米津玄師が映画『海獣の子供』主題歌書き下ろし 新曲“海の幽霊”
音楽
ニュース
photo by 山田智和
6月7日から公開されるアニメーション映画『海獣の子供』の主題歌を米津玄師が担当することがわかった。
五十嵐大介の同名漫画をSTUDIO4℃がアニメ化する同作は、14歳の少女・琉花とジュゴンに育てられた2人の兄弟・海と空のひと夏の出逢いを描く作品。主人公・琉花役の声を芦田愛菜が演じるほか、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井優らが声優陣に名を連ねる。音楽は久石譲が担当。
主題歌に起用されるのは米津玄師による書き下ろしの新曲“海の幽霊”。米津自身の作品としては初の映画主題歌となる。米津が公式イメージソングを担当した『ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」』から原作者の五十嵐大介と親交が続き、今回の主題歌書き下ろしに繋がったという。
あわせて米津の新たなアーティスト写真が公開された。撮影は“Lemon”のPVも手掛けた山田智和。
米津玄師のコメント
原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。米津玄師
五十嵐大介のコメント
米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。五十嵐大介