堤真一×岡村隆史「決算!忠臣蔵」に西川きよし、役作りで剃髪した桂文珍が出演
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左から西川きよし、桂文珍。
堤真一と岡村隆史(ナインティナイン)がダブル主演を務める「決算!忠臣蔵」に、西川きよし、桂文珍が出演していることがわかった。
本作は山本博文の著書「『忠臣蔵』の決算書」を中村義洋が実写化した時代劇エンタテインメント。「忠臣蔵」として知られる赤穂事件をモチーフに、吉良上野介への仇討ちにかかる費用を、予算9500万円以内でやりくりすることになった赤穂藩筆頭家老と勘定方の奮闘が全編関西弁で描かれる。
西川は岡村演じる矢頭長助と同じそろばん侍の赤穂藩次席家老・大野九郎兵衛役、文珍は大石内蔵助らが赤穂藩再興の望みを託す遠林寺の住職・祐海和尚役で出演。西川は「大野九郎兵衛は僕によく似た人物で、まさかあの言葉を映画の台詞として言えるとは夢にも思いませんでした。久々の映画出演で緊張の連続でしたが、空き時間は芸人仲間や俳優さんと一緒に談笑して楽しい時間を過ごせました」と振り返る。
文珍は「まさか! まさか! 私が『忠臣蔵』の映画に出演する日が来るなんて!! 討ち入りのためにお金を調達する重要な役をいただいた!と思ってたのですが、実際は……。私にぴったりの役でした(笑)」とコメント。なお、文珍は何年も貫いてきたヘアスタイルを「岡村くんのためやからな、なんでもするで」と、今回の和尚役に合わせて剃髪した。中村、プロデューサー・池田史嗣のコメントは下記に掲載している。
濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみも出演する「決算!忠臣蔵」は11月22日から全国でロードショー。
西川きよし コメント
芸歴55周年を迎えたこともあり、「決算!忠臣蔵」の話をいただいたときは大石内蔵助の役がついに来たか!と思いました。実際いただいた役は大野九郎兵衛という役で、役作りのために本を読んで勉強をしました。
大野九郎兵衛は僕によく似た人物で、まさかあの言葉を映画の台詞として言えるとは夢にも思いませんでした。
久々の映画出演で緊張の連続でしたが、空き時間は芸人仲間や俳優さんと一緒に談笑して楽しい時間を過ごせました。
桂文珍 コメント
まさか! まさか! 私が「忠臣蔵」の映画に出演する日が来るなんて!!
元々、「忠臣蔵」というエンタメは文楽「仮名手本忠臣蔵」から始まり、歌舞伎や映画、TVドラマにと時代と共にメディアの変化、時代の空気感に合わせてみなさんに受け入れられてきたお話です。
この『決算!忠臣蔵』は実に今のご時世らしい作品です。大石内蔵助がお金で苦労していたとは……。
討ち入りのためにお金を調達する重要な役をいただいた!と思ってたのですが、実際は……。
私にぴったりの役でした(笑)。ぜひ劇場でご覧になってください。
中村義洋 コメント
西川きよしについて
忠臣蔵をお金の面から描く、となると赤穂藩の財政を一手に引き受ける次席家老・大野九郎兵衛は重要な登場人物になります。御家断絶後に内蔵助を支えていく矢頭長助(岡村)にもそのDNAは確実に受け継がれていくわけで、ではそんな大野を誰に演じて頂くか……。実は今回のキャスティングで最も時間がかかったのがこの大野役でした。あの人でもない、この人でもないと悩む日々の中、ついに師匠の名前が挙がった時の「これで映画ができる!」と思った瞬間は今でも忘れられません。普段の温厚篤実なお人柄からは一線を画す、激しく熱いお芝居にご期待ください。
桂文珍について
まさか……まさかあの文珍師匠がトレードマークのあの髪型を剃って、頭を丸めてくださるなんて……。
自分は大変なことをお願いしてしまったと青くなっているところへ「だいぶ寒うおまんな」と事も無げに、にこやかな笑顔で現れなさった師匠を見て、不覚にも泣いてしまいました。あんたこの仕事気張って続けてかなあかんで、と言われているようで、身の引き締まる思いでした。またお芝居が自然体で……。スーッと現場に来て、軽~くお芝居をされて、その中にたまに凄味を効かせて、スーッと帰っていかれる……。かっこ良過ぎました。
池田史嗣(プロデューサー)コメント
圧倒的存在感のきよし師匠に喝を入れられ、何を考えているか読めない文珍師匠にかき乱され右往左往する金欠の赤穂浪士たち……。
今回勢揃いした日本映画界を代表する実力派のオールスター俳優陣と、お笑い界のレジェンドお二人のハイレベルな芝居合戦。コメディでありながら、お芝居はそれぞれの技量を尽くした真剣勝負。お二人のおかげで現場は(特に吉本勢が)緊張感に包まれ、作品がしっかりと締まったような気がします。
まもなく平成が終わり、本作は“令和初の忠臣蔵映画”となりますが、新時代に送り出すのに相応しい、かつてなく斬新で面白い国民的エンターテイメントになっているはず。どうぞご期待くださいませ。
(c)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会