深い喪失感と過ごす3度の夏、全編16mmで捉えた「サマーフィーリング」予告解禁
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「サマーフィーリング」
「アマンダと僕」で知られるミカエル・アースが2015年に発表した監督作「サマーフィーリング」の予告編が、YouTubeにて公開された。
恋人サシャを亡くしたロレンスとサシャの妹・ゾエが、少しずつ人生の光を取り戻していくさまを描いた本作。Netflixオリジナル映画「7月22日」のアンデルシュ・ダニエルセン・リーがロレンス、「女の一生」のジュディット・シュムラがゾエを演じた。
予告には、ロレンスとゾエが深い喪失感を抱えながら、友人や家族とともに3度の夏を過ごす様子を収録。「明るい光が射す夏こそ、空虚さが際立ち、激しい喪失感を感じる季節だ」と語るアースは、ドイツ・ベルリン、フランス・パリ、アメリカ・ニューヨークの夏の風景を、粗い粒子が特徴的な16mmフィルムで切り取った。
予告の後半に流れるファンタスティック・サムシングの「Home in Another Heart」をはじめ、映画ではピクシーズ、ザ・ラーズ、ジ・アンダートーンズ、ベン・ワットの楽曲なども使用される。また細野晴臣の「HONEY MOON」を日本語カバーしたことでも知られるシンガーソングライターのマック・デマルコが、劇中のライブシーンに出演した。
「サマーフィーリング」は、7月6日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー。国内では過去に「この夏の感じ」のタイトルで「交差する視点 - 日仏インディペンデント映画特集」で上映されている。なお第31回東京国際映画祭コンペティション部門で東京グランプリと最優秀脚本賞の2冠を獲得した「アマンダと僕」も、6月22日より全国順次ロードショー。
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