「ラ・フォル・ジュルネ2019」オフィシャルブック 〜旅する作曲家たち〜の愉悦
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目前に迫った大型連休の風物詩「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019(LFJ)」。15回目となる今年のテーマは「旅から生まれた音楽(ものがたり)」だ。そしてお待たせしました。毎年恒例、テーマに即したオフィシャルブックが今年も登場! LFJに華を添えます。「旅する作曲家たち」と題されたこの本には、「行け!外へ出て、遠方をめざせ!世界こそ、芸術家が挑むべき舞台!」というワクワク感満載のキャッチコピーが添えられている。
その内容は、「バッハの修業の旅、ヨーロッパ中を旅して聴衆を熱狂させたパガニーニ、各地の音楽家が一堂に会する音楽祭、コダーイとバルトークの民族音楽研究旅行、馬車を愛したグノー、豪華客船や鉄道に熱狂したタンスマンやオネゲル、ブラームスの湯治の旅…。作曲家たちの旅とその体験から生まれた作品を紹介し、異文化との出会いやさまざまな交通手段がいかに彼らの想像力を刺激したかを明らかにする異色の文化論」。しかも、旅や移動をモティーフにした80の作品を紹介する名曲ガイド付き!なのだから嬉しい限り。これさえあれば、今年のLFJが100倍楽しくなること請け合いだ!
あなたは読んでから聴くか、それとも聴いてから読むか。
「旅する作曲家たち」
コリンヌ・シュネデール著/西久美子(訳)
アルテスパブリッシング刊/2,400円(税別)