大塚芳忠と諏訪部順一「グリーンブック」でガチの掛け合い、「一番の楽しみでした」
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左から大塚芳忠、諏訪部順一。
「グリーンブック」日本語吹替版の公開記念舞台挨拶が本日4月27日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催され、トニー・“リップ”・バレロンガ役の大塚芳忠、ドン・シャーリー役の諏訪部順一が登壇した。
本作は、アメリカ南部へコンサートツアーに出かけた黒人ピアニストのドンと用心棒兼運転手の粗野な白人トニーが、道中で少しずつ互いを理解していくさまが描かれるロードムービー。ピーター・ファレリーが監督を務め、ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリが出演した。
大塚は「今日は車で来たのですが、カーナビが進入禁止のところばかりを案内して……。会場に到着できないのではないかと、劇中のトニーと同じような気持ちになりました」と作品に絡めた挨拶で観客を笑わせる。諏訪部は字幕版が公開されているタイミングにオファーを受けたといい、「劇場公開してるのにマジで!?とびっくりしました」と明かしながらも本作への出演を喜んだ。
吹替版の収録は2人同時に行われたそうで、諏訪部は「芳忠さんとガチで掛け合ったお芝居は今回が初めて。業界の大先輩ですから、胸を借りるつもりでやって楽しかったです」と、大塚は「ひざを突き合わせてやりましたね。掛け合いでやるのが一番の楽しみでした」とそれぞれ振り返る。また、お気に入りの場面を問われ、車中でフライドチキンを食べるシーンを選んだ大塚は「クチャクチャと食べてねー。それに声を合わせるのが大変だった」と裏話を披露。一方の諏訪部は、シャーリーが農場で働く黒人たちを見つめるセリフのないシーンを挙げて「それぞれの人生を考えさせられるシーン。セリフはないけれど、収録時もしっかりと見ていました」としみじみと話した。
「グリーンブック」は全国の劇場で上映中。