山田孝之、ドキュメンタリーで5年間密着されるも「どうってことない」
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「TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY『No Pain,No Gain』」先行上映舞台挨拶の様子。左から牧有太、山田孝之。
ドキュメンタリー「TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY『No Pain,No Gain』」の先行上映舞台挨拶が本日4月26日に東京・シネマカリテにて行われ、山田孝之と監督、撮影、編集を担当した牧有太が登壇した。
山田が30歳という人生の節目を迎えた2013年から、約5年間にわたり彼を追った本作。密着された感想を尋ねられた山田は「僕は普通に生活していてそこにカメラがいたというだけなので、どうってことないですね」と言ってのける。牧が「でも素っ裸じゃないですか、心も体も。だから、本人と事務所がこれでようOK出したなって思いましたよ」と続けると、山田は「まずいっすか? まずいところありました?」と牧と観客に問いかけ、「いつも包み隠さずしゃべってます」と改めて自身のスタンス表明した。
2人の信頼関係はいつ頃から芽生えたのか質問されると、山田は「まだないです!」と即座に切り返し、笑いを誘う。牧は「撮影が始まって半年くらい経ったときに、僕が『水曜どうでしょう』に出たんですが、『その番組に出てるので信用します』って直接言われました」と回想。すると、山田は「まだ全然心が通じている段階じゃないのに、僕が出演したミュージカルの千秋楽に来て。泣きながらカメラを持って楽屋に入って来たんですよ。『絶対嘘だよ! なんの思い入れもないのになんで泣くの!?』って」とエピソードを披露する。「あれだけはいまだに信じてない」「こうやって自分から見せていく演出をするんですよ」とぼやく山田に、牧は「あれは本当の涙だよ」と笑った。
イベントでは観客とのQ&Aのコーナーも。「ばっちこーい!」と気合いを入れた山田は、観客を自ら指して会話をしつつ質問に回答していく。「ファンとしては今後また5年撮ってほしいのですが、その予定はありますか?」と聞かれると、山田はカメラを持って登壇していた牧を示し「この人はなぜ今(カメラを)回してるのかって話ですよね」とコメント。会場から期待の拍手が起こると、牧は「僕は死ぬまで撮る。だからどっちが先に死ぬのかということですよ」と威勢よく話すが、山田から「おめーが先に死ぬから、絶対!」とツッコミを受ける。さらに「編集してるときにイボ痔になって死ぬから」と畳み掛ける山田に、牧は「やめろやめろ!」と返し、気心の知れた掛け合いで会場を笑いで包んだ。
「TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY『No Pain,No Gain』」は、明日4月27日より新宿シネマカリテで限定公開。なお、240分の再編集版を収録した本作のBlu-rayは7月1日に発売される。
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