金塊かじる有村架純、黒木華、南沙良を「マジカル・シークレット・ツアー」監督が回想
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映画「マジカル・シークレット・ツアー」公開記念舞台挨拶の様子。左から天野千尋、南沙良、有村架純、黒木華、塩野瑛久
映画「マジカル・シークレット・ツアー」公開記念舞台挨拶が6月20日に東京・丸の内ピカデリーで開催され、キャストの有村架純、黒木華、南沙良、塩野瑛久、監督の天野千尋が登壇した。
本作は、2017年に愛知・中部国際空港で主婦たちが金の密輸で逮捕された実際の事件に着想を得たオリジナル作品。夫の横領と解雇を知った2児の母・和歌子、600万円の借金を抱える研究者・清恵、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由が、人生をやり直すため金の密輸に手を染めるさまが描かれる。和歌子を有村、清恵を黒木、麻由を南が演じ、会社を解雇された和歌子の夫・高志に塩野が扮した。
ジャパンプレミア以降、観客からは「爽やかな映画」「目まぐるしい展開で息つく暇がなかった」「エンタメ作品なのに社会派!」「観終わったあとに心が少し軽くなった」といったコメントがSNSなどに書き込まれているそう。有村は「まさにそのような感想を抱いていただきたかったです。これから作品を観る方には、気負いせずに気楽に観ていただきたいです」と話し、黒木は「3人分の人生を見られる映画です。いろいろな感想をいただけるとがんばってよかったなと思います」と笑顔を見せる。
南も「誰でも生きることと正しいことの間で揺れることがあるけれど、それらをある意味爽やかに、滑稽に描いているのが素敵」と続け、塩野は「観てくれたみんなから『面白かった』と第一声で言ってもらえることが多く、まさにその一言に尽きると思います。社会派だけれども湿度がなくてカラッとして、不思議なエンタメ性のある作品です」と伝えた。
有村、黒木、南は初共演ながら抜群のコンビネーションを見せたそう。有村演じる和歌子らが金塊をかじるシーンを挙げた天野は「当初は夕日が差し込んで金塊をキラキラ照らすイメージでしたが、撮影当日はあいにくのくもり空。でも3人が本当に楽しそうに、撮っているこっちがワクワクできるような感じでアドリブを交えてはしゃいでくださって。金塊をかじるシーンがこんなに面白いものになるとは思っていなかった。3人の芝居に助けられました」とエピソードを披露した。
黒木・南の印象を尋ねられた有村は「お芝居をされているときの、地に足がめり込んでいるくらいしっかりとした、堂々たる姿にかっこいい!と惚れ惚れしました。お2人それぞれが持っているエネルギーが全然違って、それがお芝居にも反映されていました」と振り返る。黒木は、座長である有村について「現場で静かにいらっしゃるんですけれど、いるだけで空気感がホワッともなるし、キュッとも引き締まったりして、すごい方だと思っていました」と述懐。南は「有村さんはお芝居をしているときもお話をしているときも、目に吸い込まれそうになる。だから私の体が吸い寄せられてどんどん傾いてくる。有村さんから『近いな……』と思われることもあったのでは」と魅力を語る。
イベントでは、映画公開記念で作られた“東京とシンガポールをつなぐ純金製航空券”が登場する一幕もあった。役名が印字されている24金製のチケットに登壇者たちは大興奮。劇中でシンガポールに行っていない高志役の塩野は「あれ……高志は?」と残念そうに話したが、映画公式Xで純金航空券などが当たる感想キャンペーンが行われていることを知ると「はい! 投稿します!」と意欲たっぷりに宣言して笑いを起こした。
最後に有村は「経験や年齢を重ねていく中で、変化したいときに大きく環境を変えないと、一歩が踏み出せないこともあると思います。自分も30歳を過ぎて『ここから変化をどういうふうにつけていけばいいのだろうか』と思うことがあります。ただ本作を通して、年齢関係なく、自分が一歩踏み出したいという気持ちがあればいつでも人生はやり直すことができると感じました。(劇中人物が行ったことは)違法な方法ではありますが、人生をやり直すべく彼女たちが奮闘する痛快なエンタテインメント作品です。皆さんの背中を押せるような映画になったらうれしいです」とアピールした。
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