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飯豊まりえ、単独初主演映画『シライサン』でホラー初挑戦 乙一として知られる安達寛高が監督に

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リアルサウンド

 飯豊まりえが初めて単独主演を務める映画『シライサン』が、2020年に公開されることが決定した。

参考:横浜流星と飯豊まりえが遠くを見つめる 『いなくなれ、群青』場面写真公開

 本作は、「その名を知ると現れて、視線を逸らすと、殺される」という呪い、そして鈴の音と共に現れるホラーキャラクター“シライサン”を描いたホラー映画。ホラーが大の苦手という飯豊が、自己犠牲もいとわず恐怖に立ち向かう大学生・端紀を演じる。

 監督を務めるのは、ジャンプ小説大賞を17歳で受賞し、数多くの作品が映像化されている小説家・乙一として知られる安達寛高。本作は完全オリジナル作にして、長編監督デビュー作となる。

 情報発表にあわせて、飯豊、安達監督、武内健プロデューサーより、下記のコメントが寄せられた。

コメント
●飯豊まりえ(瑞紀役)
自分の中で初めての挑戦で、今は緊張しています。台本を読むだけでも、シライさんがどこかに居そうで怖かったです。そして、この作品に携われたことで、ホラーへの印象が変わるかもしれません。
頂いた出会いと役を大切に、いまから心の準備をして真剣に、向き合って臨みたいと思っています! 映画館でお会いできるの楽しみにしております。

●安達寛高(監督・脚本)
初めて映画を撮ったのは二十四歳のときでした。今回、劇場用長編映画を撮ることになり、不安と期待が入りまじっています。長編映画を撮ることが夢でした。映画『シライサン』は、いわゆる『リング』や『呪怨』の系譜につらなるJホラーです。呪いにより次々と人が亡くなっていきます。僕が「怖い」と感じるものを作品に盛り込みました。観た人が、一生、トラウマとなって引きずっていくような映画にしたいです。

●武内健(プロデューサー)
10年ほど前に安達寛高監督の自主映画を手伝いました。その頃から監督・脚本でオリジナル作品をやりたかったのですが、本人はとても慎重で、自主映画で少し勉強をしたいと、なかなか腰を上げてもらえませんでした。そして、去年の年賀状に「映画をやりたいです」と一言。そこからすぐにこの企画が立ち上がりました。論理と不条理が入り交じり、恐怖と切なさで引き込まれる。こんなに面白い物語がつまらない映画になるわけがない! 私自身が一番期待をしています。
また、主人公・瑞紀は、ホラー映画のヒロインにありがちな悲鳴を上げるだけのキャラクターではありません。普通の純粋な女の子らしさと、自身の後悔や葛藤と向き合い、他者の悲しみや死者の想いをも洞察する思慮深さ、そして勇気と知恵をふりしぼり自己犠牲もいとわず恐怖に立ち向かう、力強い側面の持ち主です。この複雑な表現が求められる役を演じる女優さんについて、正直悩んでいました。そんな時に観た知り合いの監督の作品に飯豊さんが出演していました。その透明感と多面性、太い芯の通ったような意思の強さに心を動かされすぐに出演をお願いしたところ、OKをいただきました。また、ご本人がホラーを苦手としていることを後で知りました。大丈夫かなと少し不安になりましたが、台本にメモを取りながら監督の意見に耳を傾けているその真摯な姿が主人公・瑞紀とダブりました。なんだか勝手にこれは勝てる!と思ってしまいました。とにかくたいへんな意気込みをみせてくれている飯豊まりえさんに是非ご注目ください!

(リアルサウンド編集部)