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ラミ・マレック、『007』シリーズ最新作『BOND 25』出演 ベン・ウィショーらも続投へ

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リアルサウンド

 『007』シリーズ最新作『BOND 25(仮題)』のローンチイベントが4月25日(日本時間)にジャマイカにて開催され、新キャストとして『ブレードランナー 2049』のアナ・デ・アルマス、『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレックが出演することが明らかになった。

参考:キャリー・ジョージ・フクナガは『007』の監督にふさわしいのか? その作家性と新作の行方を占う

 シリーズ25作目、ダニエル・クレイグが主演を務める5作目となる本作は、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』などの作品で知られる日系アメリカ人のキャリー・ジョージ・フクナガが監督を務める。ローンチイベントが行われたジャマイカは、記念すべきシリーズ第1作目の『007/ドクター・ノオ』(1963年)のロケ地で、『007』シリーズのゆかりの地のひとつだ。

 イベントには、シリーズを牽引してきた製作のバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン、フクナガ監督が登壇。ジャマイカで実施されたイベントについて、ブロッコリは「ジャマイカは、原作者であるイアン・フレミングが物語の執筆の拠点とし、 “ジェームズ・ボンド”を生み出した場でもあるので、007にとっては聖地と言えます。記念すべき25作品目で、ここへ戻ってくることができて私たちは特別な想いです」とコメントし、「前作で英国諜報員を卒業したボンドは、最新作ではここジャマイカの豪華なおうちでリラックスしているの。そこから物語がスタートしていくのよ」と、ジャマイカから最新作の物語がスタートしていくことを明かした。

 そして、最新作に登場するキャスト陣が続々と発表。続投キャストとして、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト。さらに新キャストとして、アルマスとマレックをはじめ、ダリ・ベンサーラ、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセンが出演することが明かされた。

 マレックは今回イベントに参加することが叶わず、「こんにちは、ラミ・マレックだよ。みんなは素敵なジャマイカにいるんだってね。ちっとも嫉妬なんてしていないよ…僕は別の仕事でニューヨークだけどね…。最新作のキャストとクルーたちに会えることをすごく楽しみにしているよ! そして…Mr.ボンド君。25作品目のミッションは決して簡単に乗り越えることはできないだろう…」と、『007』シリーズに出演することに喜びをあらわにするとともに、意味深なメッセージを寄せた。

 Q&Aセッションでは、「25作品も続く『007』シリーズがなぜこれほどまでにも愛されているのか?」との質問に、クレイグは「『007』シリーズは、僕自身子供のころから家族と一緒に観ていた大好きな作品だ。原作者のフレミングによって作りこまれたキャラクターや設定、舞台、背景が、映画でもしっかりと踏襲されていることで、ボンドというキャラクターは違った役者が演じても、一貫性が保たれている。それが、ファンが長年経ってもついてきてくれる理由なんだろうね」と分析。

 続けて、フクナガ監督は「僕にとって、ダニエルが一番お気に入りのボンドなんだ。だから、今作はこれまでの作品のなかで“最高の007だ”といわれるもの仕上げ、ダニエルに有終の美を咲かせてから、次にバトンタッチしたい。僕はこの映画でベストを尽くしているから、きっと次の監督にはハードルが高くなってしまうと思うよ(笑)」と自信をのぞかせた。最後に、クレイグはお気に入りのボンドカーを問われ、「アストンマーチンdb5だよ」と笑顔で答え、和やかなムードのなか会見は幕を閉じた。(リアルサウンド映画部)