美智子さま描く皇室ドラマ、新キャストに上白石萌音、和田正人、町田啓太ら9名
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上白石萌音演じる宮本ひろ子。
皇后美智子陛下の物語を描くドラマ「プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡」の新キャストが明らかに。上白石萌音、和田正人、町田啓太、若村麻由美、草笛光子らが出演する。
皇后陛下がこれまでに歩んだ道のりを、永作博美演じる東宮女官長・浜村時子(仮名)の目線から描いた本作。上白石は駆け出しの週刊誌記者・宮本ひろ子に。当時皇太子だった天皇陛下のお妃選びに向けての取材合戦の渦中で、美智子さまに対する心ない批判に憤慨しながら取材を進めていく役どころだ。脚本から多くの気付きや感動を得たという彼女は「特に、美智子さまのお心模様を知るうちに、女性として、人としての尊敬と憧れが増しました。わたしが演じるひろ子もそうやって影響を受けていくので、心から共感しながら演じました」とコメントしている。
また、ひろ子の先輩記者・森富之に和田、美智子さまに批判的な目を向ける華族会の重鎮・藤永菊子に若村が扮する。草笛が平成の現代でノンフィクション作家となった83歳のひろ子、町田がひろ子の担当編集者・後藤成治を演じた。そのほか山崎樹範、田島令子、伊武雅刀、升毅の名が共演に並ぶ。上白石、和田、町田、若村、草笛によるコメントは下記の通り。
「プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡」は、約6時間半にわたり天皇皇后両陛下を特集する特番「FNN報道スペシャル 平成の“大晦日”令和につなぐテレビ」内でオンエア。番組は4月30日18時半にスタートする。
FNN報道スペシャル 平成の“大晦日”令和につなぐテレビ
フジテレビ系 2019年4月30日(火・祝)18:30~24:55
上白石萌音 コメント
オファーの感想
平成最後のドラマ、そして、初めて皇室を描いた物語ということで、この上なく光栄に思うと同時に背筋が伸びました。また、ご出演される先輩方のお名前を拝見するだけで、いち視聴者として放送を心待ちにする自分がいました。素晴らしいチームの一員になれてとてもうれしかったです。
美智子さまや皇室への印象
脚本を読みながらたくさんの気づきや感動がありました。特に、美智子さまのお心模様を知るうちに、女性として、人としての尊敬と憧れが増しました。わたしが演じるひろ子もそうやって影響を受けていくので、心から共感しながら演じました。
役作りについて
当時の書籍や記事を読んで想像を膨らませました。男性社会で揉まれながらも、粘り強く意思を貫くひろ子のたくましさを出せたらと思いました。そして、美智子さまに影響を受けて少しずつ成長していく姿も、監督と相談しながら丁寧に演じたつもりです。
視聴者へのメッセージ
時代が移り変わっても、変わらぬ人の思いが描かれていると思います。生放送とともに、このドラマも楽しみにしていただけるとうれしいです。
和田正人 コメント
オファーの感想
平成の最後にこのような作品に出演できることを、とても名誉に思うと同時に、昭和に生まれ、平成で育ってきた国民の一人として、誇りを持って演じたいと思いました。
美智子さまや皇室への印象
国民の平和を願う両陛下のお言葉をテレビ等で拝見する際に、心に温もりが広がっていくのを感じることがありました。この作品を通じることで、その温もりの正体に少しだけ気付けたような気がします。
昭和の週刊誌記者を演じて
男尊女卑という言葉が代名詞のような時代。その中でも週刊誌記者という男社会の中で生きるやり手の記者を演じます。人に厳しく、そして成果にこだわる姿をまっすぐに演じることを心掛けました。やや嫌なヤツに見えると思いますが、それが彼の正義。昭和の面影を手繰り寄せながら役作りしました。
視聴者へのメッセージ
ドラマが放送される平成最後のこの日は、平成という時代を見守ってこられた両陛下への感謝を胸に抱く日であると個人的には考えています。この紡がれてきた平和が令和の時代にも続くことを、より多くの視聴者と願いたく思います。
町田啓太 コメント
オファーの感想
平成最後となるこの作品に出演させていただけることになり、大変光栄に思いました。
美智子さまや皇室への印象
物心ついた時から、自分とは遠すぎる存在に正直なところ現実味があまりありませんでした。ですが、この作品を通じて、僕には想像がつかない程の気高き心と信念に圧倒され、感銘を受けました。
草笛光子との共演について
尊敬する大先輩、草笛さんが発するお言葉に毎回刺激を受けながら、素敵な時間を過ごさせていただきました。以前、美智子さまとお会いになられた時の貴重なお話も聞かせて頂き、美智子さまへの敬意に満ちたお芝居に今作の役どころと同じく心が弾みました。
視聴者へのメッセージ
平成をけん引されてきた皆様はもちろん、平成を過ごしてきた皆様の中には、僕と同じ平成生まれで年号が変わる瞬間を初めて迎える方々も多くいらっしゃると思います。平成を歩んだ一人としても、“令和”になる、それをこの作品を通して皆様と共により深く感じられるように努めたいと思います。
若村麻由美 コメント
オファーの感想
まず、美智子さまの手記をドラマ制作できる事に驚き、その驚いた自分にも驚きました。また、伝統を象徴する大役をいただき、自分に務まるか不安でしたが、時代の節目の作品に参加させていただく事に様々な意味があると考えました。
美智子さまや皇室への印象
敗戦後、象徴天皇制となった事は、皇室史上最大の変化だったのではと改めて思い、その在り方を模索する難しさも感じました。それを実現するべく民間から選ばれたプリンセスの責務は想像をはるかに越えていましたが、皇室の中に家庭の温もりを作られた“勇気と信念”の女性と感じました。
役作りについて
プロデューサーや監督と、台本や資料を元に、ただの敵役としてではなく、伝統保守を使命とし、変わりゆく時代に取り残された誇り高き女性として、藤永菊子を創造しました。言葉、所作、習慣など、わからない事が多くありましたが、旧華族の方にお話を伺い、当時の帯や着物をいくつか使わせて頂けた事が大きな助けとなりました。
視聴者へのメッセージ
時代に思いをはせて私たちの知り得なかった事柄をドラマとしてお楽しみください。戦争の無かった平成から、戦争も災害も無い令和となるよう平和を祈ります。
草笛光子 コメント
オファーの感想
美智子さまとご一緒にお仕事ができるようでとてもうれしかったです。
美智子さまや皇室への印象
今だから言えることが新鮮でした。皇室と私たちとが近くなった気がします。
役作りについて
演じる者としては難しかったです。女優として演じるだけでなく、ノートの代読、和歌詠み人と、美智子さまと沿うことが多面的にあり難しかったです。このようなドラマは初めての経験でした。でも、私から美智子さまへのラブレターのつもりで演じました。
視聴者へのメッセージ
日本国民の象徴である陛下と美智子さまお二人への敬愛の情を持たれることと思います。これまでにない珍しいドラマです。皆さんのお心に染みるドラマになったらうれしいです。
(c)フジテレビ