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『インクレディブル・ファミリー』ブラッド・バード監督、“2作目のあり方”を語る

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リアルサウンド

 8月1日より全国公開されるディズニー/ピクサー最新作『インクレディブル・ファミリー』について、監督のブラッド・バードがコメントした。

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 アカデミー賞2部門(長編アニメーション賞、音響編集賞)に輝いた『Mr.インクレディブル』の続編となる本作は、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』のピクサー・アニメーション・スタジオが贈る、長編アニメーション20作目という記念すべき作品。超人的なパワーをもつパパのボブ、伸縮自在なゴム人間ママのヘレン、超高速移動できる長男ダッシュ、鉄壁バリアで防御できる長女ヴァイオレット、そしてスーパーパワーに目覚めたばかりの赤ちゃんジャックジャックというそれぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族の活躍を描く。

 前作の『Mr.インクレディブル』から14年もの時間が空いたことについて、バード監督は「今の時代、形がちゃんとできていなくても、とにかく次を今! みたいな傾向があるよね。素晴らしい映画の続編を作るのであれば、じっくり考えて、時間をかけて、その過程を楽しみたいものだ」とコメント。

 既に絶賛の声が上がっている本作だが、バード自身は「前作を上回ってやろうなんて思うなら、やらないほうがいいよ」とプレッシャーを感じていなかった様子。「そういう発想はまず捨てる。これが1作目よりいいかどうかはわからない。僕はそれを判断する立場にはいないんだ。1作目は永遠に1作目。そこには特別の意味がある。『Mr.インクレディブル』も1作目。その特別さを、この続編が奪うことはない」と語り、1作目の崇高さとともに、あくまで自然体のまま本作を制作したことを説明した。

 しかしその一方で、「このスタジオは多くの才能溢れる人材を得てきた。技術面でも進化している。自分たちが思い描いたのにできない、ということは、もはやないんだ」と変化した環境について語り、さらに「もっと早くやっていたら、もっとあっさりお金を稼げていたのかもしれない。だけど、今、ようやく、これを作るべきだと思ったんだ」と作品への自信も覗かせた。(リアルサウンド編集部)