映画『バースデー・ワン ダーランド』の楽曲を原 恵一監督作品の大ファンの miletが担当
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世界35以上の映画賞を受賞した『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』や『河童のクゥと夏休み』『カラフル』等を手がけたアニメーション監督、原恵一の最新作『バースデー・ワンダーランド』が完成した。この映画のメインテーマ「THE SHOW」とイメージソング・挿入歌「Wonderland」を担当するのが、今年3月にデビュー・ミニアルバム『inside you EP』をリリースしたシンガー・ソングライター、miletだ。
デビュー曲「inside you」(ONE OK ROCKのToruとの共作曲)がフジテレビ系ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』のオープニングテーマに抜擢されると、ハスキーで、瞬時に心を鷲掴むその印象深いボーカルで11の音楽配信サイトで同時1位を獲得し、一躍注目となったmilet。歌心にフォーカスしたシックなサウンドや先鋭的なエレクトロ・サウンドなど、さまざまなタッチのサウンドに乗せ歌を解き放つmiletは、今回の映画『バースデー・ワンダーランド』でまた新たな魅力を放っている。メインテーマである「THE SHOW」はオーストラリア出身のシンガーLenkaの2008年のデビュー・シングルのカバー曲で、原曲を元にしつつ原恵一監督とともに映画のメッセージをふんだんに込めた、ピュアな日本語詞を書き上げた。挿入歌「Wonderland」は、作品の絵コンテを見た瞬間に湧き上がったイマジネーションを初のオーケストラ・サウンドに落とし込み、勇気ある一歩で、世界がダイナミックに色づいていく高揚感を音と歌とで表現した。
「挿入歌「Wonderland」は、原監督からオーケストラを使ってほしいというリクエストがあって。わたしはクラシックで育ってきたので、オーケストラでの曲を作るのは大きな夢のひとつでもあったので、すごく嬉しかったです。絵コンテを見たときに、ああいう感じとああいう感じを組み合わせたら、ここの音は映えるなとかを想像しながら作曲ができて。これまで自分が聴いてきたクラシック音楽と邂逅しているような感覚もありました」と、miletはワクワクするような今回の制作について語る。じつはmiletは以前から原恵一監督作品の大ファンで、『河童のクゥと夏休み』は彼女の人生に大きく影響をした作品であり、聖地巡りまでしたという。
「『河童のクゥと夏休み』がわたしの原点に戻れる作品だったんですけど、『バースデー・ワンダーランド』は音楽をはじめた自分に大きな出会いを作ってくれた作品であり、すごく自信をつけてくれた作品で。新たなわたしの原点になりました。絵コンテで見ていたときから、すごく素敵な映画になるなって思っていたんですけど、初めてスクリーンで色がついたものを見たとき、本当に美しい!って思いました。それぞれのキャラクターの声を担当するみなさんが気持ちを込めて命を吹き込んでいるのも伝わってきましたし。その物語のなかでわたしの曲がバッと流れて……この映画の一部になっていたことが嬉しかったですね」
誕生日という特別な日に、地下室から続く“不思議な世界”へと冒険の旅にでる映画『バースデー・ワンダーランド』は、4月26日より公開。美しい色彩の世界と、ファンタジックだけれど“わたし”や“あなた”とも重なるキャラクターがリズミカルに織りなす物語、そしてmiletの紡ぐあたたかな歌声とのハーモニーを味わってほしい。
現在ぴあアプリでは同作についてじっくり語ったmiletのインタビューを掲載中。
2nd EP「Wonderland EP」【初回生産限定盤】
5月15日(水)リリース
1700円+税
SECL-2431 ~ SECL-2432
『バースデー・ワンダーランド』
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