「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『アベンジャーズ/エンドゲーム』
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リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、リアルサウンド映画部の宮川が『アベンジャーズ/エンドゲーム』をプッシュします。
参考:『アベンジャーズ/エンドゲーム』への期待 MCUの一大シリーズ10年の歩みを総括する
衝撃の結末で幕を閉じた前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』から1年、ついにこの日が来た。いや、来てしまったと言うべきか……。
2008年の『アイアンマン』から始まったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の22作目にして、『アベンジャーズ』シリーズの完結編となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』がついに封切られた。
『インフィニティ・ウォー』では、最強だったはずのヒーローたちアベンジャーズが、最強の敵サノスに敗北を喫し、アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命の半分が消し去られてしまった。『エンドゲーム』では、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイら生き残ったヒーローたちが、わずかな希望を信じて再び集結する。
上記は本作の公式サイトにも記載されているあらすじだが、内容に関してそれ以上のことは何も言わない方がいいだろう。上映時間3時間に及ぶ『エンドゲーム』は、冒頭から驚きの連続だ。あまりの衝撃に観ているこちらが追いつけないほど。まるでホークアイの射る弓のように突き進んでいくので、3時間なんてあっという間。個人的に、体感時間は1時間にも満たないぐらいだった。
公開に先駆けて4月23日にいち早く試写で鑑賞した際は、とにかく目の前の現実を受け入れることで精一杯だったが、昨夜、公開初日0時スタートの新宿バルト9でのカウントダウン上映で再見し、またいろんな発見があった。おそらく観るたびに新たな発見があるのだろう。上映中は大きな拍手が起こることもあれば、笑い声やすすり泣く声もたくさん聞こえてきた。1分1秒、ワンシーンワンカットがこれほど待ち遠しくて濃密な映画なんて、これまでにあっただろうか? MCUを追ってきた人なら誰しもが心打たれる映画体験になること間違いなしだ。この映画体験はMCU過去21作を観ることによってさらに高まるので、是非とも全作を予習した上で鑑賞してほしい。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』には、これまでMCUがやってきたことの全てが詰まっている。まさに完璧な完結編と言えるだろう。わずか11年でこれだけのシリーズに成長したのも驚きだ。これから何を楽しみにしていけばいいのか、心の中にぽっかり穴が開いたような気分だが、とにかく「ありがとう」と言いたい。それではみなさん、また劇場で会いましょう。(リアルサウンド編集部)