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【インタビュー】朝夏まなと、七海ひろき、夢咲ねねが“10代から仲良し”の39歳を演じる

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(左から)夢咲ねねさん、朝夏まなとさん、七海ひろきさん、ぴあ公式キャラクター「ぴっけろ&くまっぴー」と一緒に! (撮影/石阪大輔)

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2022年にオンエアされ大きな反響を呼んだ韓国ドラマ『39歳』が、音楽劇として初舞台化! 仕事や恋愛、結婚、健康、親のことなど、40歳を前に揺れ動く3人の女性をリアルに描いた世界観はそのままに、繊細な人物描写に定評のあるスタッフ陣(脚本:坂口理子、演出:小山ゆうな)が舞台版として再構築。本作のために書き下ろされるオリジナル楽曲(作曲・編曲:キム・ヒョウン、作詞:長田育恵)にも注目だ。

出演は、朝夏まなと、七海ひろき、夢咲ねねという、こちらもドラマの設定と同じく10代で知り合った3人。意外にもこの組み合わせでの共演は初めてという3人に話を聞いた。

「ドラマは最初に配信された時から観ていて、一気見するくらいハマっていたので、舞台版のオファーをいただいた時は驚きました。『まさか、あの役をさせていただけるなんて!』と嬉しい気持ちでいっぱいです」と語る朝夏。
演じるのは、皮膚科医のチャ・ミジョ。3人の中ではリーダー的なポジションだけに、元宝塚歌劇団のトップスターで、現在は数々のミュージカルで主演を務める朝夏にピッタリの役どころだ。
「他にも、ラフマニノフの曲や芍薬の花が好きという細かい共通点もたくさんあって、ドラマを観ている頃から、なんだか似ているなと感じていたんです。彼女は完璧に見えて、実はいろいろなものを抱えている人。そのうえで信じる道を選んでいく姿にも共感できるので、もしかしたら私自身の経験からも“引き出し”を開けて表現できるんじゃないかなって思っています」と朝夏は話す。

七海も「周りから面白いという評判を聞いて観るようになって、人の心の深いところにどんどん入っていくような、素敵なドラマだなと思っていました」と言う。
七海が演じるのは、演技指導者のチョン・チャニョンだ。
「だから本作のオファーをいただいた時は嬉しかったんですが、一方で『え? 私ですか?』というような戸惑いもあって。まさかこういうお役をいただけるとは思っていなかったので、チャレンジングな機会になりそうだなと感じています。オフの優柔不断な自分とは真逆と言えるくらいしっかりしている人なので、その役づくりも挑戦ですね」と笑顔を浮かべる七海。

そして夢咲も、ドラマを夢中で観ていたひとりだとか。
「大好きなドラマの舞台化、それも日本で初演ということで驚いたんですが、まぁちゃん(朝夏)とカイちゃん(七海)が共演と聞いて、これはもう出なきゃ! って(笑)」と言う夢咲は、百貨店の美容部員チャン・ジュヒを演じる。
「穏やかな家庭で育てられた女性ですが、高校時代に刺激をくれる2人と出会ったことで、彼女の中でも新しい世界が開けるんですね。演出の小山さんとは以前にもご一緒させていただいて、こちらの意見や分からないことなどをセッションしながら作っていってくださる方なので、今回も心強く感じています」と話す。

ドラマでは3人が行きつけの店でビールを飲みながら、互いの恋を応援したり、時には批判し合ったりと、さまざまにおしゃべりを繰り広げるシーンが人気だ。
七海は「ことあるごとに集まって、『ごはん食べよう!』って言うんですよね。それは“何があってもちゃんと美味しいものを食べよう”みたいな意味でしょうし、大切なことだなと思うんです。自分がいっぱいいっぱいになっちゃうと、睡眠時間とか、誰かと過ごす時間とか、ご飯を食べることなどをおろそかにしちゃったりするでしょう。そこで『ほら、行くよ!』と言ってくれる友だちがいると、本当にありがたいなって思うんです」と語る。
隣で朝夏が「やっぱり食べるのは大事よね」と言うと、「そうそう!」と同意する七海と夢咲。

「重いテーマも扱っているけれど、観終わった後に、“ちゃんと生きよう”という気持ちになるのが本作の魅力。彼女たちの“後悔はしない”という生き方にすごく惹かれたし、ところどころにキュンとするシーンが入ってくるところが、韓国ドラマならではですね」と朝夏が話すと、「そうなんです! 芍薬のシーンもいいですよね!」 と興奮気味で返す夢咲。朝夏と七海も「あー!!」と声を上げるなど、原作ドラマファンらしい反応を見せる。
「こんな男性いるの!? ってなるよね(笑)。カードのシーンもいいし」(朝夏)と話が止まらない3人。最後に夢咲が「(ワンクールあるドラマを)舞台版ではギュッと詰まったものをお届けするので、きっと原作ドラマファンの方も楽しんでいただけると思います」としっかりアピールしてくれた。

宝塚歌劇団では、朝夏の一期下が七海と夢咲。宝塚音楽学校は10代後半で入学するため、物語の3人とほぼ同じ関係性で役柄を演じるのも見どころだ。
改めて、互いをどう思っているか尋ねてみると。
「ねねちゃん(夢咲)とは宝塚では別の組だったので、初めて共演したのは2年前のミュージカル。キュートな役どころだったんですが、ねねちゃん自身の人柄が役を物語るようなキュートさで、もう『好き!』ってなりました(笑)」と朝夏。
夢咲にとっても、本作の役柄同様に朝夏は憧れの存在だという。
「その共演では、まぁちゃんの台本の読み解き方にハッとさせられました。他にも、演出のキャッチ力やカンパニーを引っ張っていく力など、完璧なチャ・ミジョさんと本当に似ているんですよ」と夢咲は力説する。

翻って、七海について朝夏は「宝塚では男役同士だったわけですが、宝塚なのにカイちゃんはリアルな、ナマっぽい演技をする人だった。そこがすごく素敵だったし、今回は女性の役同士なので、どんなやりとりになるんだろう? と思っているんですよ」と微笑む。
七海も「(朝夏が入団11年目で宙組に組替えして)初めてしっかり対峙して芝居をした時、目の奥に嘘がまったく無くて、『すごい人がいる!』と衝撃を受けたのを覚えています。だからまた共演できることが嬉しいし、人としても俳優としても尊敬しています」と話す。
同期ながら、やはり入団後は組が別だったために、芝居をするのは(音楽学校を出てからは)初めてという七海と夢咲。「ねねちゃんは昔から芝居好きな人」と七海が言えば、夢咲も「カイちゃんしか出せない色というのがある」と、互いの存在を刺激として、今回の共演を心待ちにしている様子だ。

宝塚出身らしい華やかさを備えつつ、丁寧かつ的確な演技力でキャリアを重ねている3人。それぞれの恋の相手となる役どころに相葉裕樹、前田一世、高橋健介が配され、さらには小島聖、あめくみちこ、佐戸井けん太といった演技巧者が名を連ねているのも、今回の座組みの嬉しいところ。キャスト・スタッフ共に実力派で作り上げる音楽劇『39歳』。ドラマファンと舞台ファンの双方が、心から楽しめる舞台となりそうだ。

取材・文/藤野さくら 撮影/石阪大輔
スタイリスト/朝夏まなと:加藤万紀子、七海ひろき:藤長祥平
ヘアメイク/朝夏まなと:タナベ コウタ(atelier decopa)、七海ひろき:木部明美(PEACE MONKEY)、夢咲ねね:栗原里美

<公演情報>
音楽劇『39歳』

原作:SLL ユ・ヨンア
脚本:坂口理子
作曲・編曲:キム・ヒョウン
作詞:長田育恵
演出:小山ゆうな

出演:
朝夏まなと  七海ひろき 夢咲ねね
相葉裕樹 前田一世 高橋健介
篠山輝信 伊島青/小島聖
あめくみちこ 佐戸井けん太
ほか

【東京公演】
2026年9月5日(土)~13日(日)
会場:IMM THEATER

【大阪公演】
2026年9月18日(金)~24日(木)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/39yo/

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