米津玄師が映画「海獣の子供」主題歌「海の幽霊」書き下ろし、新たな髪色の写真公開
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米津玄師(撮影:山田智和)
米津玄師が6月7日公開のアニメーション映画「海獣の子供」の主題歌として、新曲「海の幽霊」を書き下ろした。
米津は過去に“DAOKO×米津玄師”名義で映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌として「打上花火」を書き下ろしたが、単独名義で映画主題歌を歌うのはこれが初めて。「海の幽霊」が主題歌となる映画「海獣の子供」は五十嵐大介の同名マンガが原作の海洋冒険物語で、原作は第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど高い評価を受けている。映画のアニメーション制作は「マインド・ゲーム」「鉄コン筋クリート」などを手掛けるSTUDIO4℃が担当。数々の名作アニメを世に送り出してきた同スタジオによる人気マンガの映像化に、アニメファンも大きな期待を寄せている。声優は主人公の琉花役に芦田愛菜、海役に石橋陽彩、海の兄・空役に浦上晟周がキャスティングされた。
米津は「海獣の子供」を10代の頃に読んだそうで、原作について「そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます」とコメント。また「もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです」とも語っている。
原作者の五十嵐と米津は、米津が公式イメージソングを書き下ろしたルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」より親交が続いており、その縁から今回米津が「海獣の子供」の主題歌を手がけることになったという。五十嵐は「映画『海獣の子供』の主題歌を米津さんに……という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です」と、自身の作品と米津の作品が結びついた喜びを述べている。
この発表に合わせて米津は新たなアーティスト写真を公開。この写真は4月24日YouTubeにて3億6000万回以上の再生回数を誇る「Lemon」のミュージックビデオを手がけた山田智和が撮影した。髪色も新たになった米津の“今”を収めた写真をぜひチェックしてみよう。
米津玄師 コメント
原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。
五十嵐大介 コメント
米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに……という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。