当時の歌とダンスを見事に再現したクオリティの高さが最大の魅力『Michael/マイケル』
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イラストレーション:高松啓二
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
【水先案内人 高松啓二のおススメ】
1982年、スズキのスクーターのCMにリズム感のいいハンサムな黒人青年が登場し、話題をよんだ。ジャクソン5からソロ・アーティストとして成長したマイケルの姿だった。
本作はキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンの半生を描く。マイケルを演じるのは実の甥であるジャファー・ジャクソン。ソックリとまでとはいわないが、繊細で細い体にキュートな笑顔はマイケルのDNAを感じさせる。
プライベートな部分はジャクソン5時代の幼少期を中心に描かれる。父親のジョセフは兄弟を売り出すためスパルタ指導をする。同世代と遊べなかった子供時代のトラウマが、後の奇行に繋がるのでは思われる。そして、クインシー・ジョーンズとの出会いによって、父親から自立、マイケル・ジャクソンが誕生する。
MTV時代の幕開け。映画では、当時の歌とダンスが見事に再現される。そのクオリティの高さが本作の最大の魅力である。『今夜はビート・イット』での本物のギャングとのダンスコラボや『スリラー』など、リアルタイムで見ていただけに自然とリズムにのってしまう!
「バッド・ワールド・ツアー」(観に行ったなー)で幕を閉じる。本人の実像に迫った作品だったかと言えば、そこまでは描かれていない。スキャンダルや闇の部分は敢えて割愛されている。そこを描くのはマイケルにふさわしくないというアントワーン・フークア監督の姿勢なのだろう。
生きていれば今年68歳。ボクと同い年である。ちなみにマドンナも。
<公演情報>
『Michael/マイケル』
6月12日(金)公開
公式サイト:
https://www.michael-movie.jp/
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