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戸田恵子「波乱万丈で色濃い人生」 三谷幸喜の書き下ろし舞台『虹のかけら〜もうひとりのジュディ』4度目の再演開幕

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『虹のかけら~もうひとりのジュディ』取材会より 左から)三谷幸喜、戸田恵子 (撮影:阿久津知宏)

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三谷幸喜(構成・演出)と戸田恵子(出演)による舞台『虹のかけら〜もうひとりのジュディ』が2026年6月19日(金)から、銀座 博品館劇場ほかで上演中だ。

映画『オズの魔法使』のドロシー役でその才能を世界中に知らしめ、『若草のころ』、フレッド・アステアと共演した『イースターパレード』など、ハリウッドのミュージカル大作で輝き続けた女優、ジュディ・ガーランド。本作は、ほとんど知る人のない彼女の専属代役兼付き人であったジュディ・シルバーマンの目を通して、同じ“ジュディ”への愛憎と、彼女の目を通す形でジュディ・ガーランドの数奇な人生を描く。

2018年5月、“Keiko Toda 60years Anniversary”として上演され、4日間の公演は即日完売。観られなかったファンからの声に押され、翌19年には全国23箇所を巡るツアーを上演して大好評を博した。さらに2024年5月から再びの全国ツアーとともに、6月には音楽の殿堂、ニューヨーク・カーネギー・ワイル・リサイタルホールで公演を開催し、ニューヨークの観客からも喝采を浴びた。今回は4度目の上演となる。

開幕を前にした6月18日(木)、取材会と公開ゲネプロ(総通し舞台稽古)があった。

本作が誕生した背景について、三谷は「戸田さんが60歳になられたときに、何かやりたい、しかもこれからずっとやり続けられるようなものがないかと言われまして、考えました」と明かし、中でもジュディ・ガーランドを題材に選んだのは「小柄な方だったので、(戸田さんと)イメージが重なるところがありました」という。

初演時に脚本を受け取ったのは、なんと初日の6日前というが、戸田は「さすがだなと思いました。ご覧いただくと分かるんですが、ジュディ・ガーランドのことを書いたわけではなく、ジュディ・ガーランドを私が演じるわけでもなく、だけれどもジュディ・ガーランド像が浮かび上がってくるような仕掛けになっている」と絶賛。「(ジュディは)47歳で亡くなっていて、非常に短い人生だったんですけども、波乱万丈で色濃い人生。改めてジュディ・ガーランドの人生を知って、すごい人だなと思いました」とも語った。

もともと戸田の大ファンだという三谷は「戸田恵子さんの大ファンで、それでこの世界に入ったようなものですから。しかも、初めて僕が戸田さんのお芝居を拝見したのが博品館劇場だった。だから僕にとってもすごく思い入れの強い劇場ですので、今回は感無量です」と話す。それに対して、戸田は「どの役者さんも仰ることですが、三谷さんの演出を受けると、自分の新しい引き出しが必ずどこか開く。長いお付き合いの中でいつも期待してしまうんです、まだ私にもこんな引き出しがあったのかって」と信頼を寄せていた。

観客へのメッセージを求められると、戸田は「4度目の上演となりますが、より円熟味を増したと言っていただきたいですし、若返ったねとも言っていただきたいですし、いろいろな思いがあります。お芝居でもない、コンサートでもない、新しい形のショーと言いますか、ジュディ・ガーランドを知らなくても楽しんでいただける作品なので、どうぞたくさんの皆さんに来ていただきたいと思います」。

また、三谷は「ジュディ・ガーランドの曲って、本当にいいんです。素敵な曲ばかり。彼女はすごくラッキーな人だったと思います。自分の専属の作詞家や作曲家がいるわけでもないけど、こんなに素敵な曲をたくさん持っていらっしゃるし、その歌を戸田さんが皆さんに再現するのだから。お客さまはジュディ・ガーランドという素晴らしい歌手の方がいて、素晴らしい曲がたくさんあったということをもう一度再確認してほしいと思います」と語った。

上演時間は約90分(休憩なし)。ピアノ(荻野清子)、ドラム(BUN Imai)、ベース(鈴木陽子)が生演奏で舞台上に控えるが、基本的には戸田恵子がたった一人で舞台に立つ。歌もあり、語りもあり、少しのダンスもあり。戸田は現在68歳というが、その七色の声と溢れ出るエネルギーと情感たっぷりの芝居は健在。彼女の魅力がたくさん詰まっているし、最後の最後まで目が離せない作品だった。

取材・文:五月女菜穂 撮影:阿久津知宏

<公演情報>
『虹のかけら〜もうひとりのジュディ』

構成・演出:三谷幸喜
音楽監督:荻野清子
振付・ステージング:本間憲一
出演:戸田恵子
演奏:荻野清子(ピアノ) / BUN Imai(ドラム) / 鈴木陽子(ベース)

【東京公演】 2026年6月19日(金)〜7月5日(日)
会場:博品館劇場

【秋田公演】
2026年7月8日(水)
会場:あきた芸術劇場 ミルハス 大ホール

【青森公演】
2026年7月10日(金)
会場:弘前市民会館

【宮城公演】
2026年7月12日(日)
会場:多賀城市民会館 大ホール

【神奈川公演】
2026年7月14日(火) 会場:湘南台文化センター 市民シアター

【愛知公演】
2026年7月16日(木)・17日(金)
会場:刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール

【大阪公演】
2026年7月18日(土)
会場:南海浪切ホール 大ホール

【鳥取公演】
2026年7月20日(月・祝)
会場:とりぎん文化会館 梨花ホール

【岡山公演】
2026年7月22日(水)
会場:岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場

【兵庫公演】
2026年7月24日(金)〜26日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【福岡公演】
2026年7月30日(木)
会場:J:COM北九州芸術劇場・大ホール

【熊本公演】
2026年8月1日(土)
会場:熊本県立劇場 演劇ホール

【長崎公演】
2026年8月2日(日)
会場:ベネックス長崎ブリックホール 大ホール

【沖縄公演】
2026年8月9日(日)
会場:那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/nijinokakera-2026/

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