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「アベンジャーズ」吹替キャスト集結、山寺宏一「これを観ないと平成を終われない」

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「アベンジャーズ/エンドゲーム」スペシャルスクリーニングの様子。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」のスペシャルスクリーニングが本日4月25日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、米倉涼子や加藤浩次ら日本語吹替版の歴代キャストたちが登壇した。

まずはブラック・ウィドウ役の米倉とロケット役の加藤がステージへ。2012年の「アベンジャーズ」から吹替版に参加してきた米倉は「7年間やらせていただくことで、たくさんのマーベル作品を熟知することができて幸せ」と心境を述べる。そして加藤は「最初“凶暴なアライグマ役です”とオファーされて、なんじゃそりゃって思いました。面白そうだからやってみたら、それがまさかアベンジャーズに参加するとは。こうして『エンドゲーム』に参加できるのは感慨深い」と喜びを語った。

続いて歴代キャストたちも合流。キャストたちも自分の参加シーン以外は本作の物語を把握しておらず、ピーター・クイル役の山寺宏一は、この上映のチケットを勝ち取った観客に「5000円で席譲ってもらえませんか? じゃあ1万円でいいですか?」と交渉を始める。ファルコン役の溝端淳平もそれに「2万円でいいですか?」と便乗し、ニック・フューリー役の竹中直人は「3万とか4万とか5万で譲ってほしいけど、そんなお金ないし……」と言って笑いを起こした。

また山寺は、横に並んだ豪華キャストたちを見て「吹替版声優の舞台挨拶なのに、僕だけ浮いてる(笑)。大河ドラマの舞台挨拶みたいになってるじゃないですか!」と感嘆する。続けて「ここにはいないけど、シリーズにずっと関わってきた声優もたくさんいます。ほかの現場で『(物語の展開は)どうなった!?』っていつも話題になるくらい、『アベンジャーズ』に参加できるのは声優にとって憧れなんです。こうやって参戦できてうれしい」と感慨深げに語った。

マンティス役の秋元才加は、前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で全宇宙の生命の半数が消滅してしまったことに触れ「消えてしまった私(マンティス)からしたら、今日という日が待ち遠しくて……」と観客をうらやましがる。劇中で消滅シーンのなかったシュリ役の百田夏菜子は「シュリは消えたのかどうかわからない状態で終わったので、“消えてしまったキャラリスト”に入っているのを知ったときの衝撃が……」と悲しそうに回想。同じく消滅したグルート役の遠藤憲一は、相棒のロケットは生き残っていることから「ポツンと残ったロケットの寂しさたるや。ひざを抱えて座っている姿を見てジーンとしました」と思いを馳せた。

本作が“アベンジャーズ完結編”と銘打たれていることについて、米倉は「本当に終わるの? 嘘でしょ?」と動揺を隠せない様子。すると山寺が「これを観ないと平成を終われない、気持ちよく令和に行けないですよ!」と会場を盛り上げる。また「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガンが一度降板した第3作の監督に復帰したことから、山寺と加藤は「我々ガーディアンズの次回作のために、(本作が)いい終わり方じゃないと!」「監督が戻ってきましたから!」と熱弁。また加藤は「僕みたいなチンピラ司会者がディズニーさんと仕事できるなんて思っていなかったです。ジャイアントスイングもやってきましたし、アイドルの頭を蹴って1万人から殺害予告が来たこともある。そんな人間が参加できるなんて、ディズニーさんは寛容」と包み隠さずに話して会場をどよめかせた。

ワスプ役の内田有紀が、マーベル作品に参加した喜びを「いつも友達にうらやましがられるので、本当に幸せです。美容院に行っても、レストランに行っても言われますし……」と話すと、加藤が「美容院はどれくらいのペースで行くんですか?」と彼女のプライベートに食いついて笑いを起こす。そして終盤、大のマーベルファンである溝端は、本作への期待を「僕はキャプテン・アメリカが一番好きなので、彼とアイアンマンの関係がどう終わるのか? もしくは始まるのか? 男同士の友情に一番注目したい」と明かした。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」は明日4月26日より全国ロードショー。

※記事初出時、写真のキャプションに誤りがありました。お詫びして訂正します。

(c)Marvel Studios 2019