圧巻の演技に激しく揺さぶられる。独特なインサートカットが不穏な感情を静かに増幅させていく。

■たけもとあかる(イラストレーター)
軋んで歪み、崩れていく日常。満たされなさや苛立ち、焦燥の手触り。皮膚の下がざわつくような不安を抱えたまま、現実と幻の境界が溶けていく様を、息を詰めて見つめていました。

■チヤキ(イラストレーター)
幸せなホームドラマだったのが気づいたら緩やかな坂道を転がっていたような感覚。グレースは確かに愛されてた気がするし家も周りの環境も完璧のように見えたけど、どこが分岐点だったのか何が正解だったのかがくっきり描写されないのがまるで現実のようでした。

■DIZ(映画アクティビスト)
出産や育児の「美化された神話」を剥ぎ取り、感動として消費されがちな産後の現実を容赦なく暴き出す。母親という役割に閉じ込められ、少しずつ壊れていく主人公の孤独と狂気は決して他人事ではない。愛と絶望に呑み込まれる衝撃作。

■中村桃子(画家/イラストレーター)
私は子が産まれるまで、全く母になる実感が持てず、分娩台で出てきた瞬間、ボワっと毛が生えたように母性が溢れ出た感覚を思い出した。紛れもなく自分なのだけど、初めての感情がたくさんで、母性本能ってこんなにワイルドで強烈で時に制御が効かなくて、でも美しくて、自然で、切なくて。そんなことを思い出させてくれる素晴らしい映画だった。

■norahi(イラストレーター/アーティスト)
守りたいものも、なりたい姿もある。勝手に背負ってしまうものもある。
手探りの世の中に、満身創痍でしがみついて生きてる。

■マチヒロチ(漫画家)
次から次へとジェニファー・ローレンスに噛みつかれてるようなトランス感にいい意味でぐったり!
舞台で見ているかのような芝居の緊張感と白昼夢のような幻想的な映像を行き来し、現実と虚構を彷徨いながら見届ける愛の終わり。

■MISATO ANDO(美術家)
朝起きて、髪を結って靴を履く。
何をしたいのか分からないまま外に出て、買う気がないのに物を買う。
幸せも平凡も、結局なんでもないから厄介なのかもしれない。
あー、生きるってこういうことか。
形の無いため息をそのまま写し出してくれる映画。

■森直人(映画評論家)
ジェニファー・ローレンスの剥き出しの獣性と衝動に、リン・ラムジーの鋭い作家性と映画詩学が火花を散らす。森が燃えるように魂がざわめき、愛が軋む音さえ美しい。稀有な個性が激突して生まれた破壊と再生のエレジー。痛烈で野性味あふれる傑作だ。

『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』本編映像

<作品情報>
『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』

6月12日(金)公開

公式サイト: https://klockworx.com/diemylove

(C)2025 DIE MY LOVE, LLC.