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『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』監督コメント到着 本物のシリア難民も出演したメイキング映像も公開

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『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』 (C)2025 Refugee The Film.LLC

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数々の世界的な映画祭で41冠の快挙を成し遂げた映画『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』より、監督コメントとメイキング映像が公開された。

本作は、『ローン・サバイバー』やマーティン・スコセッシ監督作『沈黙 -サイレンス-』など超大作のエグゼクティブプロデューサーとしてキャリアを築いてきたブラント・アンダーセン監督が、シリア内戦と難民たちの物語を未来に残したいと製作した長編デビュー作。原点となる短編映画『Refugee』は、アカデミー賞実写短編映画賞のショートリストに選出。この短編映画をもとにシリア、トルコ、ギリシャ、アメリカの4カ国を舞台に、紛争禍を生きる5つの家族の人生が交差する物語を5章構成の群像劇として再構築した。

5つのエピソードで医師、密航業者、船長、詩人、兵士に扮するキャストには、国境を越えて活躍する実力派俳優が集結。初出演映画『キャラメル』で脚光を浴びたレバノン出身の国際的女優ヤスミン・アル・マスリー、『最強のふたり』で東京国際映画祭やセザール賞の主演男優賞に輝いたフランス人俳優オマール・シーのふたりは短編『Refugee』にも出演しており、本作で再びその役柄に挑んだ。

さらに、ギリシャ人俳優コンスタンティン・マルクーラキス、『皮膚を売った男』のシリア人俳優ヤヤ・マヘイニ、パレスチナ出身のジアド・バクリが魂の競演を見せ、本作をグローバルなヒューマンドラマへと昇華させた。

本作を必ず映画として撮り上げたいとアンダーセン監督が志すようになったきっかけに、人道支援のボランティア活動での鮮烈な実体験がある。大学時代に捜索救助チームに所属し、救助訓練を受けていた監督は2010年のハイチ地震の際に救援物資や医師の現地搬入を支援した経験があった。同時期、「アラブの春」発生時にはシリアから多くの難民が危険を冒し、海を渡って国外避難している現実を知り、「自ら現地へ行って支援の方法を模索すべきだ」と強く心を突き動かされたという。

実際にトルコへ30回以上、ギリシャへは25回以上渡航。そしてヨルダンへも赴き、エーゲ海での救助活動や難民キャンプでの支援に従事した。シリア国内の前線にも入り、アレッポ郊外の新生児病院において、信じられないほど多忙なシフトのなかで献身的に働く医師らの姿を目撃した監督は、「映画におけるあらゆる要素の真実性がどれほど重要かを改めて思い知らされた」と後に回想している。各国を飛び回るなか、ひとつひとつの支援現場で出会った難民たちから直接耳にした実話、そしてその真実をより多くの人に映画を通じて届けたい──その情熱と信念がアンダーセン監督の映画製作の出発点となった。

しかし、製作の道のりは順風満帆ではなかった。2015年頃には長編の脚本を書き上げ、大手エージェントの知人に見せたところ「お前が撮らなきゃダメだ」と激賞された。エグゼクティブプロデューサーとしてのキャリアもあったことから、予算の確保は早い段階で実現し、すぐに映画化できるのではないかと当初は見込んでいた。しかしながら、監督としての実績がないため俳優のキャスティングに難航。シリア難民という題材のハードさも相まって、ゼロからの出発となった。

そこで、周囲からの勧めもあり、まずは短編映画から着手することとなった。規模を縮小し、ロサンゼルスで撮影した短編はベルリン国際映画祭のスペシャル・ガラとしてワールドプレミアされ、2020年アカデミー賞短編実写映画賞のショートリストに選出されるなど世界的に高い評価を受けた。

約10年の歩みを経てようやく動き始めた長編製作。その撮影現場において、監督が何よりも追求したのは映画のあらゆるディティールに宿るリアリティだ。このたび、映画公開を目前に解禁となる監督コメント&メイキング映像では、撮影現場の様子から本作にかける監督の想いを一挙公開。

小道具や衣装はもちろん、ヘルメットのライトの細部に至るまで妥協を許さないこだわりぶりを監督が解説。ロケ地には、シリアの街並みを再現できる場所としてヨルダンを選んだ。また、かねてよりヨルダンの人々によるシリア難民への支援が手厚かったため、という長年支援に携わってきた監督だからこそ知りえる背景もある。

劇中もっとも緊迫感あふれる水上のシーンは、現在も難民が海を渡って国外脱出を試みるトルコのエーゲ海で撮影を敢行した。「撮影現場では、エキストラの方々も含めて本物のシリアの人々に参加してもらうことが非常に重要でした」と語る監督によれば、作品のリアリティを支えたのは、エキストラやキャストとして活躍したシリア難民の人々だ。毎朝現場では、円になってシリア難民のエキストラが自らの体験を語り合う「デイリー・デボーション」が行われた。そうした現場での精神性は自然と作品に織り込まれたという。

『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』監督コメント&メイキング映像

<作品情報>
『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』

公開中

公式サイト:
https://hark3.com/stranger/

(C)2025 Refugee The Film.LLC